前回は中国のプリペイドSIMカード事情を調べてみました。今回はいよいよ現地(上海)での購入です。
上海へは浦東国際空港(第二ターミナル)に到着しました。
前回書いたようにまずは到着時に空港で探し、本命の電脳街に移動しつつ探す作戦です。
上海・浦東国際空港での捜索
第二ターミナルの到着ロビーで探してみました。
しかし結果はすぐに分かりました。そもそも到着ロビーにはお店が少ないんです。コンビニが数店舗あるぐらいで、あとは案内所ぐらいです。
1フロア上の出発ロビーだともう少し店があったような気もしましたが、空港でうろつくのも面白くないので、空港での捜索は早々に打ち切りました。
少なくても「上海・浦東国際空港第二ターミナルの到着ロビーではプリペイドSIMは売っていない」ということは確認しました。
市内への移動と発見！
上海浦東国際空港から市内へはリニアモーターカー(上海トランスラピッド)で移動しました。市内側の駅は「龙阳路」という駅になります。
この駅について、地下鉄二号線に乗り換えようと移動していたら、、、なにやら怪しげな店舗があるのに気づきました。「卡号」と書いてある看板の下に「MOBILE SIM CARD」と書いてあります。
意外なところでお店を発見することができラッキーでした。
しかし、困難なのはここからでした。
プリペイドSIM選び
店のおっちゃんは何とか英語でコミュニケーションが取れました。
会話を意訳するとこんな感じで進みました。
- 私:「SIMカードをください」(スマホを見せながら)
- 店: 「Internationalか？」
- 私: 「ノー。チャイナ・インサイドで。」
- 店: 「じゃ、これから選べ」(後述の看板を指差す)
- 私: 「プリペイド？」
- 店: 「そう」
- 私: 「これいくら？」(適当なのを指して)
- 店: 「それ105元。チャイナ・モバイル」
(これでどの数値がプリペイドSIMの価格を指しているのかが分かった) - 私: 「チャイナ・ユニコムの3Gは？」
- 店: 「これ」
店の看板のチャイナ・ユニコムの部分のアップが下記です。3Gのデータ通信対応と思われるところを赤く囲っておきました（クリックすると拡大します)。
1で始まる青字11桁の数字は電話番号です。買うときに電話番号を指定して買うことになります。この電話番号の横に書いてある○○元というのがプリペイドSIMカードの値段です。電話番号によっては高い値段がつくことがあるようです。
赤字でやや大きめの字で書いてある「内含○○元」というのは、そのプリペイドSIMカードの初期残高です。その分だけ電話をかけることができます(たぶんデータ通信のパッケージを買うこともできる)。
問題は「特点:」で始まる説明です。中国語はさっぱり分かりませんが想像するしかありません。
1の「联通3G卡」というのは、おそらく調査編で多くの方が使っていたプリペイドSIMカードだと思います。価格は110元で、100元分の初期残高があります。そして毎月96元づつ引かれるようです。ピンクで書かれいている文字列を10011にSMSで送信するとデータパッケージを購入できるのではないかと思います。
2～4は同一シリーズ(联通慧卡 3G高速上网)のようです。毎月引かれる金額(16元, 26元, 36元)が異なるほか、よくよく見ると赤字で「含100MB(あるいは300MBや500MB)本地3G流量」と書かれているので、ここ記載されている容量までデータ通信できるようです。価格は16元版が55元、26元版と36元版は90元です。
5はイマイチ特長が分かりません。500MBの通信と460分の通話がセットになっているものでしょうか。
私はかなり迷ったのですが、失敗してもダメージが少なくなるように一番安い55元の联通彗卡16元版(上記の2)を選ぶことにしました。55元というのは2012年11月のレートで大体700円ちょっとです。
プリペイドSIMカードの購入
店のオヤジに買いたいプリペイドSIMカードの電話番号の一つを指さして、お金を払えば売買成立です。
指定した電話番号のプリペイドSIMを探して渡してくれます。セットアップのフォローなどはありません。
まとめ
今回は中国のChina UnicomのプリペイドSIMカードを購入しました。
どこで買おうか迷っていたのですが、運よく乗り換えの龙阳路駅で見つけることができました。しかし説明がすべて中国語でなかなか難易度が高いのも事実です。
次回は購入したプリペイドSIMカードの初期設定をしたいと思います。
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