前回はUSB扇風機の紹介をしましたが、今回は話題を変えてスピーカーフォンを紹介します。
今回紹介するのはスピーカーフォンになります。
eMeet OfficeCore M2は2020/04/26時点で26,999円で発売しています。
スピーカーフォンとは
スピーカーフォンとはスピーカーとマイクが一体となったオーディオデバイスです。
最近では遠隔地の会社・事務所と電話会議をする機会も多いと思います。
そのようなときに、通常の電話だと1名しか会話できません。そんなときは、会議室の中央にスピーカーフォンを置くことによって、複数人が同時に電話会議に参加することができます。
出張費削減などの目的で、電話会議の機会も増えていると思うので、いまや多くの企業で必須になりつつあるデバイスです。
もちろん、オフィス用途だけでなく、離れた家族や友人同士でTV電話などの時にも利用することができます。
ちなみに、10年ほど前まではスピーカーフォンは電話回線につなげるのが普通でした。
しかし最近はSkype等のインターネット上の音声通話サービスを使って電話会議をすることが多いので、スピーカフォンにとってはパソコン・スマートフォンとの親和性の方が重要となっています。
eMeetについて
eMeetは中国深圳のメーカーです。下記がeMeetの公式サイトのようです。
創立は2016年ということなので新興メーカーになります。
深圳といえばハードウェアのシリコンバレーと問われるほど数々のハードウェアスタートアップ企業が生まれているとききます。
eMeetもその一つと言えそうです。
eMeetのWebサイトによると、企業のコンセプトは、AIとディープラーニングを使って、音声デバイス・サービスを開発しようというものです。
スタートアップ企業ですと、突然の操業停止や買収などのリスクもありますが、スピーカーフォン製品でしたら開発元に万が一があってもそのまま使い続けることができるのであまり神経質になる必要はないと思います。
eMeet OfficeCore M2を入手!
今回はeMeetのマーケティングより、レビュー用として新製品のOfficeCore M2を提供していただきました。
日本のAmazonではeMeetの製品として初代のOffice Core M1は取り扱っています。
しかし、新製品のOffice Core M2は2018/06/04に発表されたばかりで、まだ日本のAmazonには登場していません。
ちなみに、OfficeCore M2とOfficeCore M1の比較は次のようになります。
eMeet OfficeCore M2 | eMeet OfficeCore M1 | ||
---|---|---|---|
価格 | 209ドル | 179.99ドル (Amazonで19,800円) |
|
基本仕様 | サイズ | 125×125×35mm | 110×110×29mm |
重さ | 290g | 300g | |
スピーカー出力 | 3W×1/ 84dB (Powerful sound) | 3W×1/ 76dB | |
タッチボタン | あり | なし | |
Bluetooth仕様 | 到達距離 | 20メートル | 10メートル |
バージョン | V4.2,BLE | V4.1 | |
通信仕様 | 接続方法 | Bluetooth, USBケーブル, AUXケーブル | Bluetooth, USBケーブル |
出力 | 3.5mmオーディオ出力 | なし | |
音声入力方向 | 360° 全方向 | 360° | |
音声入力距離 | 半径8~10メートル | 半径8メートル | |
マイクアレイ | AIアルゴリズム 4マイクアレイ | 6 マイクアレイ (AIアルゴリズム無し) | |
アルゴリズム | VoiceIA™ アルゴリズム, AIアルゴリズム, AIアダプティブノイズ除去 |
なし | |
音声指向性 | AIポジショニング | なし | |
対応ソフトウェア | Skype、Microsoft Lync、 Cisco、Avaya、FaceTime, WeChat 、 Ding Talk, など | Skype, Wechat、Dingding, FaceTime, など. |
先代のOfficeCore M1と比べると、マイクの数は減っていますが、その他の機能は軒並みに強化されています。
また、OfficeCore M2では、AIアルゴリズムをいろいろなところに適用しているのも興味がわくところです。
