トルコでプリペイドSIMを使う その2: イスタンブール空港の状況

トルコでプリペイドSIMを使う その2: イスタンブール空港の状況 トルコ
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前回は渡航前に事前に調べたトルコのプリペイドSIMカード情報を紹介しました。

今回と次回で実際にトルコで聞き込み調査した結果を紹介します。聞き込み調査は到着したアタテュルク国際空港とイスタンブールの町中で行いました。今回はアタテュルク国際空港の状況です。

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イスタンブール アタテュルク国際空港での聞き込み

今回はイスタンブールのアタテュルク国際空港(ターミナル2)に到着しました。イスタンブールにはもう一つ、サビハ・ギョクチェン国際空港がありますが、多くの場合はアタテュルク国際空港に到着することになると思います。

アタテュルク国際空港に到着して入国審査・税関を抜けると、いわゆる到着ホールに出ます。到着ホールにはTurkcell・ Vodafone・Aveaの3社のショップがありすぐわかります。空港だけあって英語は通じます。

Vodafone

まずはVodafoneです。Vodafoneの店舗はど真ん中にでかでかとあるのですぐわかります。

アタテュルク国際空港のvodafoneショップ

この店舗に入って入り口付近の女性店員にプリペイドSIMカードを買いたいというと、レジ付近の男性店員に聞けと、拒否されます。

後でわかったのですが、どうも、トルコの携帯電話ショップでは役割が明確分かれているのか、暇そうな人に何を聞いても自分の担当外の話だとあいつに聞け、とすぐにたらいまわしにされます。たいていは指定された人は忙しそうで順番待ちだったりするのですが・・・

さて、指定された男性店員にプリペイドSIMカードについて聞いてみると、驚くべき回答でした。

  • プリペイドSIMカードはある
  • 価格は115トルコリラ(5500円程度)
  • 1GBの通信が可能
  • (有効期間は確認しませんでした)

こちらが必要な通信容量とか期間とかは一切聞かず、この111トルコリラのプリペイドSIMカードだけを押してきました。

さすがに5500円というのは高すぎですし、そんな値段で買ったという話をネットでも見かけなかったので、この店舗はパスすることにしました。

Turkcell

つづいてTurkcellです。ここは情報が多かったため本命と考えていました。Turkcellの店舗は出口側に向かっておおよそ中央付近にあります。

アタテュルク国際空港のTurkcellショップ

ここでも暇そうな店員さんにプリペイドSIMカードについて聞くと、隣の接客中の店員さんに聞けと言われて、順番待ちをすることになります。

順番が回ってきてプリペイドSIMカードを買いたいといってみると、彼の回答は

  • データ通信専用のプリペイドSIMカードだと70トルコリラ(3500円程度)
    (有効期限と通信容量は未確認ですが、どうも1ヶ月で1GBの模様)
  • 通話もできるプリペイドSIMカードだと65トルコリラ(3200円程度)。この場合、インターネットは少ししかできないので、追加のインターネットパッケージを購入する必要がある。

と言われてしまいました。ちなみに先客は70トルコリラのプリペイドSIMカードを買いiPadに装着していました。

事前調査ではプリペイドSIMカードは20トルコリラだったはずです。ということで「インターネットではプリペイドSIMカードは20トルコリラだったぞ」と突っ込んでみると、「それはトルコ人用の契約型のプリペイドSIMカードで、6年間基本料を払い続ける必要がある」との回答でした。

なんだか怪しい気がしますが、想定外に高かったので、ここもパスすることにしました。

Avea

最後にAveaです。この店舗はVodafoneの向かい(離れてますが)になります。すぐわかると思います。

アタテュルク国際空港のAveaショップ

ここは空いていたので待つことなく聞くことができました。Aveaの回答は

  • プリペイドSIMカードは70トルコリラ(3500円程度)
  • データ通信は1GB可能
  • 国内通話も含まれている(数百分含まれているという話だったと思います)

でした。

Vodafone, Turkcellに比べるとだいぶ条件は良くなっていますが、それでも高い気がします。これまで多くの国でプリペイドSIMカードを買ってきましたが、データ通信料込でもここまで高いところはありませんでした。

