前回はバンコク・スワンナプーム国際空港にあるTrueMoveの自販機でプリペイドSIMカードを購入したことを紹介しました。
今回はこのプリペイドSIMカードの有効期限を延ばしてみます。
TrueMoveの有効期限の延長方法
プリペイドSIMカードには有効期限があります。何もしないと有効期限が過ぎるとそのプリペイドSIMカードは使えなくなってしまいます。
私が前回購入したプリペイドSIMカード(TOURIST SIM)の有効期限は開通後30日でした。
この有効期限を延ばすためには、TrueMoveでは二つの方法があります。
- TOP UPによる有効期限の延長
TOP UPとはプリペイドSIMカードの残高を追加することです。
残高を追加するとそれに合わせてプリペイドSIMカードの有効期限が延長になります。
昔はTOP UPする金額によって延長される日数が異なったのですが、最近は300バーツ以下のTOP UPでは一律で1回30日の延長になるようです。 - Quick Addサービスによる延長
プリペイドSIMカードのアクティベーションから90日経過したユーザ、および、累積で200バーツ以上利用したユーザは、Quick Addというサービスで格安(30日あたり2バーツ)で有効期限を延ばすことができます。
累計200バーツ以上の利用というのは、累計200バーツのTOP UPというわけではなく、通話やインターネットパケージの購入で200バーツ以上使うということです。
今回はプリペイドSIMカードを購入したばかりなので、TOP UPをして地道に有効期限を延ばしてみることにします。
TOP UPによる有効期限の延長
TrueMoveのTOP UPは、TrueMoveショップのセルフトップアップ機で簡単に行うことができます。
そのほかには、セブンイレブン等のコンビニのレジなどで行うことができますが、TrueMoveショップなら困ったら店員さんが手伝ってくれるので初心者にはお勧めです。
TrueMoveではクレジットカードでのTOP UPが可能ですが、残念ながら日本国内発行のクレジットカードでは決済することができません(最後の最後で失敗します)。
このためタイ国外にいる場合はTOP UPが困難なのが、TrueMoveの残念なところです。
今回はこのおすすめのTrueMoveショップのセルフトップアップ機を使ってみます。
セルフトップアップ機によるTOP UP
ショッピングセンター等にあるTrueMoveの店舗に行くと下のようなマシン(キオスク端末)があるはずです。
これがセルフトップアップ機です。
ちょっと反射が厳しいですが画面を紹介していきます。
まず画面をタッチすると電話番号を入力する画面になります。ただタイ語なので右下のイギリス国旗をタッチして英語に変えましょう。
画面に英語が変わったら自分の電話番号を入力して左下の「Top Up」を選択します。なお、自分の電話番号がわからない場合は「*833#」で画面に表示されます。
これで画面が下のように変わりお金を挿入するように表示されます。
この画面になったらセルフトップアップ機にお金を挿入します。お釣りはでないのでTOP UPしたい金額ぴったりを挿入するようにしましょう。
今回は20バーツだけTOP UPすることにしました。
画面にTOP UPしたい金額が表示されていることを確認して右下の「Top Up」を選択します。
画面に「Transaction Success」と表示されればTop Up完了です。画面の「Exit」選択して終了しましょう。
セルフトップアップ機からはレシートが出てくるので受け取っておきます。
まもなくしてSMSが送られてきてTOP UPした結果がわかります。
20バーツのTOP UPをして、合計残高が120バーツになり、有効期限が2018/07/05に延長になったことがわかります。
元々の有効期限が2018/06/05だったため、有効期限が30日間延長できたことがわかります。
TOP UPを繰り返してみる
TOP UPすることにより30日の有効期限延長ができることがわかったので、繰り返しTOP UPすることによって有効期限をどんどん延ばしてみます。
まずは10バーツのTOP UPです。
結果は次の通りです。
10ドルのTOP UPで残高が130バーツとなり、有効期限が2018/08/04まで伸びました。30日の延長です。
もう一回、TOP UPしてみます。
結果は次の通りです。
