前回はXiaomiのセンサー付きナイトライトを紹介しました。
今回も上海のMi Store (小米之家)で購入したXiaomiのUSBチャージャーについて紹介します。
Mi Store (小米之家)については下記を参照してください。
XiaomiのUSBチャージャー
スマホメーカーであるXiaomiは周辺機器としてUSBチャージャーも発売しています。
GearBestでのラインナップから行くと、1ポート・2ポート・4ポートの製品を出しているようです。
スペックを見る限りいずれも高速充電のQuick Chargeに対応しているようです。
上海のMi Storeでは3製品とも売っていたと思います。
私は旅行などで持ち歩く用に2ポートのUSBチャージャーを買うことにしました。
Mi Storeでの価格は49元(約830円)でした。
XiaomiのQC3.0対応の2ポートUSBチャージャー
それでは購入したQC3.0対応の2ポートUSBチャージャーについて紹介していきます。
パッケージ
下の写真が購入したUSBチャージャのパッケージです。
Xiaomiの他の製品と同じように、パッケージにはシンプルに製品の写真が印刷されています。
パッケージの背面は特に何も印刷されておらずバーコードがあるだけです。
製品の型番や仕様は側面に印刷されています。
型番は「CDQ03ZM」になるようです。
仕様は次の通りです。
- 入力: 100-240V / 50・60Hz 0.5A
- 2ポートの合計出力: 5.0V=3.6A 最大18W
- 1ポートの出力: 5.0V=3.0A, 9.0V=2.0A, 12.0V=1.5A
電圧が5・9・12VとなっているのでQuick Charge (これだけではQC2.0対応なのかQC3.0対応なのかは判定できませんが)に対応していることがわかります。
なお反対側には製造場所などの情報が書かれています。
なおパッケージにはUSBチャージャーが入っているだけで、説明書等はありません。下記がパッケージの中身を取り出した時の写真です。
USBチャージャーの様子
USBチャージャー自体のデザインは大変シンプルです。LEDもロゴもありません。
充電のタメのプラグは折りたたみ式です。中国のプラグは日本と共通のAタイプとなります。
プラグ側の面には仕様などが書かれていますが、これはパッケージの記載と一緒です。
この写真ではちょっとわかりにくいですが、プラグの部分は折りたたむときに先端が1mmほど飛び出します。このためこの部分を指に引っかけてプラグ部分を引っ張り出すことができます。
ちょっとした工夫ですが、これでかなり使いやすくなっています。
USBポート側はシールが貼ってありました。当然ながら使うときにはこのシールは剥がします。
以前購入したChuwiのQC3.0対応1ポートUSBチャージャーと比較したのが下記の写真です。
ChuwiのUSBチャージャーについては下記を参照してください。
Xiaomiは2ポートで、Chuwiは1ポートであるにもかかわらずほぼ同じ大きさです。XiaomiのUSbチャージャーのコンパクトさがわかると思います。
重さの実測は63gでした。重量も軽量だと思います。
実際に使ってみる
実際に使ってみて給電能力をチェックしてみます。
給電能力のチェックには下記のQC3.0対応のUSBチェッカーを使用しました。
QC3.0対応スマートホンへの充電
まずQC3.0対応のスマートフォンであるXiaomiのMi5sを充電してみました。Xiaomi同士なので相性は良いはずです。
このときのUSBチェッカーの表示は次の通りです。
電圧 6.33V、電流2.91Aとなり、電力は18.482Wです。
電圧が6.33Vと中途半端な電圧になっているのがQC3.0の特徴です。
そしてQC3.0の供給電力の上限は18Wですので、上限の電力が提供できていることがわかります。これは期待通りです。
Google Pixel 2への充電
QC3.0には非対応となっているGoogle Pixel 2を充電してみると次のようになりました。
こちらはわずか6.918Wと完全に期待外れの結果となりました。これはGoogle Pixel 2は急速充電の方式としてQCではなく、USB Power Deliveryを採用しているためです。
当然ではありますがUSB Power Deliveryに対応していない本製品では、USB Power Delivery対応機器への急速充電はできません。
2ポートの同時利用
良好な結果の出たスマートフォンXiaomi Mi5sと、手元にあったAndroid Tablet (Xiaomi Mi Pad 3)を同時に充電してみました。
USBチェッカーは一つしかないので、スマートフォン側につけてあります。
測定結果は次の通りです。
スマートフォンに対する供給電力は、1ポート利用時の18.482Wからおよそ半分の9.407Wまで下がりました。これはもう一つのポートからタブレットに給電しているからです。
製品の使用としては2ポート合計して18Wが上限なので、2ポート利用時は1ポートあたりの供給電力は下がることになります。
急速充電したいときには、1ポートだけ利用するようにした方が良いでしょう。
まとめ
今回は上海のMi Store (小米之家)で購入したXiaomiの2ポートUSBチャージャーを紹介しました。
このUSBチャージャーはコンパクトながらQC3.0に対応しており、対応しているスマホに急速充電することができます。軽量で持ち歩きもしやすいので旅行などにお勧めです。
価格も安いのでお勧めでできる製品です。
次回はMi Storeで購入したUSBケーブルを紹介します。
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