前回は海外Wi-FiルーターサービスのGLOCAL NETをあえて利用国外で使ってみました。
今回はGLOCAL NETをしばらく使った感想を紹介したいと思います。
この記事を書くにあたり、グローカルネット様より試用のための端末を無料レンタルしていただいています。
グローカルネットを購入する場合はクーポン「AG18F287A」をご利用ください。事務手数料が3000円引きになります。
グローカルネットの申し込みページにクーポンコードを入力するところがあるので、そちらに貼りつけてください。
使用期間
実際に使用したのは、利用可能国である韓国で一泊二日を2回、利用可能国でないウズベキスタンで1週間となります。
ただし、後述するように、ウズベキスタンではWi-Fiルーターになれず、自分のスマホにプリペイドSIMカードを戻してしまったので、GLOCAL NETのWi-Fiルーターを使ったのは数日です。
ですので使用というより試用という感じです。あくまでも参考程度に考えてもらえればと思います。
良い点
良い点はなんといっても、電源を入れただけでインターネットにつながることです。
韓国に到着して、入国審査の待ち時間にはすでにインターネットを使えるようになっていました。仁川国際空港はフリーWi-Fiが使えますが、結構不安定なので、安定してつかえたのはかなりメリットがありました。
ソウルやバンコクなどでは空港でプリペイドSIMカードを購入できますが、実際には購入の待ち時間を考慮する必要があります。
到着時に空港にお向かいが来ているような場合や、家族で移動している場合などは空港で自由時間が取れない場合もあると思います。
その点、GLOCAL NETのように待ち時間なくインターネットが使えるようになるのはメリットがあると思います。
また、複数人で簡単に利用できる点もよい点だと思います。
1日300MBという制限(超えるとスピード制限)があるので注意が必要ですが、グループ・家族に一台あればかなり便利に過ごせるのではないかと思います。
あとは細かいことですが、国をまたいでもスマホ側のWi-Fi設定をいじらずにそのまま使えるのも、地味に良い点だと思いました。
ただ、よくよく考えると、これはGLOCAL NETだけのメリットでだけでなく、海外Wi-Fiレンタルサービス全般に言えることのような気がしました・・・
気になる点
今回、私はGLOCAL NETのWi-Fiルーター端末を無償でレンタルしていただいて、サービスを利用することができました。
しかし、実際には初期費用としてWi-Fiルーターの端末代24,000円と事務手数料3,000円がかかります。
つまり初期費用は合計27,000円になります。これは結構馬鹿にならない費用です。その後の運用費用は海外1日800円と抑えられるものの、この初期費用をどう考えるかが難しいところです。
レンタルの海外Wi-FiルーターサービスだとLTE利用で大体1,200円程度でしょうか。1日の差額が400円とすると初期費用を回収するまでざっと67日というところです。
2年間で回収するとしても、出張族でない限り難しい日数かと思います。
となると、GLOCAL NETの国内国内料金(1ヵ月3GBが1,000円から)をうまくつかって、国内滞在時の通信費も併せて節約していくのがポイントだと思います。
その他、使っていて気になったのは、電源を入れてもインターネットにつなげないケース(エラーコード:12と表示される)場合があることです。
結局これは放置すればそのうちインターネットにつながることをに気づいたのですが、それに気づくまでは、Wi-Fiルーターを再起動を繰り返したりしてバッテリを消耗させる結果となってしまいました。
この辺はエラーメッセージの改善の余地があると思いました。
その他の感想
その他、気づいた点・思った点を気ままに書いておきます。
お勧めのユーザ層
お勧めのユーザを考えて思いついたのは、まずは出張が多いビジネスパーソンです。
パソコンを国内外で持ち歩く場合は、常にGLOBAL NETのWi-Fiルーターにつなげておくようにしておき、国内でも国外でもGLOCAL NETのモバイルルーターを使うようにしておけば、使い勝手が良いのではないかと思います。
また家族旅行をするお父さんが、普段は仕事用、旅行時は家族との共用という形で、GLOCAL NETを使うのもコストパフォーマンスが良いと思います。
いずれにしろ、初期費用がかかることを考えてると、国内での利用も前提で考えたほうが良いでしょう。
SIMカードベースのサービスは?
これまで記載したようにGLOBAL NETで引っかかるのは、初期費用の高さだと思います。
しかし、もし初期費用がずっと安かったらどうでしょうか? かなり魅力的なサービスとなりそうです。
仮に、GLOCAL NETのサービスが「GLOCAL NETのSIMカード + Androidアプリ」で提供することができたら、Wi-Fiルーターを購入する必要がなくなり、初期費用がぐっと抑えられる気がします。
といってもこれはGLOCAL NETのWi-FiルーターがAndroidベースの製品だったので思いついた勝手な形態です。中身を知らないので実際にそんなことができるのかどうかはわかりませんが、ぜひ初期費用下げるアイデアを実現してほしいところです。
Wi-Fiルーターの利用について
以下は、GOCAL NETに関する感想ではなく、一般的なWi-Fiルーターに対する感想です。
私はこれまで海外旅行に行くとほとんどの場合は現地でプリペイドSIMカードを購入して、自分のスマホに入れてインターネットに接続接続しておりました。
Wi-Fiルーターをまともに使ったのは実は今回が初めてです。海外でWi-Fiルータを使った場合に、次のことに戸惑いました。
- 飛行機に乗るときに電源OFFにしなければいけない
当たり前ですがWi-Fiルーターは飛行機の中では利用できませんのでOFFにする必要があります。
私の場合は、Wi-Fiルータはカバンに入れてるため、頭上の荷物スペースに入れる前にWi-Fiルーターを電源OFFにする必要があります。
一方、最近はスマホは扉が閉まるまで使うことができるので、着席してもしばらくスマホは使っていたいという気持ちもあります。
結局、Wi-Fiルーターの電源をONのままにしておいて、扉が閉まったら荷物スペースを空けてWi-Fiルーターの電源を切るか、Wi-Fiルーターの電源を切って荷物スペースに入れた時点でスマホの利用をあきらめるしかありません。
プリペイドSIMカードの場合は、ぎりぎりまでスマホが使えるので、これは不便に感じました。 - 電波状況が分からない
ソウルやシンガポールなど電波状況が良い場所を移動するのならばWi-Fiルーターは常に良い電波で接続できます。
しかし、渡航先は電波状況が良いとは限りません。
Wi-Fiルーターをカバンに入れたままスマホを使っていて、電波状況が悪い場所に移動すると、スマホのWi-Fiアンテナ表示は正常なのに通信が途絶えてしまうのです。
スマホにプリペイドSIMカードを差して使っているならば、アンテナ表示が消えたり、2G(EDGE)になったりして理由が分かるのですが、Wi-Fiルーターを利用している場合は、Wi-Fiルーターの画面を確認しないと不調の理由が分からないのです。
もちろん、Wi-Fiルータには複数人で同時にインターネットが使えるというメリットもあるのですが、スマホでテザリングをすれば同じことが実現できるわけで、結局私はプリペイドSIMカードをWi-Fiルーターではなくスマートフォンに直接差して利用してしまいました。
まとめ
今回は海外Wi-FiルーターサービスGLOCAL NETをしばらく使った感想を紹介しました。
GLOCAL NETの利用してみると確かに便利なのですが、初期費用の高さが少々気になりました。GLOCAL NETをお得に使いこなすには、日本国内でもGLOCAL NETを活用する必要がありそうです。
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