海外Wi-Fiルーター GLOCAL NETを使う その3: プリペイドSIMで運用する

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前回は海外Wi-FiルータサービスのGLOCAL NET(グローカルネット)をサービス対象国である韓国で使った様子を紹介しました。

今回はGLOCAL NETのWi-Fiルータ端末をあえてサービス対象国外で利用したときの様子を紹介したいと思います。

この記事を書くにあたり、グローカルネット様より試用のための端末を無料レンタルしていただいています。

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GLOCAL NETの利用可能国

GLOCAL NETは2016/11時点で世界111カ国対応となっています。

  • ヨーロッパ
    オーランド諸島 、アルバニア、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ガーンジー、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、モナコ、オランダ、ノルウェイ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、サンマリノ、セルビア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、ウクライナ、イギリス、バチカン
  • アジア
    バーレーン、バングラデッシュ、カンボジア、中国、香港、インド、インドネシア、イスラエル、日本、ヨルダン、カザフスタン、マカオ、マレーシア、モルディブ、モンゴル、ネパール、パキスタン、フィリピン、カタール、サウジアラビア、シンガポール、韓国、スリランカ、台湾、タイ、ラオス、アラブ首長国連邦、ベトナム、イエメン
  • アフリカ
    アルジェリア、アンゴラ、エジプト、ガーナ、ケニア、モーリシャス、モロッコ、ナイジェリア、レユニオン、南アフリカ、タンザニア、チュニジア、西サハラ、ザンビア
  • 南アメリカ
    アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、バルバドス、チリ、コロンビア、エクアドル、フランス領ギアナ、マルティニーク、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラ
  • 北アメリカ
    カナダ、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、メキシコ、ニカラグア、パナマ、プエルトリコ、アメリカ(ハワイ、グアム、サイパン)
  • オセアニア
    オーストラリア、フィジー、ニュージーランド

今回はこのリストに載っていない国であるウズベキスタンに行ったので、現地でプリペイドSIMカードを購入してGLOCAL NETのWi-Fiルーターで使ってみました。

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プリペイドSIMカードの購入

GLOCAL NETのWi-Fiルーターをサービス対象国外で活用するには、現地でプリペイドSIMカードを購入する必要があります。

今回はプリペイドSIMカードの購入がメインテーマではないので、購入方法については紹介しませんが、プリペイドSIMカードを購入する場合には下記に注意しましょう。

  1. SIMカードのサイズはマイクロSIMにする
  2. データ通信対応のプリペイドSIMカードにする(当然ですが)
  3. インターネットパッケージはあらかじめ有効にしてもらう

「3」はなにげに重要です。

インターネットパッケージを有効にするには、SMSを送信したり、特別な番号に発信する必要があったりします。しかし、Wi-FiルータはSMSの送信や電話の発信ができません。

プリペイドSIMカードを購入するときにインターネットパッケージを有効にしてもらうか、あらかじめデータ通信が組み込まれているプリペイドSIMカードを購入するようにしてください。

SIMロックが解除されたスマートフォンがあれば自分でインターネットパッケージを有効にできますので、「3」については気にしなくてもよいです。

利用するための設定

GLOCAL NETのWi-FiルーターでプリペイドSIMカードを使う前に、購入したプリペイドSIMカードの「APN情報」を把握しておいてください。

この情報がないと設定ができません。

マイクロサイズのプリペイドSIMカードとAPN情報ができたら、電源が入っているGLOCAL NETのWi-Fiルータの挿入しましょう。うまく入らなったらSIMカードの上下をひっくり返してみてください。

正しく挿入できるとWi-Fiルータの画面に「SIMカードが装着されました」というメッセージが表示されます。

プリペイドSIMカードを認識した状態

ここで「OK」を選択すると「SIM管理」画面に遷移するので、挿入したSIMスロットを選び「決定」を選択します。

SIMカードの選択

「クラウドSIM」というのはGLOCAL NET用のSIM(おそらくWi-Fiルータに内蔵)です。GLOCAL NETのサービスに戻したいときには「クラウドSIM」を選択します。

