前回までは海外のSIMカードについて紹介してきました。
今回からは久々にスマホの紹介です。紹介するスマホはUlefoneのPower 6になります。
今回使用しているUlefone Power 6は通販サイトのBanggoodから提供していただきました。
BanggoodではUlefone Power 6は2019/07/28時点で159.99ドルで販売していますので、購入にトライしようと思う方は下記サイトを参照してみてください。
このスマホはクーポン・フラッシュセール対象となることも多いので、購入前にはクーポン・セール情報を忘れずにチェックしましょう!
Ulefoneについて
Ulefoneは中国のスマホメーカーです。
中国には多くのスマホメーカーがあります。Xiaomi・Huawei・OPPO・OnePlusなどをトップグループとすると、Ulefoneは二番手グループというところだと思います。
いかにも中華スマホらしいコストパフォーマンスと、バッテリーを強化したスマホや防水防塵のタフネススマホなど特色のある製品ラインナップが特徴です。
また、最近のモデルは、日本のドコモのプラチナバンドであるLTE B19を利用可能な製品が多く、日本ユーザも使いやすくなってきている点にも注目です。
Ulefone Power 6について
今回レビューするのはUlefoneのバッテリー強化ラインのPowerシリーズの最新作「Ulefone Power 6」になります。
スペックは次の通りです。
製品 | Ulefone Power 6 (カラー:ブラック) | |
---|---|---|
写真 | ||
OS | Android 9.0 | |
CPU | MediaTek Helio P35 (Max 2.3GHz, 8コア) | |
RAM | 4GB | |
ストレージ | 内部 | 64GB |
microSD | 最大256GB | |
ディスプレイ | 6.3インチ 2340×1080 | |
カメラ | メインカメラ 16MP+2MP インカメラ 16MP | |
音声出力 | USB Type-C | |
指紋認証 | あり | |
ネットワーク | 2G | GSM B2/3/5/8 (850/900/1800/1900) |
3G | WCDMA B1/2/4/5/8 (2100/1900/1700/850/900) | |
LTE | FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/66 TDD-LTE B40 | |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | |
Bluetooh | 5.0 | |
NFC | あり | |
ボディ | サイズ | 159.15×75.8×9.95mm |
重さ | 207g | |
バッテリ | 6350mAh | |
価格 | 159.99ドル (約17,500円) 2019/07/25時点 |
Power 6という名前だけ合って、自慢は6350mAhの大容量のバッテリーです。
また、ここ最近のUlefoneの端末と同様に多くのLTEバンドに対応しています。日本のキャリアのバンドとの対応は次のようになります。
バンド | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 7 | 8 | 11 | 12 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 25 | 26 | 28 | 66 |
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Ulefone Power 6 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
NTTドコモ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||||||
KDDI | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||||||
ソフトバンク | ○ | ○ | ○ |
背景をピンクにしたセルは各キャリアはプラチナバンドと呼ばれる周波数です。
Ulefone Power 6はB28には対応しておりませんが、その他のプラチナバンドは利用可能です。
海外スマホの場合はドコモのB19・KDDIのB18には対応してない場合が多いのですが、Ulefone Power 6はしっかり対応しているがうれしいところです。
Ulefone Power 6の配送状態
