前回はDJI OSMO POCKET用のキャリーケースを購入したことを紹介しました。
今回はこのビデオカメラをしばらく使った感想を紹介したいと思います。
今回使用しているDJI Osmo Pocketは通販サイトのBanggoodで購入しました。
BanggoodではDJI Osmo Pocketをたびたびセールをしています。セール中ではAmazonや楽天で購入するよりもかなり安くOsmo Pocketを購入することができますので、セール情報を確認してみてください。
比較対象
私はこれまで中華アクションカムを5台ほど使ってきました。しかし、いずれもジンバルがないのでOSMO POCKETの比較とはなりません。
むしろ比較となるのはアクションカム用とジンバルの組み合わせかもしれません。そこでアクションカムとジンバルを組み合わせて使った時を思い出しながらOSMO POCKETの感想を紹介したいと思います。
アクションカムとジンバルは下記になります。
本体のサイズ・質感
OSMO POCKETのサイズはとても小型で片手にすっぽり収まるほどです。ですが、GO ProやGo Proクローンと比べるとどうしても大きく(縦長に)なってしまいます。
しかしジンバルと組み合わせるとこれは逆転します。
アクションカム用のジンバルはかなり巨大(その分、ホールド性は高いですが)で、旅行などの際に持ち運ぶのを躊躇してしまいます。
その点、OSMO POCKETはカバンに放り込んでおけるサイズです。
下の写真はケースに入れたときの比較です。上側がOSMO POCKETを格納したケース、下側がジンバルとアクションカムのケースとなります。
このサイズ差はOSMO POCKETにかなりのアドバンテージがあります。
最新のGO Proでは強力な電子式手ぶれ補正が実装されています。
この手ぶれ補正によりジンバル不要でかなり安定した映像を撮影することができます。しかし、ジンバルを用いたような広範囲での手ぶれ補正は不可能です。
なお質感についてもOSMO POCKETは上々です。軽い方が携帯性は良くなりますが、一方で、安っぽさが出てしまいます。
その点、OSMO POCKETはほどよい重さで、機能が詰まっている感を感じさせます。
本体の操作性
正直なところOSMO POCKETの操作性は難しいところがあります。
原因はやはりディスプレイの小ささです。設定変更などの操作体系はそれなりに整理されており、問題なく操作できます。しかし、撮影中の画像の確認はやはり困難です。
実際に撮影した画像を後から確認したところピンボケしていたということもあります。
また、自由にジンバルを操作してカメラの方向を変えるということができません。
アクションカム用のジンバルiSteady Proではジョイパッドのようなものがついており、自由にカメラの方向を変えることができます。
この操作性の問題に関してはスマートフォンを接続することで大幅に改善することができます。
スマートフォンと接続するためのアダプタは逆向きにすると本体に固定したままとすることができます。
勝負時の撮影ではスマートフォンを接続できるように常にスマートフォンアダプタを持っておくことをお勧めします。
画質
画質についてはアクションカムではなくスマートフォンのPixel 4と比較しました。
Pixel 4は現在発売されているスマートフォンの中でもカメラ性能に定評がある製品です。
画質は主観的な部分もありますが、私が見る限り画質はPixel 4の方が上と思います。しかしOSMO POCKETの写りも決して悪くはありません。
少なくても私の手持ちの中華アクションカムよりは確実に画質は良いです。スタンダードなスマートフォンと同程度か、やや上という感じでしょうか。
ただ、実際に使って見ると、室内などで明るさが足りない環境では、やや画質に難があるように感じました。OSMO POCKETを使って撮影する場合は明るさに気をつけてみてください。
付属品
OSMO POCKETの付属品はかなりシンプルです。
本体・ケース・スマートフォンアダプタ・USBケーブル・リストストラップだけです。
このままでは例えば三脚に固定したり、ベルトに固定することはできません。アダプタ類はすべて別売りになっています。
必須なものだけを付属させ、追加に必要なものは必要になった人が買えば良いというシステムです。
中華アクションカムの場合は本体に大量のアクセサリがついているだけにちょっと残念です。
純正品ですとオプション類は高くなりますが、Banggoodなどの海外通販を使えばサードパーティー製が安く買えます。
必要な方は探してみると良いでしょう。
総評
DJI OSMO POCKETはジンバルを内蔵した小型カメラというある意味特殊な製品です。
手軽に4Kの動画も撮影できるという特徴もありますが、最近ではスマートフォンでも4Kの動画は撮影できるようになっているため4K撮影はそれほど大きなアピールポイントにならないかもしれません。
このことから考えるとOSMO POCKETは必ず買うべき、という製品ではありません。
しかしジンバルにより安定した映像を撮れるという唯一無二の機能は、旅行の映像を残したい方、子供など動く被写体を撮影したいという方などには刺さると思います。また、ビデオブロガーにも最適と言えるでしょう。
ジンバル内蔵小型カメラはOSMO POCKETが唯一でしたが、最近はクローン的な製品が登場しています。
このようなユーザには是非試してもらいたい製品です。
まとめ
今回はOSMO POCKETをしばらく使った感想を多のカメラと比較をしつつ紹介しました。
OSMO POCKETはコンパクトなサイズでジンバルを内蔵しているという特色のあるカメラです。万人向けではありませんが、旅行の映像を残したい場合など、移動しながら撮影する機会が多い方にお勧めのカメラです。
次回はXiaomiのスマート空気清浄機を購入したことを紹介します。
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