超小型ミニPC T-BAO T8 Plusを試す その3: 分解してみる

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前回はT-BAO T8 Plusをセットアップしてみました。

無事に動いたところでT-BAO T8 Plusの中身をみてみたいと思います。

この記事で紹介しているT-BAO T8 PlusというミニPCは海外通販Banggoodから提供していただきました。

なお記事の内容についてはBanggoodからは指示はありません。

T-BAO T8 Plus (8GB RAM / 256GB SSD) <Intel N100>
2024年3月時点でクーポン「BGJP045c」で約22,804円 (148.99ドル)!
T-BAO T8 Plus (8GB RAM / 512GB SSD) <Intel N100>
2023年10月時点で約31,610円(209.99ドル)
T-BAO T8 Plus (16GB RAM / 512GB SSD) <Intel N100>
2024年6月時点でクーポン「BGJP8cd4」で約28,614円 (178.99ドル)
T-BAO T8 Plus (16GB RAM / 1TB SSD) <Intel N100>
2023年10月時点でクーポン「BGJP5011」で約33,257円(219.99ドル)
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分解

T-BAO T8 Plusを分解するためにはまず底面の4つのネジを外します。ネジが小さいので精密ドライバーがあった方が良いでしょう。

底面のネジ

次のこの底面の黒いパーツシルバーの本体カバーから取り外します。しかしかなり強く固定されており、この分離作業がT-BAO T8 Plusの分解の最大の難関です。

試行錯誤した結果、底面の隙間にカードを差し込んで黒いパーツをずらすとうまくいきました。

カードを活用

なお、Ethernetポートがある面のオーディオジャックが少し出っ張っていて黒いパーツと噛み合っています。黒いパーツを取り外すときはここが引っかかると思うので注意してみてください。

この難関を突破すると次のように黒いパーツを分離することができます。

黒いパーツを分離

次にまたネジを4本外します。ネジは穴の奥にあります。

ネジがある穴

こちらも精密ドライバーで外しましょう。ネジが小さいので紛失に注意しましょう。

次の黒いパーツはネジを外すと簡単に取り外せます。

2個目の黒いパーツを取り外した状態

ここまで来るとマザーボードを取り外すことができます。

マザーボードを取り出す

マザーボードの反対面(上面)からは、Wi-FiのアンテナとCMOS用電池のケーブルが伸びています。

picture 6

Wi-Fiアンテナと電池はケースの天板にテープで留められているため、マザーボードを取り出すためには、このテープを外すか、マザーボード側のコネクタを外す必要があります。

私はコネクタ側をはずそうと思ったのですが、電池側は固かったり、Wi-Fiアンテナ側はシールが貼ってあったりで、簡単ではないので諦めました。

ひとまずこれで分解は一段落です。

ちなみに電源ボタンは簡単に取れてしまうので、なくさないように注意してください。

電源ボタン

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マザーボード

本体がコンパクトなのでマザーボードもコンパクトです。

マザーボード

このサイズなので当たり前と言えば当たり前ですが、Ethernetポート・HDMIポート・USBポートなどすべてのポート・コネクタはマザーボードに直付けとなっています。製造コスト的にはハーネスなどを使うより直付けの方が有利なはずです。

コネクタがない側(上の写真で下側)にはM.2スロットがあり、SSDとWi-Fiモジュールが装着されています。

マザーボードの反対側(底面側)にはCPUが実装されていますが、ヒートシンクとファンの冷却ユニットでほとんどの部分が覆われてしまっています。

マザーボード

冷却ユニットはネジがあるので取り外すことができるかもしれませんが、冷却性能を低下させそうなので、今回はやめておきました。

この冷却ユニットのサイズを考えると、CPUのほかにメモリも冷却する役割を持っているのかもしれません。

冷却ユニットの排気口側をみてみると、その色からヒートシンクには銅製のパーツが利用されていることがわかります。

冷却ユニット

銅は熱伝導率が高いために冷却パーツとしては優れていると言われています。冷却ユニットという重要な部分でコストカットされていないのは好印象です。

総じてよく小さくパッケージングしているなという印象を与えるマザーボードです。

SSD

SSDはM.2スロットに装着されています。

M.2スロットに装着されたSSD

このSSDはネジを外すと取り外すことができます。

SSDには「仕吉」と書かれていてこれがメーカー名(ShiJi)なのだと思います。

SSDの表面

SSDの背面側には何も実装されていません。

SSDの裏面

SSDのサイズは2242になります。

装着されているSSDがSATA接続のものなので、2242サイズのSATAのSSDであれば問題なく換装できると思います。

NVMEのSSDの方が入手性が高いと思いますが、NVMEのSSDが使えるかどうかは確認していません。

M.2スロット自体はキーが一つ(KEY M)なので、物理的にはNVMEのSSDも装着できると思います。

M.2スロット

MVNEに換装できればT-BAO T8 Plusの弱点を一つ解決できるので、気になるところですが、手持ちのNVME SSDがないので確認できないのが残念です。

Wi-Fiモジュール

Wi-FiモジュールはSSDの下に隠れています。

Wi-Fiモジュール

Cdtechというメーカーの「CDW-C9821CE-00」というモデルであることがわかります。調べてみると公式サイトがありました。

CDW.C9821CE-00-WIFI5-China Dragon Technology Limited

公式サイトの情報

Wi-Fiは802.11a/b/g/n/acに対応し、Bluetoothも5.0に対応したいわゆるコンボモジュールです。

このへんはT-BAO T8 Plusのスペック通りです。

T-BAO T8 Plus (8GB RAM / 256GB SSD) <Intel N100>
2024年3月時点でクーポン「BGJP045c」で約22,804円 (148.99ドル)!
T-BAO T8 Plus (8GB RAM / 512GB SSD) <Intel N100>
2023年10月時点で約31,610円(209.99ドル)
T-BAO T8 Plus (16GB RAM / 512GB SSD) <Intel N100>
2024年6月時点でクーポン「BGJP8cd4」で約28,614円 (178.99ドル)
T-BAO T8 Plus (16GB RAM / 1TB SSD) <Intel N100>
2023年10月時点でクーポン「BGJP5011」で約33,257円(219.99ドル)

まとめ

今回は超小型PCのT-BAO T8 Plusを分解してみました。

T-BAO T8 Plusはかなり低価格なPCですが分解してみると、意外と無駄なくしっかり作られている感じです。特に冷却ユニットは銅素材となっている点が好印象でした。

次回はT-BAI T8 PlusのACアダプタをなんとかしたいと思います。

コメント

  1. ましまろ より:

    こんにちは!
    私もt8 plus を購入しました。
    その際、こちらの記事がとても参考になりました。
    ありがとうございます。
    先ほど、以下NVMe SSDの換装をしてみましたが、問題なく認識しました。
    (Samsung MZALQ256B 256GB M.2 PCIe NVME)
    ただ、OSライセンスがVolumeライセンスなのが気になります。
    そのままでも再インストールできましたが、Retailライセンスに変更しました。
    以上、ご報告まで。

    • scratchpad より:

      コメントありがとうございます!

      NVMe SSDに換装できたというのはとてもありがたい情報です!
      最近中華系のSSDが値下がりしているので(円安が厳しいですが)、私も試してみたいと思います!

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