AndroidとmicroSDカードについて、このブログではいままで3回ネタにしてきました。
- AndroidでmicroSDカードの交換
- AndroidでmicroSDカードの交換 その後
- AndroidとmicroSDカードとデフラグ (microSDを交換してから約1ヵ月後、この記事の3ヶ月前)
わりとアクセス数も高いネタなので、フォローしてみます。
「アンドロイドデフラグFREE」というAndroid用ソフトについては「AndroidとmicroSDカードとデフラグ その3」
https://scratchpad.jp/android-micro-sdcard-defrag-3/
これまでの経緯
これまでの流れは
- microSDカードを交換→体感性能アップ
- 使っていると徐々にモッサリ→デフラグでやや復活
というあたりでした。
今回は、前回デフラグしてからおよそ3ヶ月経過した状況です。いったいどうなっているのでしょうか!?
ベンチマーク(デフラグ前)
Android上でのベンチマーク
AQUOS PHONE SH-12C上でベンチマークソフト(SD Tools)を実行してみます。
2回実行した結果です(これまでとの比較は後ほど)。
Windows上でのベンチマーク
CrystalDiskMarkを使用しました(これまでとの比較は後ほど)。
フラグメンテーションの状況
SDカードのファイルがどれだけフラグメンテーションされているか、Auslogics Disk Defragというデフラグツールで確認してみました。
結果は14%のファイル(総数で1593ファイル)がフラグメンテーション(分断化)されているとでました。3ヶ月前にチェックしたとき(=microSD使用開始後1ヶ月程度)は5%でしたから、やはり何もしないで使い続けるとフラグメンテーションは進んでしまうようです。
デフラグ(最適化)
と言うわけで、今回もデフラグ(最適化)です。
デフラグはmicroSDカードをWindows PCに挿して、「マイコンピュータ」⇒「microSDカードのドライブを右クリックしてプロパティ」⇒「ツール」⇒「最適化する」です。
なお、私はいつもmicroSDカードをスマホからはずしてPCのカードリーダに挿していますが、スマホをUSBケーブルでPCに直接つないでUSBストレージをONにしてもも同じことが実行できます。
ベンチマーク(デフラグ後)
Android上でのベンチマーク
デフラグ完了した状態で、再びSD Toolsで速度を測ってみます。ちょっと値のブレが大きいですが、全体的に値は改善していますね。
Windows上でのベンチマーク
デフラグ完了した状態で、再びWindows上でCristalDiskMarkを動かしてみます。
全体的に数字が改善しているようです。
比較
まずはSD Toolsの結果で比較してみます。
このツールは若干結果にぶれがあるように感じます。複数回実行した場合は、単純に平均を記載します。
直前の状態より、数字が悪くなった項目は赤字で、良くなった項目は青字とします。
購入直後 | 1ヵ月後 | さらに3ヵ月後(今回) | |||
デフラグ前 | デフラグ後 | デフラグ前 | デフラグ後 | ||
Write Speed (MB/s) | 16.1 | 9.9 | 13.8 | 8.3 | 14.65 |
Read Speed (MB/s) | 15.5 | 15.5 | 16.9 | 14.3 | 16.15 |
同様にCristalDiskMarkの結果で比較してみます。
こちらも、直前の状態より、数字が悪くなった項目は赤字で、良くなった項目は青字とします(誤差っぽいところもありますが)。
購入直後 | 1ヵ月後 | さらに3ヵ月後(今回) | ||||
デフラグ前 | デフラグ後 | デフラグ前 | デフラグ後 | |||
Seq | Read (MB/s) | 15.96 | 15.91 | 15.89 | 15.80 | 15.88 |
Write (MB/s) | 4.440 | 4.434 | 4.436 | 4.301 | 4.270 | |
512K | Read (MB/s) | 15.85 | 15.81 | 15.77 | 15.76 | 15.81 |
Write (MB/s) | 1.093 | 1.274 | 1.027 | 1.248 | 1.399 | |
4K | Read (MB/s) | 2.848 | 2.827 | 2.758 | 2.824 | 2.788 |
Write (MB/s) | 1.231 | 1.191 | 1.190 | 1.181 | 1.228 | |
4K (QD32) |
Read (MB/s) | 2.790 | 2.798 | 2.863 | 2.775 | 2.789 |
Write (MB/s) | 0.833 | 0.692 | 1.278 | 0.768 | 1.107 |
まとめ
SDカードのデフラグは不要、と言う意見も目にしますが、Android用のminiSDカードについてはある程度の間隔でデフラグをしたほうが良いと私は考えています。
もちろんデフラグと言う処理がminiSDの寿命を縮めることになるので、過度の実行は禁物ですが・・・
あくまでもご自分の判断で実行しましょう!
コメント
Google Playへ行けば、「アンドロイドデフラグFREE」というソフトがありますよ。
一度お試しください。
コメントありがとうございます!
このソフトGoogle Playで確認したことだけはあったりします。
しかし、ユーザーレビューのコメントで気になる点があることと、アクセス許可になぜか「位置情報」「個人情報」があるのでちょっと躊躇しています。
本当にこのソフトは効果があるのでしょうか!?
「アンドロイドデフラグFREE」について調べてみました!
詳しくは「AndroidとmicroSDカードとデフラグ その3」を参照してください!
cool!!
非常に参考になりました!!
コメントありがとうございます!
コメントいただけると、ブログを続けるモチベーションがあがるので助かります!
大変参考になります。
故障し掛かっているとドキドキしながら使っている
SH-12Cを多少、安心しながら使い続けられそうです
デフラグ挑戦してみます
コメントありがとうございます!
私もまだSH-12Cでがんばっています。microSDカードはヘタるので、microSDカードを買い換えるのもありかもしれませんよ。