Ulefone Power 6はBangoodからスイス・ポスト経由で送られてきました。ヨーロッパ周りなのでかなり時間がかかったようです。
梱包は中華通販でおなじみのペラペラのビニールです。
この黒ビニール袋を開けると、今度はスマホを梱包している白いビニールパッケージと、コンセントのプラグを変換するためのアダプタが出てきました。
このアダプタはUlefone Power 6に付属のUSBチャージャーの形状が日本のコンセントにささらない丸型であるためです。
おそらく日本やアメリカなどに出荷する場合におまけにつけてくれているのだと思います。
そして白いパッケージを開けるとようやくUlfone Power 6のパッケージが見えてきました。Ulefone Power 6のパッケージはエアクッションでしっかりと保護されています。
これならば配送中のダメージを避けられそうです。
そしてこのエアクッションを取り去るとようやくUlefone Power 6のパッケージとの対面です。
Ulefone Power 6のパッケージ
Ulefone Power 6のパッケージをチェックしていきます。
パッケージの正面はメーカ名と製品名が書かれたシンプルなものです。スマートフォン本体の写真もありません。
パッケージの表面は布地のような加工がされており、ちょっと高級感があるような気もします。
背面はスペックが書かれているシールが貼られているだけという、こちらもかなりシンプルなものです。
スペックのシールの部分を拡大したのが下の写真です。
左上から上段は、
- 水滴型ノッチありのディスプレイ
- 6350mAhのバッテリー
- 6.3インチ ディスプレイ (解像度 1080×2340 )
- CPUはMediaTek MT6765 (8コア)
- 4GB RAM / 64GB ROM
となり、下段は左から
- 1600万画素のインカメラ
- 1600万画素+200万画素のメインカメラ
- 顔認証と指紋認証によるアンロック
- OTG機能
- Android 9 (Pie)
となります。
なお、「NON-EEA」というシールは、このスマートフォンがヨーロッパ向けではないことを示しています。
パッケージの側面はメーカロゴなどがあるだけなのですが、IMEIなどがを記したシールも貼ってあります。
IMEIはIMEI-1とIMEI-2の2つがあることがわかると思います。これはUlefone Power 6がデュアルSIMであるためです。
このシールに日本の技適マークがないのは中華スマホとしてはいつも通りです。
開封!
ようやくパッケージの開封です。
パッケージを開けるとすぐにビニールに入っているUlefone Power 6とご対面です。
パッケージのフタの内側(ディスプレイに接触する部分)にはクッションはついていません。コストダウンと思いますが、最近のスマホのディスプレイは頑丈なのでもう不要なのかもしれません。
スマートフォンを取り出すとSIMトレイをイジェクトするためピンがあり、その下に付属品が入っていることがわかります。
付属品を含めすべてを取り出したのが下の写真です。
左上から右下に向かって
- Ulefone Power 6本体
- ディスプレイ保護フィルム
- 充電ガイド
- 取扱説明書
- USB Type-Cケーブル
- USBチャージャー
- USB Type-C・オーディオジャック変換ケーブル
- SIMトレイ イジェクトピン
- 保証ガイド
になります。
Ulefone Power 6本体にはすでにディスプレイ保護フィルムがついていますが、もう一枚付属している理由は不明です。付属しているフィルムはブルーライトカットフィルムかもしれません。
Ulefone Power 6本体の様子
まずはパッケージから取り出した状態です。
入手時には保護ケースとディスプレイ保護フィルムが装着されています。
ディスプレイ部にはスペックが書かれているシールが貼られていますが、これを剥がしてもその下にディスプレイ保護フィルムが貼られています。
インカメラのノッチは水滴型です。ベゼルは細いですが下側のやや太くなっています。
保護ケースに入った状態の背面です。保護ケースはいわゆるTPU素材です。デザインもシンプルなのでそのまま使うのもありだとおもます。
保護カバーとスペックが書かれているシールを剥がしてみました。ディスプレイ保護フィルムの端に空気が入ってしまっているのは、私のミスでこのフィルムを一回剥がしてしまったためです。
わかりにくいのでセットアップ後の写真を載せておきます。
水滴型のノッチとディスプレイ四隅のカーブがわかりやすと思います。ノッチはともかく四隅のカーブはなくても良かったかなと個人的には思います。
