前回は、中華タブレット(Windows)の値段を海外通販サイト(AliExpress・GearBest・PandaWill・GeekBuying・EverBuying)で調べてみました。
第三弾の今回はその他のガジェット類の値段を比較してみたいと思います。
各通販サイトの使い方は下記のページを参照してください。
- 海外通販ガイド: AliExpressでの購入の仕方
- 海外通販ガイド: GearBestでの購入の仕方
- 海外通販ガイド: PandaWillでの購入の仕方
- 海外通販ガイド: GeekBuyingでの購入の仕方
- 海外通販ガイド: EverBuyingでの購入の仕方
スティックPC Meegopad T03 PRO
まずはスティックPCを比較の対象として選んでみました。
スティックPCとはHDMIでTVに直結する小型PCでTVでYouTubeやブラウザ画面を見ることができるようになります。
スティックPCについてはあまり調べておらず、今回は価格比較だけが目的なので、Windows10搭載・Cherry Trail世代のCPU(Z8300)搭載の製品をピックアップしました。
Meegopad T03 PROのスペック
Meegopad T03 PROのスペックは次の通りです。
項目 | Meegopad T03 PROの仕様 |
---|---|
CPU | Intel Cherry Trail Z8300 1.44GHz Quad Core |
RAM | 2GB |
ストレージ | 32GB |
microSD | スロットあり(64GBまで) |
Wi-Fi | 802.11b/g/n |
各サイトにはこのように記載されていましたが、802.11acには対応していないのでしょうか?
Meegopad T03 PROの価格比較
それでは価格の比較です。
データを収集したのは2016/04/16です。各社セールを行うために頻繁に価格が変わるのでご注意ください。
順位 | サイト | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | AliExpress | $94.87 | |
2 | GeekBuying | $109.99 | |
3 | GearBest | $110.46 | |
4 | EverBuying (売り切れ) | $131.96 | |
5 | Amazon | 16,360円 | 1ドル110円とすると$149 |
6 | PandaWill | 取扱なし |
AliExpressが頭一つ抜けている結果となりました。
AliExpressはタブレットでは振るわなかったのですが、スマホやスティックPCのように小型のデバイスの方が得なのかもしれません。
ちなみに日本ではスペックが近いDiginnos Stick DG-STK2Sという製品が13,800円で売られています。AliExpressの94.87ドルを1ドル110円で計算すると10,436円程度ですので3000円近い差があります。
ただ、Diginnos Stick DG-STK2Sだと無線LANが802.11acに対応しています。スティックPCはわざわざ海外通販で購入する必要もない気がします。
アクションカメラ Xiaomi Yi
2番目はアクションカメラです。
実は中華通販サイトでアクションカメラを検索すると非常に多くのモデルが出てきます。
中には4Kに対応しているモデルなどもあり目移りしてしまうのですが、今回は価格比較ということでどこのサイトも扱っているであろうXiaomiのアクションカメラXiaomi Yiを調査対象にしてみます。
Xiaomi Yiのスペック
Xiaomi Yiのスペックは次の通りです。
項目 | Xiaomi Yiの仕様 |
---|---|
ビデオ | 1080p@60fps~480p@240fps |
ファイル | H.264 MP4 |
画角 | 155度 |
バッテリ | 80分 (1080p@60fpsでの撮影時) |
重さ | 56グラム |
詳細はオフィシャルページを参照してください。
Xiaomi Yiの価格比較
それでは価格の比較です。
本体の色が白のモデルの価格を調査しました。
データを収集したのは2016/04/16です。各社セールを行うために頻繁に価格が変わるのでご注意ください
順位 | サイト | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | GeekBuying | $65.99 | |
2 | GearBest | $67.99 | |
3 | EverBuying | $69.99 | |
4 | AliExpress | $71.63 | |
5 | PandaWill (リンク切れ) | $83.99 | |
6 | Amazon | 10,930円 | 1ドル110円とすると$99 |