残高は10バーツ増えて140バーツとなりました。そして有効期限は30日伸びると思いきや2018/08/04のままです。
何かの間違いかと思い、もう一回TOP UPしてみました。
結果は・・・
残高は増えるものの有効期限は2018/08/04から伸びません。
どうやらTrueMoveのTOURIST SIMは有効期限が90日以上は伸ばせないようです。
タイリピーターの方でSIMカード維持したい方は注意が必要です。
いろいろ試したところ、有効期限が90日以上延長されました。
90日を突破したきっかけはスマホアプリでTrueMoveのiServiceに登録したことだった気がします。
有効期限が延ばせない場合は試してみてください。
TrueMoveのSIMカードを維持したい方は、空港ではなく市内のTrueMoveショップでNET SIMなどを購入することをお勧めします。
Quick Addを試してみる
TOP UPでは90日以上有効期限を延ばすことはできませんでした。
この状態ではQuick Addを使える条件(200バーツ以上の使用、あるいは、90日以上経過)はそろっていませんが、ダメ元でQuick Addサービスを試してみました。
Quick Addサービスは次のようになっています。
延長日数 | 費用 | 申し込み方法 |
---|---|---|
30日延長 | 2バーツ | *934*30# |
90日延長 | 6バーツ | *934*90# |
180日延長 | 12バーツ | *934*180# |
つまり30日あたり2バーツで延長できるという格安のサービスです。
試しに30日の延長をしてみます。
すると画面に次のようなタイ語のメッセージが表示されます。
どうも結果はSMSでお知らせが来るようです。
ところが送られてきた結果のSMSもタイ語でした。
ただ、SMSの場合はグーグル翻訳アプリで翻訳することができます。
残念ながら私は条件を満たしていないので、Quick Addサービスは使えなかったようです。
しかし、これからわかるのは「Quick Addサービスは存在する (中止になっていない)」ということです。
Quick Addサービスは廃止になったという情報もありましたが、どうやら条件さえ満たせばまだ使えるようです。
国際ローミングを有効にしておく
残念ながらTOURIST SIMの場合は、現地でのTOP UPでは90日までしか有効期限を延ばすことができませんでした。
ただ、よくよく考えると、Quick Addサービスの条件が「90日以上」ということは、有効期限の90日目(私の場合は2018/08/04)になればQuick Addサービスの適用条件を満たすことになります。
しかし残念ながらそのときは私は日本にいる見込みです。
日本にいながらQuick Addサービスを実行するには、日本でTrueMoveのSIMカードを使えるようにする必要があります。
よって帰国する前にTOURIST SIMの国際ローミングを有効にしてみることにしました。
国際ローミングを有効にするにはTrueMoveの店員さんに「インターナショナル・ローミング・プリーズ」というのが確実です。
しかし、せっかくなので自力でやってみます。国際ローミングを有効にするコマンドは「*112*1#」です。
このコマンドはポストペイのSIMカード用とされていますが、プリペイドSIMカードでも使えるようです。
「*112*1#」を実行すると画面に次のように表示されます。
国際ローミングが有効になると、確認のメールが来るということです。24時間たってもSMSが来なければ、「+66999981242」に電話する必要があるようです。
私の場合はすぐに次のようなSMSが送られてきました。
国際ローミングサービスが有効になったようです。
実際に帰国後にスマホにTrueMoveのSIMをさしてみたところ、ドコモにローミングしてTrueMoveのSIMを使うことができました。
まとめ
今回はバンコク・スワンナプーム国際空港で購入したTrueMoveのTOURIST SIMの有効期限を延ばしてみました。
TOP UPで簡単に有効期限が延ばせますが、TOURIST SIMの場合は90日までしか有効期限が延ばせないようです。
これで諦めるのは無念なので、国際ローミングを有効にしておいて、90日目にQuick Addサービスを使ってみようと思います。
次回はTrueMoveのスマホアプリを紹介します。
コメント