前回はWindows 10の話題でしたが、今回からは再びガジェットのレビューです。
今度はDJIによるコンパクトビデオカメラOSMO POCKETの紹介です。
今回使用しているDJI Osmo Pocketは通販サイトのBanggoodで購入しました。
BanggoodではDJI Osmo Pocketをたびたびセールをしています。セール中ではAmazonや楽天で購入するよりもかなり安くOsmo Pocketを購入することができますので、セール情報を確認してみてください。

DJIについて
DJIはドローンのトップメーカーです。下記が公式サイトになります。

ドローンメーカーがカメラを製品化するというのは少し不思議に感じるかもしれませんが、ドローンに必要な技術を考えるとある当然なような気がしてきます。
ドローンの主要目的といえば空撮です。空撮で綺麗な撮影をするためにはドローンに優秀なカメラを搭載する必要が出てきます。
そして揺れるドローンで安定した映像を撮影するには優秀なスタビライザー(ジンバル)が必要です。
これらの技術を応用してDJIはカメラ関連の製品を開発していることになります。このDJIのカメラ完成品には「OSMO」というシリーズ名がつけられています。
DJI OSMO POCKET
Osmo Pocketはスタビライザー(ジンバル)を内蔵した小型のビデオカメラです。
公式ページは下記になります。
かなり充実したサイトなのでこの公式サイトを見るとOSMO POCKETの特徴はわかると思います。

OSMO POCKETのスペックは次の通りです(公式サイトからの転記です)。
| 基本情報 | サイズ | 121.9×36.9×28.6 mm |
|---|---|---|
| 重量 | 116 g | |
| ジンバル | 操作可能範囲 | パン: -230°~ +50° |
| チルト: -95°~ 50°ロール: ± 45° | ||
| 最大操作速度 | 120°/s | |
| 角度ぶれ範囲 | ±0.02° | |
| バッテリー | 種類 | LiPo |
| 容量 | 875 mAh | |
| 電力 | 6.738 Wh | |
| 電圧 | 7.7 V | |
| 動作環境温度 | 0~40℃ | |
| 駆動時間 | 140 分 (1080p/30 fps動画撮影時) | |
| 充電時間 | 73 分 (10W充電器使用時) | |
| カメラ | センサー | 1/2.3インチ CMOS |
| 有効画素数:12M | ||
| レンズ | FOV:80° F2.0 | |
| 版換算:26mm | ||
| ISO感度 | 写真:100 ~ 3200 | |
| 動画:100 ~ 3200 | ||
| 電子シャッター速度 | 8秒~1/8000秒 | |
| 最大静止画サイズ | 4000×3000 ピクセル | |
| 静止画モード | シングルショット、パノラマ、タイムラプス、モーションラプス、ハイパーラプス | |
| 動画解像度 | 4K Ultra HD:3840×2160 24/25/30/48/50/60p | |
| FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p | ||
| 動画撮影モード | オート、スローモーション | |
| 動画 最大ビットレート | 100 Mbps | |
| 対応ファイルフォーマット | FAT32 (≤32 GB) | |
| exFAT (≥64 GB) | ||
| 写真フォーマット | JPEG/JPEG+DNG | |
| 動画フォーマット | MP4 / MOV (MPEG-4 AVC / H.264) | |
| 対応SDカード | MicroSD最大 | |
| 容量:256 GB | ||
| オーディオ出力 | 48 kHzAAC |
スペックで目を引くのは重量が116gと軽量であることと、4K/60fpsでのビデオ撮影ができることです。
さらにジンバルによる安定した映像がとれるということから、このOSMO POCKETは様々な場面で活用されています。CMやTVなどでこのOsmo Pocketが使われているところを見たことがある方もいるかもしれません。
OSMO POCKETを購入!
OSMO POCKETが発売されたのは確か2018年だったと思うのですが、まだまだ魅力的な製品です。
海外通販のBanggoodでセールになっていたのでつい買ってみました。
私が購入したときには295.99ドルに送料3.53ドル (合計で約32,300円)でしたが、Banggoodではこれより安い値段で発売されることもしばしばです。
さらに合わせてワイドコンバージョンレンズと13.99ドル(約1500円)で、ケースを8.99ドル(約1000円)で購入しておきました。
私が購入したワイドコンバージョンレンズは売り切れていました。Banggoodでは同様の製品として下記のようなものがあります。
同時にこの3製品を注文したのですが、在庫の関係か「OSMO POCKETとコンバージョンレンズ」と「ケース」に分かれて送られてきました。
「OSMO POCKETとコンバージョンレンズ」の配送状況は次の通りです。
| イベント | 日付 |
|---|---|
| 注文 | 2019/11/10 |
| 発送連絡 | 2019/11/11 |
| 日本到着 | 2019/11/14 |
| 入手 | 2019/11/15 |
Banggoodの設定している「Japan Direct Mail」を利用したので注文後5日で到着しました。海外通販とは思えないスピードでした。
一方、在庫がなかったと思われるケースの方は次のような日程でした。
| イベント | 日付 |
|---|---|
| 注文 | 2019/11/10 |
| 発送連絡 | 2019/11/17 |
| 日本到着 | 2019/11/20 |
| 入手 | 2019/11/21 |
こちらも「Japan Direct Mail」です。発送まで1週間かかったものの、発送後はあっという間に到着しました。
「Japan Direct Mail」は配送は早いですが、在庫がなくすぐに出荷されない場合は時間がかかってしまいます。
到着したOSMO POCKET
OSMO POCKETはコンバージョンレンズと一緒に発送されてきました。
梱包材(といってもビニール生地の封筒です)を取り除くとOSMO POCKETとコンバージョンレンズのパッケージがテープでまとめられていました。

