新たなアクションカムAndoer AN5000入手しました。このカメラはジャイロセンサーによる揺れキャンセル機能があります。
Andoer AN5000のレビューは下記になります。
前回は中華アクションカムELECAM Explorer Sの静止画サンプルを紹介しました。
今回はアクションカムの本職である動画の紹介です。静止画の画質はいまいちだったので動画の画質が気になるところです。
今回使用しているElephone ELECAM Explorer Sは通販サイトのGearBestから提供していただきました。
GearBestは既に閉鎖となっておりますので、AliExpressやBanggoodなどのたの中華通販を利用することをお勧めします。
通常動画のサンプル
4K@30fps
建物の屋上からパンしながら撮影した動画です。途中で太陽が写っているいるのでかなり明暗差があると思いますが、破綻せずに撮影できていると思います。なお、この動画のビットレートは40524kbpsで、ファイルサイズは49.3MBとなりました。
別の4K動画のサンプルです。水が勢いよく流れる小さな滝です。
この動画を撮影したときには防水ハウジングを装着した状態で行いました。この画像はビットレートは37930kbpsで、ファイルサイズは50.7MBとなりました。
FHD@60fps
4Kのサンプルと同じ状況で撮影したものです。ただし、パン動作は私が主導で行っているのでスピードが違います。よほど大画面で見ない限り4Kとの差はないと思います。むしろフレーム数が増えていることからFHDの方がスムーズな気がします。なお、この画像のビットレートは31359kbpsで、ファイルサイズは42.1MBとなりました。
4Kで撮影した小さな滝をFHDの60fpsで撮影したサンプルです。ビットレートは31713kbps、ファイルサイズは42.5MBです。
HD@120fps
設定を変えて120fpsで滝を撮影してみました。ビットレートは23255kbps、ファイルサイズは31.4MBです。
スローモーション撮影
最後に滝をスローモーションモードで撮影したサンプルです。
この撮影ではHDで120fpsで撮影していますが、記録が30fpsになるので1/4のスローモーションとなっています。この動画はビットレートは7912kbpsでファイルサイズは31.1MBです。
タイムラプス動画サンプル
ELECAM Explorer Sはタイムラプス動画を撮影することができます。
ただどのように設定したらよいか意外と難しいのでまずはタイムラプスの設定について説明してから、サンプル画像を紹介したいと思います。
タイムラプスの設定
メニューの言語を日本語にしている場合は「縮時収録」というメニューで設定します。
このメニューでは「OFF 」「0.5s」「1s」「2s」「5s」「10s」「30s」「60s」という選択肢があり、OFF以外を選ぶとタイムラプス動画を撮影します。
注意が必要なのはどれくらい短縮されて動画が作られるかというのは、この設定項目だけでなく選択している「ビデオの解像度」によるということです。
「縮時収録」での選択は、何秒に1フレームを撮影するか、ということです。そして動画が1秒あたり何フレームから構成されるかは「ビデオの解像度」の選択によることになります。
例えば、「ビデオの解像度」で「30fps (1秒間に30フレーム)」のモードを選択しているときに、「縮時収録」で「1s」を選択していると、30秒撮影すると1秒分の動画データができることになります。従って30分の1に短縮して動画が作られます。
同様に「縮時収録」で「0.5s」を選択すれば15分の1に短縮、「2s」を選択すれば60分の1に圧縮となります。
一方、「ビデオの解像度」で「60fps (1秒間に60フレーム)」のモードを選択している時に、「縮時収録」で「1s」を選択していると、60秒撮影すると1秒分の動画でたができることになります。従って60分の1に短縮して動画が作られます。
同様に「縮時収録」で「0.5s」を選択すれば30分の1に短縮、「2s」を選択すれば120分の1に圧縮となります。
4K@30fps
「縮時収録」で「1s」を選択して30分の1に短縮した動画を作成してみました。
動画は車のダッシュボードにELECAM Explorer Sを固定して車からの風景です。
車がレンタカーだったため、アタッチメントでがっちりカメラを固定することができませんでした。
跡が残らないように白のマスキングテープで固定してみたところ、テープがガラスに映り込んでしまって見苦しくなっています。
動画の時間は2分強なので1時間ぐらい運転したときの映像ということになります。ビットレートは52402kbpsです。
どうでしょうか。以外と面白映像が作れるような気がします。
車載ビデオでずっと記録すると長くて見るのも大変ですが、タイムラプス動画で記録すると道の雰囲気が簡単に伝わるのではないでしょうか。
4Kだと30fpsなので、動きが速い動画だとカクカクするのではないかと思いましたが、そもそもタイムラプスはカクカクしているものなので、それほど気になりませんでした。
同じ設定でのタイムラプスのサンプルをもう一つ掲載しておきます。このときはルームミラーにELECAM Explorer Sに固定して撮影しました。ビットレートは52271kbpsでした。
FHD@60fps
こちらは「縮時収録」で「0.5s」を選択してみました。これは4Kの時と同様に30分の1に短縮した動画を作成したかったからです。
4Kの時と同様に、ダッシュボードに白いテープで固定しています。
このテープがフロントガラスに盛大に映り込んで見苦しいですが、無視してください。
動画は1分40秒ほどなので40分ぐらい運転したときの映像ということになります。ビットレートは31524kbpsです。フレームレートは上がりましたが、解像度が低いため4Kの時よりビットレートは小さくなります。
心なしか4K@30fpsのタイムラプスよりもスムーズなような気がします。ただ明確な差は感じられません。
このような用途であれば4Kの解像感も活かしにくいのでファイルサイズを抑える目的でFHDで使うのもありだと思います。
実際に私は撮影したタイムラプス動画を比較した後は、FHD@60fpsで記録するようにしました。
同じ設定でのタイムラプスのサンプルをもう一つ掲載しておきます。このときはルームミラーにELECAM Explorer Sに固定して撮影しました。ビットレートは31603kbpsでした。
まとめ
今回は中華アクションカムELECAM Explorer Sの動画サンプルを紹介しました。
主に4Kの30fpsとFHDの60fpsで撮影を試しましたが、FHDでもまずまずの映像が撮れると思います。ファイルサイズも抑えられますし、4KにこだわりがなければFHD 60fpsで撮影するのがおすすめです。
次回はELECAM Explorer Sをしばらく使った感想を紹介します。
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