カバーを外した状態の背面の様子が下の写真になります。この状態でもボタンの説明やシリアル番号などのシールが貼られています。
メインカメラはデュアルカメラとなります。カメラの下の丸いパーツは指紋センサーです。
側面に移ります。右側面にはボリュームボタンと電源ボタンが並びます。写真ではわかりにくいですが電源ボタンは赤い印がついています。
反対側の側面にはSIMカードをセットするためのトレイがあります。
SIMカードのトレイはSIMカードを2枚、あるいはSIMカードを1枚とmicroSDカードを1枚セットすることができます。
装着できるSIMカードはナノSIMで、2枚装着するときには下の写真の様に並べてセットします。ちなみに、トレイの先端側がSIM1・根元側がSIM2です。
SIMカードとおmicroSDカードをセットする場合は、下の写真のようにmicroSDカードは横向きにセットします。
本体底面にはUSB Type-Cポートがあります。
USB Type-Cポートの左側はマイクが、右側にはスピーカーがあります。
付属してきた保護カバーは純正なので、保護カバーのボタンや穴の位置はUlefone Power 6のボタンやコネクタとぴったり一致します。
地味ながらうれしいのはこのケースにストラップ用の穴がついていることです(上の写真の右手前の2つの穴)。
Ulefone Power 6本体にはストラップをつけられないので、落下防止にストラップを使っている方はこのケースを活用しましょう。
重さを確認してみました。保護ケースを外している状態では実測で210グラムです。バッテリーが6350mAhもあるせいか持つとズッシリしますが、慣れてしまえば普通のスマホと変わりません。
付属してきた保護カバーをつけた状態では230グラムとなります。
付属品の紹介
付属のUSBチャージャーはプラグがヨーロッパ向けの丸型になっています。このため日本のコンセントに挿入するには付属の変換アダプタを使います。
このUSBチャージャーの規格としては
- 入力: 100-240V, 50/60Hz
- 出力: 5V = 3000mA
となっているので日本を含むワールドワイド対応です。
そして出力が3000mAとなっている点にも注目です。MediaTekのPump Expressといわれる急速充電なのかどうかはわかりませんが、少なくても15Wの充電には対応しているようです。
他の付属品は特に変わったところもないので、取扱説明書の紹介をしておきます。
Ulefone Power 6の取扱説明書は複数の言語で書かれています。
最初のページはSIMカードの装着の仕方と対応バンドが英語で説明されています。
それ以降の説明についてはなんと日本語ページが用意されています。
ただ自動翻訳のようで日本語が怪しいところが結構あります。
最後の「あきらめる」というのは電気製品の取扱説明書では滅多に見かけない文言です。おそらく「免責事項 (disclaimer)」のことだと思います。このような誤翻訳がそのままになっているところを見ると、日本人スタッフによるチェックは入っていないのだと思います。
他のスマホとの比較
手持ちのスマホとの比較と言うことでiPhone SEと並べてみました。
iPhone SEは現在使われているスマートフォンの中では最小クラスの製品のため、Ulefone Power 6がかなり大きく見えます。
しかし、iPhone SEのベゼルに比べて、Ulefone Power 6のベゼルがかなり小さくなっていることがわかります。
この辺は時代の変化を感じます。
ちなみに重ねてみるとサイズの違いがよくわかります。
もう一つの手持ちのスマホPixel 2と比較してみたのが下の写真です。Pixel 2のディスプレイサイズは5インチになります。
ボディの幅はほぼ同じで、Ulfone Power 6の方が縦方向に1cmほど長くなっています。
それでいてディスプレイの対角サイズが1.3インチ(約3.3cm)も大きくなっています。Pixel2には上下にスピーカーがあるせいもありますが、Ulefone Power 6の狭いベゼルが貢献しているのだと思います。
まとめ
今回は海外通販BanggoodからUlefone Power 6というAndroidスマホを入手したことを紹介しました。
Ulefone Power 6は6350mAhの大容量バッテリーが自慢のスマホですが、日本人にとって見逃せないのはLTE B19に対応していることです。
LTE B19はドコモのプラチナバンドなのでドコモのネットワークを使った格安SIMでの運用にぴったりです。
次回はこのスマホの初期設定をしてみたいと思います。
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