前回は中華通販サイトのEverBuyingのセールを紹介しました。今回からは話題を変えて中華タブレットネタです。
今回紹介するのはChuwi Vi10 Plusという10インチクラスの中華タブレットです。このタブレットの特徴は、OSがWindowsでもAndroidでもなくRemix OSとなっているところです。
これまでAndroidタブレットはいくつか使ってきましたが、Remix OSのタブレットは初めて使います。
今回使用しているChuwi Vi10 Plusは通販サイトのGearBestから提供していただきました。
Chuwi Vi10 Plusは既に販売終了になっています
Chuwiの10インチクラスのAndroidタブレットしてはChuwi Hi Padが発売されています。Chuwi Hi Padは海外通販サイトのBanggoodで139.99ドルで発売されています。
Banggoodで購入してみようという方は下記ページを参照してみてください。
Chuwiについて
Chuwiは中華タブレット界ではかなりメジャーなメーカで、どちらかといえば格安の製品を得意としているメーカといえるでしょうか。
私はChuwiのタブレットではChuwi Hi8 Proというタブレットを使ったことがあります。このタブレットは価格の割にはディスプレイが高解像度でコストパフォーマンスが抜群の機種でした。
Chuwi Vi10 Plusについて
今回レビューするChuwi Vi10 PlusはChuwiの10インチ級タブレットです。下記が公式サイトになります。
Chuwiの「Vi10」という名前のタブレットにはいくつか種類があり混乱します。GearBestで購入できるものをまとめてみると次のようになります。
Vi10 Plus | Vi10 Plus | Vi10 Plus | Vi10 Ultimate | |
---|---|---|---|---|
CPU |
Cherry Trail Z8300 |
|||
RAM |
2GB |
4GB |
2GB |
2GB |
ストレージ |
32GB |
64GB |
64GB |
32GB |
ディスプレイ |
10.8インチ |
10.8インチ |
||
Wi-Fi |
802.11bgn |
802.11bgn |
||
Bluetooth |
あり |
あり |
||
microSD |
あり |
あり |
||
バッテリ |
8400mAh |
8000mAh |
||
サイズ |
27.64 x 18.48 x 0.88 cm |
27.80 x 17.10 x 0.88 cm |
||
重さ |
686g |
520g |
||
OS | Remix OS 2.0 |
Windows10 + Remix OS 2.0 |
Windows10 |
|
GearBestでの価格 (2016/08/29時点) |
Vi10 PlusだけでもOSやメモリの組み合わせで3種類あるのですが、今回レビューするのは一番左の列のRemix OSのみのモデルになります。
スペック的には10インチクラスの中華タブレットとしては標準的で、強いて言えばメモリとストレージが2GBと32GBとやや小さいというというところが気になります。
なお、Vi10シリーズには「Vi10 Pro」や「Vi10 (無印)」もあるようなのですが、これらはすでにChuwiのサイトからも消えているので今回は省略しています。
Remix OSについて
今回のChuwi Vi8 Plusで注目すべきはOSが「Remix OS」である点です。
Remix OSというのはJide Technologyという会社により開発されているAndroidベースのOSです。
http://www.jide.com/remixos (リンク切れ)
その特徴は「Androidのアプリが動く」「マルチウィンドウで使用できる」の2点に集約することができると思います。
スマートフォンではAndroidのアプリを起動すると、そのアプリが全画面を占有してしまいますが、Remix OSではWindowsのようにAndroidのアプリをウィンドウ内で起動できます。したがってパソコンのように同時に複数のアプリを同時に使用することができます。
どうやらAndroidを大画面のタブレットやデスクトップに広げる目的で開発されたOSのようです。
外箱の様子
Chuwi Vi10 PlusはGearBestからFedexで送られてきました。輸入時の消費税はかかりませんでした。
Chuwi Vi10 Plusの外箱は次の通りです。透明ビニールでラッピングされていたのですが反射が激しかったので写真を撮るときには外してあります。
デザインは段ボールの紙素材をそのまま使っており、デザインはChuwi Hi8 Proの外箱とほぼ同じです。
ちなみに側面には中身の製品名とスペックをまとめたシールが貼ってあります。
OSについては「Android」にチェックが入っています。Remix OSの欄がないのでAndroidにしておいたのでしょう。
開梱
それでは箱を開けてみます。
箱を開けるとChuwi Vi8 Plus本体が入っていて、USBケーブルなどは左側の箱に入っています。
付属品を取り出すと次のようになります。
左側は上から「USB Type-Cケーブル」「USB ACアダプタ」です。