これで通常の画面に戻ったら「その他」を選択してメニュー画面に入ります。

メニュー画面へ

メニュー画面から「お客様のローカルSIMs」を選択すると挿入したSIMカードの情報を見ることができます。

SIMカードの設定へ

「お客様のローカルSIMs」の画面では「データ接続」の文字の部分をタップする(これがちょっとわかりにくいです)と、詳細な設定画面に映ります。

モバイルネットワークの設定へ

この画面はAndroidのモバイルネットワーク設定と同じなので、Androidを使っている方にはわかりやすいと思います。

インターネット通信をするためのAPN設定は「アクセスポイント名」を選べば設定できます。

モバイルネットワークの設定

下記の不具合は修正済みのようです。

私がお借りした端末ではおそらくファームウェアの不具合で、日本語表示だとアクセスポイント名(APN)を設定してもエラーになってしまいます。

これはGLOCAL NETも把握しているようで、表示を英語に切り替えてからAPNの設定するように案内が出ています。

いずれファームウェアが更新され、日本語表示でもアクセスポイント名の設定ができるようになるのではないかと思います。

英語表示の場合は「My Local SIMs」→「Data Connection」→「Access Point Names」とメニューをたどって、右上のプラスマークをタップして「Edit access oint」を選んだらAPN情報を入力して「Save」すればOKです。

APN設定

アクセスポイント名(APN)の設定が正しく行われれば、アンテナアイコンの横に「3G」や「4G」の文字が出て、Wi-Fiルーターがインターネットにつながります。

あとは手持ちのスマートフォンなどをWi-Fiルーターに接続すれば設定は完了です。

実際の使い勝手

APNの設定さえできてしまえば、使い勝手としてはGLOCAL NETの利用可能国でGLOCAL NETを利用している状態と一緒です。

もちろん、費用に関しては購入したプリペイドSIMカード次第なので、GLOCAL NET (1日300MBが800円固定)とは大きく異なります。

Wi-FiルータのSSIDやパスワードは変わらないので、スマホ側のWi-Fiの設定は変更する必要はありません。

私は、前回紹介したように韓国でGLOCAL NETを使ってから、ウズベキスタンに移動しました。スマホのWi-Fi設定はGLOCAL NETのWi-Fiルーターにつなげるように韓国で設定済みだったため、ウズベキスタンではスマホ側は設定の変更をすることなくWi-Fiルータに接続することができました。

通信速度

気になる通信速度はプリペイドSIMカードを使った場合は、プリペイドSIMカードの通信事業者の実力なので、GLOCAL NETは関係ありません。

試しにウズベキスタンでUcellという通信事業者のプリペイドSIMカードを利用した場合は17Mbps以上出て快適でした。

通信速度測定結果

Wi-Fiルーターの使い勝手

Wi-Fiルーター自体の使い勝手はGLOCAL NETの利用可能国でGLOCAL NETを利用したときと一緒です。

プリペイドSIMカードはデータ通信量の上限が決まっています。

どのくらいデータ通信したかは、ある特別な電話番号に発信することで確認できるのですが、GLOCAL NETのWi-Fiルーターの場合は画面にデータ通信量が表示されてすぐに確認できるのは便利でした。

まとめ

今回は海外Wi-FiルーターサービスのGLOCAL NETの利用可能国外であるウズベキスタンで使った様子を紹介しました。

現地でプリペイドSIMカードを購入することで、GLOCAL NETの利用可能国以外でもWi-Fiルータとして活用することができるのを確認しました。一人で旅行する際はスマートフォンのSIMを入れ替えるのが簡単ですが、複数人の場合はWi-Fiルータとして使えるのは助かるかもしれません。

次回はGLOCAL NETを韓国(利用可能国)とウズベキスタン(非利用可能国)で使ってみた感想を紹介したいと思います。

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