サンプルとして送ってもらったOfficeCore M2はAmazon経由で届きました。このことからAmazonでのOfficeCore M2の取り扱いも始まると思います。
届いたサンプル品はちゃんとラッピングされておりました。
eMeet OfficeCore M2のパッケージ
OfficeCore m2のパッケージは黒ベースのシンプルなものです。
表面は製品のイラストが書かれているだけです。
背面には商品の簡単な説明が書かれています。
基本的には英語と中国語で書かれていますが、「JP」のところには日本語の説明もあります。
また、ラベルの部分には「EMM200GRYJP」という型番が振られていることから日本発売が間近なことがわかります。
側面にOfficeCore M2の特徴が4つか書かれています。
反対側の側面にはWebサイトへの2次元バーコードが記載されています。
ちなみにこのパッケージはフタのように開くのではなく、引き出して開けます。
こういう演出は意外とうれしいものです。
パッケージの中身
いよいよパッケージの中身をチェックしていきます。
引き出しを全部引き抜いたのが下の写真です。
一番上はドキュメントが入っているケースなので、それを取り出すと本体が出てきます。
ドキュメント・付属品を取り出したのが下の写真です。右側は上からeMeet OfficeCore M2本体・オーディオケーブル・マイクロUSBケーブルになります。
本体を拡大してみます。中央の部分には保護シールが貼ってあったのですが、下の写真では既に剥がしてあります。
本体のサイズは直径12cmぐらいなのでCD・DVDとほぼ同じサイズと考えればよいと思います。
中央の黒の部分には電源などのセンサー類が円周状に並んでおり、その周囲のグレーの穴が空いているエリアはスピーカーです。
底面には型番情報や各種認証情報が記載されています。
注目するのはまず中央上部の「Input: 5V=1A」という表記です。
これはeMeet OfficeCore M2を動作させるために必要な電源のスペックです。1AでOKなので100円ショップで売っている急速充電非対応のUSBチャージャーでも問題ないと思います。
もう一つの注目点は右下の技適マークです。このマークは、この製品の発生する電波(Bluetooth)が、日本の技術適合基準に合致していることを示しています。
技適マークは、お金を払って認証試験をクリアしないと記載できません。
eMeetがこの製品を日本市場に投入する意思があることがよくわかります。
側面に移ります。
側面にはゴムキャップでフタがされている部分があります。
このゴムキャップをパカッと外したのが下の写真です。ゴムキャップの下には左から、盗難防止ワイヤー固定穴・オーディオ入力・オーディオ出力・マイクロUSBコネクタがあります。
なお、側面には下の写真のような穴が4箇所空いています。これはマイクが埋め込んである場所でs。
重量も確認しておきます。重量はほぼスペック通りの286グラムでした。
持ってみると見た目の印象より重く感じるかもしれませんが、ケーブルを挿して使う場合などの安定度を考えれば妥当ではないかと思います。
もちろん持ち歩きには問題ないサイズ・重さなので、普段はロッカーなどにしまっておいて、電話会議の時だけ会議室に持って行くというような使い方にちょうど良い感じです。
マニュアルなど
最後にマニュアル類を紹介しておきます
マニュアルは複数の言語で書かれていて日本語のページもちゃんとあります。
翻訳ソフトによる日本語ののようですが、英語のままよりはわかりやすいと思います。
ただ、eMeet OfficeCore M2はいくつかのバリエーションがあり、マニュアルは全てのバリエーションを考慮して書かれているので少しわかりにくいかもしれません。
自分の入手した製品の型番を意識しながら読むと良いでしょう。
まとめ
今回はeMeetのスピーカーフォンOfficeCore M2を入手したことを紹介しました。
この製品はまだ日本では2018/06/19現在では未発売ですが、日本語マニュアルや技適認証など日本発売に向けた準備が着々とされていることがわかります。
まもなく日本のAmazonで取り扱いが始まるのではないかと思います。
次回はこのスピーカーフォンを実際に使ってみます。
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