右側は上から「説明書」「保証書」「検査証明書」です。
説明書は簡体中国語・繁体中国語・英語で記載されています。中華タブレットを使う人は説明書をほぼ読まない(?)と思われますが、スキャンしたので英語の部分だけ掲載しておきます。
タブレット本体の確認
それでは本体の確認をしていきましょう。
正面は本体はこんな感じです。まだ保護シールは外していません。正面中央の上部にカメラがあります。そしてWindowsが搭載されていないはずなのに、右側にWindowsのアイコンがあるのが気になります。これが単なるロゴなのかタッチセンサーになっているのかは現段階ではわかりません。
Chiwi Vi10は割と額縁部分は広いタイプと思います。ただ、10インチともなると、手で持つ際は額縁部分を持つことになるので、見た目はイマイチですが実用上は額縁があったほうがよいのかもしれません。
背面の写真は次の通りです。背面も上部にカメラがあります。
背面は触るとひんやりして質感としては悪くありません。プラスチックかと思ったらChuwiのWebページの記載を見るとメタルボディらしいです。確かに持ってみて剛性に関する不安はありません。
上の写真では見にくいのでロゴの部分を拡大しておきます。「Designed by CHUWI」という記載が誇らしいです。また、充電の入力が3A必要なことがわかります。
側面のコネクタ部を拡大してみます。
左から、イヤホンジャック・microHDMI・謎の穴(たぶんマイク)・microUSB・USB Type-C・microSDカードスロットとなります。
USBがmicroUSBとUSB Type-Cの2つあることが気になります。どうやらUSB Type-Cは充電用で、microUSBはOTG対応でPC接続やマウス接続ができるのだと思いますが、この辺は実際に確認してみたいと思います。
また両側面には下記の写真のようにスピーカー穴が用意されています。
本体の上部には電源スイッチとボリュームスイッチが配置されています。
さらに本体底面中央部にはキーボードユニットを接続するためのコネクタもあります。
キーボードユニットをつなげることによってノートPCのように使うことができますが、このキーボードユニットは別売りとなります。また残念ながらキーボードのレイアウトは英語レイアウトのみになります。
本体を確認してみて気づくのは、本体の質感がChiwi Hi8 Proよりも格段に上がっているということです。
背面が金属材質になっているだけでなく、側面もエッジがきれいに鏡面加工されています。このためエッジ部が反射するようになっていて、高級感を醸し出しています。中華タブレットといえばチープな質感というのが定番でしたが、差別化のためか最近では外見にも力を入れてきているようです。
サイズ感
サイズは10インチということもありかなり大きいです。
Chwi Vi10 Plusの上に、10インチタブレットのTeclast X98 Plus IIと8インチタブレットのChuwi Hi8 Proを重ねてみました。
上下はほぼTeclast X98 Plus IIと同じぐらいですが、幅はChuwi Vi10 Plusの方がかなり大きくなります。
サイズ的にはA4用紙の一回り小さいぐらいなので、普段の持ち運び用というより家庭内でリビングや寝室などを移動して使う感じがよいかもしれません。
付属品の確認
最後に付属品の確認です。
まずはUSB Type-Cケーブルです。ケーブル長は80cmです。
まだUSB Type-Cケーブルはそれほど安くなっていないので、USB Type-Cケーブルがついているのはうれしいところです(充電用で必須なので付属するのは当たり前ですが・・・)。
もう一つの付属品はUSB ACアダプタです。ところが・・・付属のUSB ACアダプタはコネクタがが丸型(ヨーロッパ用)でした。入力電圧は100~240Vのワールド対応なので、変換コネクタがあれば日本で使うことができます(ダイソーで売っていると思います)。
Chuwi V10 Plusの入力電圧に合わせて出力は5V・3Aとなっています。
通常のUSB ACアダプタは出力は1~2Aなので、そのようなUSB ACアダプタで充電すると受電できないか、かなり充電時間が長くなるかもしれません。
Chuwi Vi10 Plusは既に販売終了になっています。
Remix OSを搭載した後継モデルは存在しませんが、Chuwiの10インチクラスのAndroidタブレットしてはChuwi HiPadがあります。
Chuwi HiPadはHelio X27というスマートフォンでも採用されている高機能CPUを搭載しているのが魅力です。
まとめ
今回はGearBestから提供していただいた中華タブレットChuwi Vi10 Plusを紹介しました。
筐体は大柄であるものの、金属筐体や側面の加工など見た目の品位はなかなか良いものです。あとはRemix OSの使い勝手次第というところです。
次回はいよいよChuwi Vi10 Plusの電源を入れてみたいと思います。
海外通販サイトで販売されている無線機器は日本国内の技術基準適合証明を取得していない可能性があります。
そのような機器を日本国内で使用すると、電波法違反に問われる場合もあります。
本ブログは技術標準適合証明を未取得の機器の利用を推奨しているわけではありません。
コメント