前回はJSバックアップというソフトでアプリを丸ごとバックアップ&リストアしてみたわけですが、結局アプリ以外で移行できたのはSMSのデータだけという状況でした。
これでは困るので、いくつかのソフトについては個別にデータを移行してみます。今回はタブブラウザのSleipnirです。
Sleipnir Mobileとは
タブ操作を特徴とするウェブ・ブラウザです。Windows版もあり、Sleipnir Linkerというソフトを入れると連携できたりします。
いろいろブラウザは試したのですが結局これに落ち着いて長いこと使っています(WindowsでのブラウザもSleipnirです)。
設定のエクスポート
Sleipnir Mobile v2.5以降から設定のエクスポートという機能がついていますので、これを使います。
まず旧スマホにmicroSDをセットしSleipnir Mobileを起動します。
そしてメニューボタンを押して表示されたメニューから「その他」を選択します。
表示された「その他」メニューの中からは「設定」を選択します。
設定メニューでは「バックアップ」を選びます。
バックアップメニューでは「バックアップの保存」を選択します。
次にバックアップ対象が表示されますので、すべてを選択して「OK」をタッチします。
これでエクスポートの処理は終了です。
設定のインポート
次にmicroSDカードをAQUOS PHONE ZETA SH-02Eに戻して設定をインポートするわけですが、ワナがあります。
Sleipnirはバックアップしたデータが「/mnt/sdcard/sleipnir/backup」に存在していることを前提としています。
しかし、AQUOS PHONE ZETA SH-02EではmicroSDカードは「/mnt/sdcard/external_sd」以下に割り当てられていますので、Sleipnirは旧スマホでバックアップしたデータを読むことができません。
したがって、まず最初に「/mnt/sdcard/external_cd/sleipnir/backup」というフォルダを「/mnt/sdcard/sleipnir」にコピーする必要があります。
コピーが終わればエクスポートのときと一緒でSleipnirを起動して「メニュー」→「その他」→「設定」→「バックアップ」ときて、「バックアップの読み込み」を選択します。
バックアップ項目が表示されるのでバックアップしたいものを選択します。
上書きの確認がでるので「OK」を押せばインポート完了です。
「ブックマーク」「タブ」「エクステンション」も同様にインポートできます。
まとめ
今回はデータ以降の続きとしてSleipnirの設定を移行しました。これで使い慣れた状態でブラウザが使えます。
次回はメールクライアントであるK-9 Mailのデータ移行について紹介します。
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