前回はUSBチャージャーTronsmart WC2Fを個人輸入したことを紹介しました。
今回はこれを使って実際に充電してみたいと思います。
使用する機材
今回購入したTronsmart WC2FはQuick Charge 2.0に対応しているのですが、残念ながら私はQiuck Chargeに対応した製品を持っていないので、今回は下記の製品で試してみました。
- 充電対象: Redmi Note 4
- 比較対象: Redmi Note 4付属のUSB充電器
- ケーブル: Tronsmart WC2F付属のケーブル2本(1mと1.8m)、Redmi Note 4付属のケーブル、手元にあった50cmのケーブル
- 測定機器: GeekBuyingで購入したUSB電源チェッカー
Redmi Note 4が採用しているMediaTekのCPUにはPump Expressという高速充電方式があるのですが、Pump ExpressはQuick Chargeと互換性はありません。そもそもPump Expressに対応した充電器は見当たらないので比較しようがありません。
ということで今回は通常のUSB充電(5V/2A)での比較となります。
測定に利用したUSB電源チェッカーは下記を参照してください。
1ポート利用の比較
USBチャージャーTransmart WC2FからUSBケーブルでRedmi Note 4を充電し、流れる電流をUSB電源チェッカーで測定してみました。電流値は若干揺らぐので安定したと思わる時点の数値です。
Tronsmart WC2F付属の ケーブル(1m) |
Tronsmart WC2F付属の ケーブル(1.8m) |
Redmi Note 4 付属の ケーブル |
手元の50cmの ケーブル |
|
---|---|---|---|---|
Tronsmart WC2F |
1.75 A | 1.49 A | 1.26 A | 1.56 A |
Redmi Note 4 付属の充電器 |
1.92 A | 1.80 A | 1.59 A | 1.71 A |
測定結果から見ると、Remid Note 4の充電器のほうが度のケーブルとの組み合わせでも多くの電流を流せることが分かりました。
一方、ケーブルはTronsmart WC2F付属のケーブルが優秀です。
結果としてRedmi Note 4付属の充電器とTronsmart WC2F付属の1mケーブルを組み合わせると、1.92Aと上限の2Aに近い電流が流れます。
ただ、この時はRedmi Note 4付属の充電器からはノイズがでて少々厳しい感じです。
2ポート利用時の様子
1ポート利用だけだとTronsmart WC2Fの完敗です。そこでTronsmart WC2Fの利点を確認するために2ポートを同時利用してみました。
まずTronsmart WC2Fの1ポートを使ってタブレットを充電します。
そして残った1ポートを使ってRedmi Note 4を充電して、流れる電流をUSB電源チェッカーで測定してみます。
Tronsmart WC2F付属の ケーブル(1m) |
Tronsmart WC2F付属の ケーブル(1.8m) |
Redmi Note 4 付属の ケーブル |
手元の50cmの ケーブル |
|
---|---|---|---|---|
Tronsmart WC2F (2ポート同時利用) |
1.75 A | 1.46 A | 1.26 A | 1.56 A |
USB電源チェッカーはひとつしか持っていないので、タブレット側にどれくらい電流が流れているのか確認できないのが残念なところです。
しかし、この測定結果を見る限りTronsmart WC2Fは同時に2ポートを利用しても充電速度を維持できることが期待できそうです。
イマイチなUSBチャージャーだと複数ポートで同時に受電すると電流が低下することがあるのですが、Tronsmart WC2Fはその点は大丈夫そうです。
まとめ
今回は個人輸入したUSBチャージャーTronsmart WC2Fの実力を測定してみました。
測定したところ1ポート利用時は特段優れているわけではないのですが、2ポート利用時にも安定して充電可能なことが分かりました。複数のガジェットをもって旅行に行くときなどは役に立ちそうです。
次回は中華WindowsスマホのCube WP10の紹介をしたいと思います。
コメント