前回はウランバートルのノミンデパートでMobicomのプリペイドSIMカードを購入したことを紹介しました。
今回はこのプリペイドSIMカード使えるようにしたいと思います。
アクティベーション
Mobicomの店舗で購入したので、アクティベーションはMobicom店員さんがやってくれました。
ただ、SIMカードにはPINロックがかかっているので「0000」でロックを解除する必要があります。
電源をOFF・ONすると毎回PINロックが必要になりますので、「設定」→「セキュリティ」→「SIMカードのロック」などのメニューで解除しておくと良いと思います。
スマホがSIMカードを認識するとまもなくして次のようなSMSを受信します。
続いて次のようなSMSも受信します。
問題なのがこれが一体何を言っているのかわからないことです。
Google翻訳アプリには「モンゴル語」がありますが、このSMSについては全く翻訳できません。
どうも、このSMSのモンゴル語は、モンゴル語をアルファベットで記述した形式のようで、キルリ文字を使う本来のモンゴル語ではありません。そのためGoogle翻訳アプリでは翻訳できないようなのです。
とりあえず、アクティベーションは問題ないようなので気にしないことにしておきます。
TOP UP
前回紹介したように、私は通話・SMSのために2500ユニットを購入することをお願いしました。
どうもこの2500ユニットのTOP UPはお店の端末ではできないようで、店員さんが私のスマートフォンでTOP UP操作を行ってくれました。
従って、通話アプリの画面で店員さんにスマートフォンを渡すだけでOKなはずです。
自分でやる必要がある場合は、16桁のTOP UPコードがあると思いますので、通話アプリで「*212*」+「16桁のTOP UPコード」+「#」と入力して発信してください。
TOP UPに成功すると画面に何か出るのですが、店員さんが操作していたのでスクリーンショットがとれませんでした。
TOP UPしたあとにしばらくすると(3時間ぐらい経過していました)、次のようなSMSが来たのでこれがTOP UP完了のお知らせかもしれません。
3500.00Tというのが残高だと思います。
私は2500ユニットをTOP UPしたので、SIMカードの初期残高が1000ユニットあったのだと思われます。
データ通信の設定
スマートフォンでインターネットを利用するためにはデータ通信の設定を行う必要があります。
ここで行うべきは
- インターネットパッケージ (データパッケージ)の購入
- APNの設定
の2点です。
インターネットパッケージの購入
私の場合はプリペイドSIMカードを購入するときに、15日間 2.5GBのインターネットパッケージを11500MNTで購入しました。
このため店員さんがお店のコンピュータでこのインターネットパッケージを有効にしてくれたため、私は特に操作する必要はありませんでした。
自分でインターネットパッケージを購入する必要がある場合は、十分な金額をTOP UPした状態で、592にアクティベーションコードをSMSで送信すれば良いようです。
2017/10/01現在のインターネットパッケージとアクティベーションは次の通りです。
期間 | データ量 | 4Gボーナス | 価格(MNT) | アクティベーション コード |
---|---|---|---|---|
1日 | 600MB | 600MB | 1500 | 24 |
2日 | 1GB | 1GB | 2000 | 2 |
3日 | 1.5GB | 1.5GB | 3500 | 3 |
7日 | 3GB | 3GB | 7000 | 7 |
15日 | 5GB | 5GB | 11500 | 15 |
30日 | 3GB | 3GB | 16500 | 30 |
インターネットパッケージの購入に成功すると次のようなSMSが送られてきます。
ただし、私の場合は3時間後ぐらいに送られてきました。
モンゴル語でなんだかわかりませんが、「2.5GB」というキーワードもあるので、インターネットパッケージが有効になっているのだと思います。
APNの設定
インターネットパッケージを申し込んだらAPNの設定をしましょう。APNの設定を行わないとデータ通信はできません。
Androidにもよりますが「設定」→「モバイルネットワークの設定」→「アクセスポイント名」というメニュー項目から設定できます。
MobicomのAPN情報は次のとおりです。この情報に従って新規にAPNを作成して選択しておきます。
名前 | mobicom (なんでもよい) |
---|---|
APN | internet |
ユーザ名 | なし (空欄のまま) |
パスワード | なし (空欄のまま) |
この情報に従って新規にAPNを作成して選択しておきます。
APNが正しく設定できれば、ステータスバーのアンテナピクトに「LTE」や「3G」の文字が表示されるはずです。
言語の設定
ここまで受信したSMSからわかるようにmobicomのから送られてきた情報は全てモンゴル語です。
mobicomのWebサイトを見ると一応言語を英語に変更ができるようです。
https://www.mobicom.mn/en/m/755(リンク切れ)
この説明は「213」と書かれているのですが、説明を見ると「Pre-paid subscriber may change 212 dial service language」となっているので「212」に電話をしてみました。
「212」に電話すると自動音声案内が流れて「1」を選ぶと英語を選択したことになります、さらに確認の音声が流れるので「1」を入力すると確認完了です。
しかし、私の場合はこれをやってもモンゴル語のままでした。
今となっては「213」でもやるべきだったのかもしれませんが、「213」は未確認です。
まとめ
今回はモンゴルのMobicomのプリペイドSIMカードの初期設定を紹介しました。
最大の難関はモンゴル語ですが、TOP UPやインターネットパッケージの申し込みならなんとかなるという感じです。しかしプリペイドSIMカードになれていない場合はMobitelの店舗でやってもらった方が良いでしょう。
次回はMobicomのプリペイドSIMカードの使用した状況を紹介したいと思います。
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