パッケージの角が潰れているのは中華通販ではおなじみです。
日本だとパッケージも製品の一部という意識があり綺麗なパッケージの状態が当たり前ですが、中国人ではパッケージは梱包材であり中身の製品が無事であれば問題ないという意識のようです。
テープを外してOSMO POCKETのパッケージをスキャンしてみました。
OSMO POCKETのパッケージはビニールでラッピングされていましたが、スキャンするときにはラッピングは外してあります。
私が入手したOSMO POCKETのパッケージには日本語は記載されていません。ネットで調べてみるとこのパッケージは国内流通版のパッケージとは異なるようです。
ただモデル番号の「OT110」というのは国内版と共通なので、本体機能としては問題ないと思います。
パッケージの中身の確認
早速パッケージの中身を確認していきます。まず中身をすべて取り出してみました。
上段の左から
- OSMO POCKET本体 + 保護カバー
- クイックスタートガイド
- 免責事項と安全に関するガイドライン
- 保証ガイド
下段の左から
- USBケーブル (電源ケーブル)
- リストストラップ
- スマートフォンアダプタ (USB Type-C)
- スマートフォンアダプタ (Lightning)
となります。
それぞれを紹介していきます。
OSMO POCKET本体 + 保護カバー
OSMO POCKET本体はDJIのロゴが入ったプラスチックのカバーに収納されています。

中央のベルト部分はシリコンラバーです。
ケースの片方向はこんな感じで開いています。シリコンラバーのベルトを外してここからOSMO POCKET本体を取り出すことになります。
このケースの底面部分はOSMO POCKETの充電コネクタ(USB Type-Cコネクタ)に合わせて穴が開いています。
このためケースに入れた状態でOSMO POCKETの充電を行うことができます。
ケースの上面部分にはリストストラップを取り付けるためと思われる穴が開いています。
付属のリストストラップはOSMO POCKET本体につけるのではなく、このケースにつけるようです。
ケースからOSMO POCKETを取り出してみました。配送時の衝撃などから守るために、液晶とレンズ部分には保護シールを、ジンバル部分にはクッションがついていました。
保護テープとクッションを外したのが下の写真です。カメラはこちらを向けてみました。
中央のDJIのロゴが入った黒い部分はタッチスクリーンです。
その下の長方形のエリアはスマートフォンなどを接続するための拡張ポートになっています(後述します)。
ボタンは二つ用意されていて、左側が「シャッター/録画ボタン」、右側が「電源/ファンクションボタン」になります。
背面はシンプルにDJIのロゴがあるだけです。

