前回は中華圏(中国本土・香港・マカオ)で利用できるローミング対応の中国移動香港(チャイナモバイル香港)のSIMカードを日本のAmazonで購入したことを紹介しました。
今回はこのプリペイドSIMカードを使えるようにしたいと思います。
購入したプリペイドSIMカード
購入したSIMカードを再度紹介しておきます。
中国移動香港のプリペイドSIMカードで日本のAmazonで購入したものです。
10日間有効で3GBのデータ通信(2GBにプラスして1GBが使えるらしい)と100分の通話・100通のSMSが利用可能です。
中国本土で利用する場合、データローミングするかたちになります。インターネットへの接続は香港経由となるため、中国のインターネット規制を回避することができます。
SIMカードは標準・ミニ・マイクロの3サイズ対応です。
アクティベーション
アクティベーションは現地(中国本土・香港・マカオ)に到着してから行います。私は中国本土で利用しました。
まずはSIMカードをスマートフォンに装着しましょう。自動的にチャイナモバイルの電波をつかみます。
電波をつかまない場合は下記を確認してください。
- Androidの場合: 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「ネットワークを自動的に選択」が「オン」になっていること
- iPhoneの場合: 「設定」→「モバイル通信」→「ネットワーク選択」→「自動」が「オン」になっていること。
しかし、モバイルネットワークは切断状態です。
この状態で通話アプリを起動して「*#130#」に発信します。
これで画面に次のようなメッセージが表示されます。
そして1分もしないうちに次のようなSMSが送られてきます。
これでアクティベーション完了です。
割り当てられた電話番号が「56027226 (香港の番号です)」、有効期限が2019/10/27 23:59までであることがわかります。
アクティベーションしたのが2019/10/17の夜10時頃なので10日間使えることがわかります。
言語の設定
アクティベーション時のSMSでわかるようにデフォルトの言語は中国語になっています。
この言語は「*#120#」で変更することができます。
これで言語を表示するメニューが表示されるので「1」を返信しましょう。
次のように表示されれば言語の変更完了です。
APNの設定
スマートフォンでインターネット通信を行う場合には、APNの設定が必要です。
この中国移動香港のAPNは次の通りです。
APN | cmhk |
---|---|
ユーザ名 | なし (空欄) |
パスワード | なし (空欄) |
Androidの設定
スマートフォンによって異なりますが、多くのスマートフォンは「設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」でAPNの設定ができます。
新規APNの作成を選択して、上記のAPN情報を入力します。
あとはこのAPNを選択すればOKです。
iPhoneの設定
iPhoneは販売ルートによりメニュー構成が変わります。
下記の例は私の手持ちのiPhone SEでの画面です。
「設定」→「モバイル通信」を選択すると「CMHK」というメニュー項目ができています。この中の「モバイルデータ通信ネットワーク」を選択すると
これでAPNを入力する画面がでるので、上記の値を入力します。
データローミングの設定
このSIMカードは香港のキャリアのSIMカードです。
このため中国・マカオで利用する場合は「データローミング」を有効にする必要があります。
Androidの場合は、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」あたりにある「ローミング」で設定します。
ローミングをオンにすると次のようなメッセージが表示されます。
ちょっと怖くなるメッセージですが、気にせず「OK」を選択しましょう。
これでモバイルインターネットが使えるようになります。
iPhoneの場合は、「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」で設定します。
まとめ
今回は中国移動香港(チャイナモバイル香港)の中華圏ローミング対応SIMの初期設定について紹介しました。
アクティベーション時にひと手間必要ですが簡単なので問題なくできると思います。あとはデータローミングをオンにするのを忘れないようにしましょう。
次回はこのプリペイドSIMカードを実際に使った状況を紹介します。
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