事前情報とも異なりますし、ここでも購入を見送ることにしました。

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状況考察

3件のお店で聞き込みして、いずれも使用期間やデータ通信量を聞かれなかった点が気になりました。

どうも3社とも、1GB/1ヶ月のインターネットパッケージ込みでの販売をするようになっているようです(一種のカルテル?)。接客時間を短くするために、ラインナップを固定化しているのかもしれません。

これはおそらくですが、プリペイドSIMカードは30トルコリラ程度、1GBのインターネットパッケージは20トルコリラ程度、ショップのマージンが20トルコリラ程度で70トルコリラ前後を提示しているのではないかと思います。それにしてもVodafoneの115トルコリラというのは高すぎますが・・・

おまけ

2014/10/01追記

いただいた情報によると空港の地下鉄駅のお店はなくなっているそうです。
良心的な値段だっただけに残念です。

上記のように空港の到着ロビーでのプリペイドSIMカード購入はあきらめたわけですが、空港でプリペイドSIMカードを変えるポイントがもう1か所あります。

それはアタテュルク国際空港の地下鉄駅の小さな携帯電話ショップです。改札のすぐ手前にあります。店員さんは英語が話せましたので、コミュニケーションをとることができました。

ここでは次のようなAveaのプリペイドSIMカードが売っていました。

  • 価格は38トルコリラ(2000円弱)
    (あとあとわかりましたが正規の値段は35トルコリラで、3トルコリラはお店の取り分のようです)
  • 250MBのインターネット通信と、250分の国内通話が含まれている
  • インターネットを使いたい場合は別途インターネットパッケージに申し込む必要があるそう
  • インターネットパッケージには10トルコリラで1GBのものもある

到着ロビーにあった3店舗から見るとかなり良心的な値段です。

結果的にはここでこのAveaのプリペイドSIMカードを買ってもよかった気がしました。ただし、Aveaの直営ショップではないようだったので、このお店で開通作業ができるのかは不明です。最悪、別途Aveaショップに行って開通作業をしてもらう必要があるかもしれません。

まとめ

今回はイスタンブールのアタテュルク国際空港でのプリペイドSIMカードの販売状況を紹介しました。

Vodafone・Turkcell・Aveaの3社に聞き込みをしたところ、どこも事前調査より高い値段を出してきたので、購入を見送ることにしました。

空港で買うと英語も通じて楽ですが、割高になってしまうようです。

次回は街中での聞き込みの状況を紹介します。

コメント

  1. 旅人 より:

    こんばんは。
    空港(国際線)のSIM売り場の人たちはやる気ないですし、ボリますね。
    イスタンブールには所用で良く行くのですが、ターミナルがつながっている国内線にもSIM売っているところがありまして、そこは親切にやってくれます。
    国際線で1GB-80TLですが国内線のお店は市内のお店と同じで5GB-80TLです。
    あと一度接続した端末はDATAの有効期限30日+15日で使えなくなります。
    聞いたところ端末を登録しないと以後使えなくなるようです。
    (登録するにはある程度手数料かかるようです(未確認))

    • scratchpad より:

      コメントありがとうございます

      国内線ターミナルの方でしたか! さすがにそちらの方までは調査に行けませんでした。
      国際線の方はかなり対応が悪かったですね、それでも売れるんでしょうね。

      端末の登録については私も聞いてみたのですが、
      コールセンターの担当と電話で話すハメにうまく情報を引き出すことができませんでした。
      どうやら、いったんなんかの政府機関かどこかに行って手続きをしてから
      携帯電話会社に話を持っていく必要がある、というようなことを言っていたと思います。
      1~2週間程度の旅行なら登録不要ですが、長期滞在となるとちょっと面倒ですね。

  2. 旅人 より:

    追伸:
    鉄道駅入り口にありました電話(SIM)SHOPは閉店していました。

    国内線のSIM屋さんは登録も代行してくれるみたいでした。

    • scratchpad より:

      コメントありがとうございます!

      ブログに追記しておきました。
      あのお店なくなっちゃったんですね。まぁ確かに立地が微妙かもしれませんね。

  3. どどすけ より:

    こんばんわ。情報ありがとうございました。
    2014年12月29日に空港でSIMを探していたところ、Turkcellは、1GB/75TL、2GB/85TLに更に値上げしてましたw
    私は結局Aveaの1GB/70TL(通話付き)を購入、10分程度でアクティベーション完了。
    店員さんは何箇所かにSMSを送っていましたが、あれを自分でやるのは無理ですね、正直。

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