前回はフィリピンのSmartのプリペイドSIMカードの実際の使い勝手について紹介しました。
3Gで通信速度を測ったところ結果が芳しくなかったので、LTEを使う方法について調査してみます。
残念ながら現地でLTEを試す機会がまだないので、今回はインターネットで調べた情報に基づいています。もしかしたら間違えががあるかもしれませんのでご注意ください。
機材の入手
フィリピン編 その1で紹介したように、Smartは2100MHzでLTEのサービスを行っています。
この周波数はドコモのLTEと同じですので、ドコモのLTE(Xi)対応スマホをSIMロック解除して用意するのが無難です。
この2100MHzという周波数はメジャーな周波数なのでLTE対応ならば他社用のスマホでも使える可能性があります。ご自分のスマホの仕様書なりWikipediaの記述などを調べてみましょう。
プリペイドSIMカードの準備
SmartのWebページによると、LTE対応のプリペイドSIMカードは2種類(マイクロ/ミニサイズ兼用とナノサイズ)があるようです。
LTE用となっていなくても2011年以降発行のプリペイドSIMカードならLTEが利用できるようです。2010年以前に発行されたプリペイドSIMカードに関してはSmartのお店に行くと新しいものに無料で交換してくれます。
SmartのプリペイドSIMカードは安いので、電話番号が変わるのが気にならなければ、新しいLTE対応となっているのを買うほうが無難かもしれません。
マイクロ/ミニサイズ兼用
価格は40ペソです。また、35ペソ分のSMSが利用できるようです(たぶんSMS以外には使用できないと思います)。
ナノサイズ用
ナノサイズ用は100ペソになります。初期残高として50ペソが使えるようです。マイクロ/ミニサイズ兼用とは異なり、この50ペソは通話やインターネットパッケージなどに自由に使えるようです。
LTE用インターネットパッケージ
LTEに対応したインターネットパッケージがあるので、これに申し込む必要があります。LTEのサービスエリア外ではこのパッケージで3Gでの通信が行うことができますので無駄にはなりません。
プラン名 | 通信量 | 期間 | 価格 | 「2200」にSMSで送信する内容 |
---|---|---|---|---|
LTE 50 | 無制限 | 1日 | 50ペソ | LTE 50 |
LTE 299 | 無制限 | 7日 | 299ペソ | LTE 299 |
LTE 995 | 無制限 | 30日 | 995ペソ | LTE 399 |
従来のUnliSURFプランより数は減っていますが料金設定はほぼ同じです(LTE 299だけちょっと高い)。LTEだからといって通信量が高くなるということはないようです。
インターネット通信の設定
最後にLTE用のAPNの設定を行います。実はSmartのWebページにはLTE用の設定が見つけられませんでした。
インターネットで調べてみると
- 新しいLTE対応のプリペイドSIMカードの場合
APN smartlte ユーザ名 なし (空欄) パスワード なし (空欄) - 古いデータ通信専用のプリペイドSIMカード(Smart Bro)をそのまま使う場合
APN smartbro ユーザ名 なし (空欄) パスワード なし (空欄)
のようです。
「smartlte」を使うというのは下記のサイトを参考にしました。
まとめ
今回はフィリピンのSmartでLTEで通信する方法を紹介しました。
LTEが使えるようになったのが私がフィリピンに行った後なので、残念ながら現地で試せていません。次回フィリピンに行くときにはLTEに挑戦したいと思います。
次回はフィリピンのGlobeのプリペイドSIMカードについて紹介したいと思います。
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