前回は個人輸入したUSBチェッカーを紹介してきました。
今回は話は変わって個人輸入したUSBチャージャー(USB-ACアダプタ)の紹介です。
購入したUSB充電器
USB充電器はスマホやタブレットに付属しているものを使っているため、特に新たに必要としていなかったのですが、海外通販サイトGeekBuyingの2016年11月の独身の日セールで、型落ち品が11ドルでセールとなっていました。
私の購入した製品は「Tronsmart WC2F 36W Dual Ports USB Wall Charger」という製品です。
後継製品としてはQuick Chargeに対応したW2TFという製品があります。
購入したGeekBuyingのページは下記ですが既に販売終了となってしまっています。
通常価格は17.99ドルですが、私のはイベント価格ということで11ドルで入手しました。
GeekBuyingでの購入に挑戦したい方は下記を参照してみてください。
ただ、この製品はQuick Chargeの対応が2.0とまでということで、型落ち品ということになります。
2ポートの後継品としては、「Type-C + USB-A (QC3.0)」のW2PTUと、「Type-C(QC3.0) + USB-A」のW2PTEという製品があります。Type-Cとの組み合わせとなりますが、Quick Charge 3.0がほしい方はこちらのほうが良いかもしれません。
注文から到着まで
注文から到着までの流れは下記のようになります。今回は同時に注文した車載カメラと一緒に出荷され、Netherland Post(オランダ経由)で送られてきました。注文は2製品で合計22ドルでしたがちゃんと追跡番号が発行されました。
日付 | イベント |
---|---|
2016/11/11 | 注文 |
2016/11/14 | 出荷連絡 |
2016/11/23 | 中継国到着 |
2016/11/23 | 中継国出発 |
2016/11/27 | 日本到着 |
2016/11/30 | 配達完了 |
注文してから19日、土日を抜いた営業日では14日で到着したことになります。
11/11のセールは中国最大のセールで、中華通販サイトは大変混雑するのですが、その中ではまあまぁの速さで到着したのではないかと思います。
到着した製品
到着された製品は段ボール入りではなく下記のような袋状の梱包でした(車載カメラが同梱されています)。
開けるとこんな感じで緩衝材にくるまれていました。衝撃からはそれなりに守ってくれそうです。
緩衝材を取り除くとパッケージが出てきました。パッケージはビニールでラッピングされています。
ラッピングを取り除いた後、正面と背面を撮影しました。シンプルなパッケージです。ちなみにVolt iQというのは、充電相手に応じて最適な電流を流すというふれ込みのTronsmart独自の技術だそうです。
開墾!
それではパッケージを開けてみます。
出てきたのは
- USB充電器本体
- miniUSBケーブル(1m)
- miniUSBケーブル(1.8m)
- 説明書
- Vollt iQのビラ(?)
でした。
実測では本体サイズは68×47×24mmです。製品仕様では66.3×34×23mmとなっているので結構サバを読んでいるところが中華クオリティです。一方で、プラグ部分が折りたためるようになっているのはポイントが高いです。
従量は実測で102gです。これも製品仕様では23.5gとなっていて大ウソです。中華製品で正確な値を求めてはいけませんが実測値は4倍以上というのはさすがにひどいと思います。
GeekBuyingのサイトでは「7×4.7×2.2cm」「100g」となっていてほぼ私の実測と同じになっています。
気を取り直して、外観をチェックしてみます。
後ろ側には定格の入出力が記載されています。
入力はAC 100-240Vなので世界中で利用することができます。旅行に持っていくと便利そうです。
出力に関してはDC 5V/2.4A, 9V/2A, 12V/1.5Aとなっています。DC 5V/2.4Aというのは通常のUSB充電で、残りの二つはQuick Charge対応機器を使った時の出力だと思います。ここで注目なのは「each port」となっているそうです。両ポートがこの出力に対応しているとのことですが、2ポートを同時に使った時にちゃんと定格通りに出力できるかどうかは気になるところです (同時利用で出力が低下する製品はよくあります)。
電源プラグを引き出すとこんな感じになります。コンセントの配置によっては隣のコンセントに干渉してしまうかもしれませんが、これは仕方がないところです。
付属のminiUSBケーブルは2本で長さは1mと1.8mです。
ケーブルは太めでしっかりと電流を流してくれそうです。またコネクタ部分には「Tronsmart」のロゴが入っています。
最後に説明書です。
パラパラとめくってみると驚くことに日本語のページがありました。
しかし読んでみると「カーチャージャー(本製品はウォールチャージャーで英語のページではちゃんとWall Chargerになっています)」になっていたり突っ込みどころがあるのが中華クオリティです。また、質量が実測値と大きく異なる23.5gとなっているところも注目です。これは英語のページでも同様に23.5gとなっていました。
Quick Charge 2.0の説明では、驚くことに「au」や「docomo」に絡めた説明が出てきます。英語のページにはこれらの記述はありません。日本市場を意識していることが分かります。
この説明によれば両ポートでQuick Charge 2.0が使えることになります。
よくある質問4で、充電速度が「ウップ」となっているところがポイントです。また「ご注意」のところでやっぱり「カーチャージャー」扱いされています。
最終ページは保証期間と問い合わせ先です。保証は18ヵ月となるようです。
まとめ
今回は中華通販サイトGeekBuyingの独身の日セールでTransmartというブランドのUSBチャージャーを購入したことを紹介しました。
Quick Chargeの対応は2.0となりますが、通常のUSB充電も2.4Aまで出力できる製品で、サイズ的にも海外旅行などに持っていくにのにちょうどよさそうです。あとはスペック通りの出力が出るかどうかが気になるところです。
次回はこのUSBチャージャーを実際に使ってみたいと思います。
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