このロゴがある部分はグリップを兼ねますので梨地となっています。
側面にはmicroSDカードスロットがあります。
反対側の側面には何もありません。
底面には充電用のUSB Type-Cコネクタが用意されています。
ちなみにコネクタの左側にある小さな穴はマイクです。
重量を確認したところ115グラムでスペック通りでした。

115グラムというと最近のスマートフォンの半分以下でかなり軽量です。
しかし、実際に持ってみると意外とズッシリきます。ソリッド感があるというのか、小さなボディに機能満載感があります。
ボディに歪みや隙間も無くDJIの生産技術の高さを感じさせます。
スマートフォンアダプタ
スマートフォンアダプタはOSMO POCKETとスマートフォンを接続するためのもので、OSMO POCKETのタッチパネルディスプレイ下のコネクタを利用します。
OSMO POCKETにはAndroidと接続するためのUSB Type-C用と、iPhoneと接続するためのLightning用が付属します。
USB Type-C用
スマートフォンアダプ他は長さ2.5cmほどの小さなパーツです。

側面にUSB Type-Cコネクタがついており、背面にはOSMO POCKETと通信するための端子が用意されています。

このアダプタはOSMO POCKETのタッチパネルディスプレイ下のスペースにスライドしながら装着します(元々ついていたフタはスライドすると外れます)。

奥までしっかりと差し込めばスマートフォンアダプタの装着は完了です。

あとはスマートフォンを接続するだけです。下の写真はGoogle伸すマートフォンであるPixel 2を装着した様子です。スマートフォンにケースをつけたままでも取り付けることができました。

USB Type-Cはどちらの向きにも接続できるので、自撮りをするときにはスマートフォンを逆向きに取り付けることもできます。
ただ注意したいのはスマートフォンとOSMO POCKETをつなぐのはこのアダプタだけということです。
スマートフォンをOSMO POCKETを接続して使う場合には、両手でスマートフォンとOSMO POCKETの両方を持つ必要があります。
片方だけ持つとスマートフォンアダプ他のところに重量が集中してしまい故障の原因となりますので注意してください。
なおこのアダプタは逆向きにOSMO POCKETに装着するとぴったりとはまります。

持ち運ぶときにはこのようにすると良さそうです。
Lightning用
Lightning用のアダプタもType-Cのアダプタとほとんど一緒です。サイズも同じように2.5cmぐらいです。


取り付けも同じ場所に横からスライドさせて装着します。

iPhone SEを取り付けた様子が下の写真です。

iPhone SEぐらいコンパクトなスマートフォンと組み合わせるとバランスが良い気がします。
USBケーブル (電源ケーブル)
電源ケーブルは通常のUSB Type-Cケーブルです。長さは50cmでした。

特別なものではないようですので、100円ショップなどでもかわりのケーブルは調達できそうです。
リストストラップ
リストストラップは黒一色のシンプルなものです。根元にDJIのロゴがついています。

中央部分にループ部分の大きさを調整するパーツもついています。
OSMO POCKET付属のケースを使う場合はこのリストストラップをつけて持ち歩くと良いでしょう。
ドキュメント類
OSMO POCKETには三つのドキュメントがついてきます。
- クイックスタートガイド
- 免責事項と安全に関するガイドライン
- 保証ガイド
このうち「クイックスタートガイド」と「免責事項と安全に関するガイドライン」については日本語の記述はありません。
実はDJIのサイトに日本語版のPDFファイルが公開されているのでダウンロードしておきましょう。

ダウンロードリンクは「文書&マニュアル」のセクションです。

このように日本語のドキュメントは入手可能なので、海外パッケージのOSMO POCKETを購入してもこまることはないと思います。
まとめ
今回はドローンメーカーのDJIによるジンバル内蔵のコンパクトビデオカメラOSMO POCKETを購入したことを紹介しました。
海外通販のBanggoodで購入することにより日本で買うよりかなり安く入手することができました。パッケージは海外向けですが、日本語のマニュアルはDJIのサイトから入手可能なので全く問題ありません。
次回はこのOSMO POCKETをセットアップしてみたいと思います。




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