前回は北米版Pixel 4でMotion Senseが使えるかどうかを試してみました。
今回はこのPixel 4でベンチマークソフトを動かしてみたいと思います。
このレビューで使っているPixel 4は北米版のPixel 4です。国内版とは違っているかもしれないのでご注意ください。
Auntutuベンチマーク
AntutuベンチマークはAndroidでは定番のベンチマークソフトです。3Dの性能を見るためにAntutu 3DBenchもインストール済みです。
Antutuベンチマークを実行した結果は下記の通りです。ベンチマーク実施時は充電はせずにバッテリで駆動している状態です。
これまで私の手元で動かしたことがあるスマホ(中華スマホ)と比べると次の通りです。
スマホ | CPU | トータル | 3D | UX | CPU | RAM |
---|---|---|---|---|---|---|
Google Pixel 4 |
Qualcomm Snapdragon 855 (8コア, 2.84GHz) |
429193 | 172219 | 60973 | 128941 | 67060 |
Google Pixel 2 |
Qualcomm Snapdragon 835 (8コア, 2.45GHz) |
172652 | 69016 | 54989 | 38629 | 10018 |
Xiaomi Mi5s |
Qualcomm Snapdragon 821 (8コア, 2.35GHz) |
146650 | 59329 | 46553 | 30241 | 10527 |
Xiaomi Redmi Note 4 |
MediaTek Helio X20 (10コア, 2.1GHz) |
84917 | 16255 | 36436 | 25494 | 6732 |
Xiaomi Redmi Note 3 Pro |
Qualcomm Snapdragon 650 (6コア, 1.8GHz) |
76188 | 18398 | 26366 | 24686 | 6738 |
何かスコアが劇的に増えているように見えますが、単にAntutuベンチマークのバージョンが変わって数値に互換性がなくなったからのような気もします。
実際にPixel 2と比べると確かにスムーズになった気がしますが、2倍以上の差があるかと言われると疑問です。
この表は参考程度にみてください。
AnTuTuベンチマークで表示できるランキングだと15位になりました。特に何も細工せずにこの順位なのでなかなか優秀ではないかと思います。
また、Antutuベンチマークではシステム情報を表示することができますので紹介しておきます。
GeekBench 5
こちらも定番のベンチマークソフトです。
結果は次の通りです。
もう少しスコアをブレークダウンした内容は次の通りです。
GeekBench 5については過去のデータがないので比較ができないのが残念です。
スマホ | CPU | Single Core | |||
---|---|---|---|---|---|
Total | Crypto | Integer | Floating | ||
Google Pixel 4 |
Qualcomm Snapdragon 855 (8コア, 2.84GHz) |
626 | 883 | 600 | 639 |
スマホ | CPU | Multi Core | |||
---|---|---|---|---|---|
Total | Crypto | Integer | Floating | ||
Google Pixel 4 |
Qualcomm Snapdragon 855 (8コア, 2.84GHz) |
2631 | 3647 | 2541 | 2658 |
GeekBench 4
GeekBench 5だと過去の結果と比較できないので一つ前のGeekBench 4を使ってみました。
結果は次の通りです。
もう少しスコアをブレークダウンした内容は次の通りです。
過去の結果と比較してみます。同じソフトを使っているので数値同士で比較できるはずです。
スマホ | CPU | Single Core | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
Total | Crypto | Integer | Floating | Mem | ||
Google Pixel 4 |
Qualcomm Snapdragon 855 (8コア, 2.84GHz) |
3027 | 1436 | 3203 | 2839 | 3310 |
Google Pixel 2 |
Qualcomm Snapdragon 835 (8コア, 2.45GHz) |
1906 | 1194 | 2065 | 1387 | 2506 |
Xiaomi Mi5s |
Qualcomm Snapdragon 821 (8コア, 2.35GHz) |
1690 | 736 | 1471 | 1583 | 2584 |
Xiaomi Redmi Note 4 |
MediaTek Helio X20 (10コア, 2.1GHz) |
1544 | 1106 | 1505 | 1220 | 2226 |
スマホ | CPU | Multi Core | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
Total | Crypto | Integer | Floating | Mem | ||
Google Pixel 4 |
Qualcomm Snapdragon 855 (8コア, 2.84GHz) |
10390 | 6972 | 13208 | 11115 | 3815 |
Google Pixel 2 |
Qualcomm Snapdragon 835 (8コア, 2.45GHz) |
6359 | 5747 | 8382 | 5887 | 2669 |
Xiaomi Mi5s |
Qualcomm Snapdragon 821 (8コア, 2.35GHz) |
4216 | 2014 | 4580 | 4708 | 3213 |
Xiaomi Redmi Note 4 |
MediaTek Helio X20 (10コア, 2.1GHz) |
4669 | 4392 | 5925 | 4471 | 2211 |
これを見るとGoogle Pixel 4はGoogle Pixel 2からすべての項目で順調に性能が向上していることが分かります。
数値を見てみるとXiaomi Mi5s (Snapdragon 821)→Google Pixel 2 (Snapdragon 835)の伸びより、Google Pixel 2→Google Pixel 4の伸びの方が大幅に大きいことが分かります。
まとめ
今回はGoogle Pixel 4でベンチマークソフトを実行してみました。
いままで使っていたPixel 2からは2年経過していることもあり、ベンチマークスコアも大きく向上しました。やはり二年の進化というのは大きいです。
古いスマホを使っている方には乗り換える価値はありそうです。
次回はPixel 4のブートローダをアンロックしようと思います。
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