このアクションカムはGearBest・GeekBuyingではセール品のようで接戦となりました。この調査時点では2ドルの差でGeekBuyingがトップです。
EverBuyingとGearBestはポイント還元があり、GeekBuyingはポイント還元がないのでその差が出たのかもしれません。
360度カメラ Cube 360 WiFi
3番目はいずれは手を出そうと思っている360度カメラです。
360度カメラは日本ではリコーのThetaが有名ですが、中華ガジェットで探すと「Cube 360 WiFi」という製品が出てきました。
リコーThetaは手持ちカメラ、Cube 360 WiFiは置いて利用するカメラ(三脚固定も可能)でタイプは違うのですが、なかなか面白そうな製品です。
Cube 360 WiFiのスペック
Cube 360 WiFiのスペックは次の通りです。
項目 | Cube 360 WiFiの仕様 |
---|---|
ビデオ | 1280×1024 28fps |
画角 | 水平方向 360度、垂直方向 190度 |
Wi-Fi | 802.11bgn |
バッテリ | 180分 |
重さ | 79グラム |
詳細な情報はオフィシャルページでご確認ください。
- リンク
http://www.soocoo.cc/cube360-panorama-video-camera-p.htmlリンク切れ
動画のファイルフォーマットがTSとなっているのがちょっと気になります。パソコンなら問題なく取り扱えると思いますが、スマホではちょっと扱いにくいファイルフォーマットかもしれません。
Cube 360 WiFiの価格比較
それでは価格の比較です。
本体の色が白のモデルの価格を調査しました。
カラーは一番出回っているようなのでイエローにしました。
データを収集したのは2016/04/16です。各社セールを行うために頻繁に価格が変わるのでご注意ください。
順位 | サイト | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | AliExpress | $76.09 | |
2 | GeekBuying | $84.99 | |
3 | GearBest | $88.24 | |
4 | EverBuying | $96.88 | |
– | PandaWill | 取扱なし | |
– | Amazon | 取扱なし |
この製品はAliExpressが頭一つ抜けてトップになり、続いてGeekBuying、GeekBestという状況です。
やはりAliExpressは小型の商品はAliExpressは得意なのでしょうか!?
シングルボードコンピュータ Raspberry Pi2 Model B
最後にピックアップしたのはラズパイことRaspberry Piです。モデルはRaspberry Pi 2 Model Bです。最新のモデルはRaspberry Pi 3なのですが、Pi 2の方が流通が多そうなのでこちらにしました。
Raspberry Pi2 Model Bのスペック
Raspberry Pi2 Model Bのスペックは次の通りです。
項目 | Raspberry Pi2 Model Bの仕様 |
---|---|
CPU | Broadcom BCM2836 ARM Cortex-A7 900MHz |
メモリ | 1GB |
Raspberry Pi2 Model Bの価格比較
それでは価格の比較です。
データを収集したのは2016/04/16です。価格は変わる可能性があるのでご注意ください。
順位 | サイト | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | AliExpress | $37.35 | |
2 | EverBuying (売り切れ) | $39.28 | |
3 | Amazon | 4,810円 | 1ドル110円とすると$43.8 |
4 | GearBest | $44.88 | |
– | GeekBuying | 取扱なし | WiFiアダプタ・カメラ・キーボードのセットは$119.59 |
– | PandaWill | 取扱なし |
比較した結果、日本のAmazonでの価格とはほとんど変わらない状況となりましt。
それもそのはず、Raspberryの開発をしているのはラズベリーパイ財団なので、中国産ではないのです。
やはり、中華ブランドの製品でないと、中華系の海外通販を使うメリットはないということです。
まとめ
今回は価格比較の第三弾として様々なガジェットの価格を比較してみました。
やはり中国産のガジェットについては中華系の通販サイトを使うメリットがありそうです。ただ、スティックPCのように日本でも広く売られている製品については、メーカを気にせず探せば日本の販売価格と差が縮まるようです。
次回からは中華Windowsタブレットの紹介を始めたいと思います。
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