AndroidとmicroSDカードとデフラグ その3

AndroidとmicroSDカードについて、このブログではいままで4回ネタにしてきました。

今回はAndroid端末でmicroSDカードを交換する方法を紹介します。 PCを使ってmicroSDカードの内容をコピーしたのですが、今のところうまくいっています。
Androidで使用しているmicroSDカードを新品に交換したところ、かなりレスポンスがよくなりました。どうやらmicroSDカードをAndroidで長く使っていると性能が低下するようです。
今回は、Androidで使用するmicroSDとデフラグの関係を紹介します。1ヶ月たってmicroSDカードの状態を確認したところ、書き込み速度は落ちており、ファイルも断片化していました。PC上でmicroSDカードのデフラグをしてみたところわずかながら書き込み速度も向上しました。
今回はAndoridで使用しているmicroSDカードをデフラグしてみます。 SDカードのデフラグは不要、と言う意見も目にしますが、Androidではある程度の間隔でデフラグをしたほうが良いと私は考えています。 もちろんデフラグと言う処理がminiSDの寿命を縮めることになるので、過度の実行は禁物ですが・・・
わりとアクセス数も高いネタなので、フォローしてみます。

今回はGoogle Playで配布されている「アンドロイドデフラグFREE」について調べてみます。

2012/10/23更新

「アンドロイドデフラグFREE」はGoogle Playからなくなりました。理由は不明です。 

アンドロイドデフラグFREE

Google Playの説明にには次のように書かれています。長いですが、そのまま引用します。

アンドロイドモバイル&タブレット高度な歴史消しゴムとパフォーマンスブースター

★★今TOOLS第1回TOP NEW支払った★★

Android上で最も人気のある新たな生産性アプリケーションは、今すぐダウンロード!

履歴検索をクリアし、ワンタッチですべての、バッテリの寿命を増加させる余分なタスクを強制終了!

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我々は今、技術的な問題を持ついくつかのAndroidデバイスを認識しています。
修正はあなたの忍耐のおかげで、すぐに来ている!
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★完全に消去インターネットの検索履歴
★メモリキャッシュ/を削除し破損したファイル/ブースト性能をクリーンアップ
★レポートのセクションでは、使用メモリ/空きメモリ/修復したファイルを詳述し、メモリ使用量の円グラフ
あなたのAndroidモバイル&タブレットの使いやすさのために★の合理化設計(原理KISS)
★あなたのリストから電話番号メモリやSDカードのいずれかを選択して、デフラグをクリックすると、その簡単です
★美しいユーザーフレンドリーなインターフェイス·デザイン
★自動ランドスケープアプリケーションロックは現在破損したファイルまたは中断デフラグを防ぎます
★オーストラリアの開発者によって作成された

★PROのバージョンでは、現在はGoogleプレイStoreから直接ダウンロードできます。
アンドロイドデフラグPRO™の特徴:
– プロセスのスピードを60%増加している!
– の増加、バッテリーの最適化
– レポートの間には広告しない

注:デフラグは、モバイルフラッシュメモリドライブに許可されていません。当社のソフトウェアは、移動削除し、不要なキャッシュファイルを修復し、不要なタスクを殺すことであなたのメモリとRAMを解放し、オプションですべてのブラウザ履歴をクリアすることにより、同様の方法で動作します。

技術的な問題や課題(Googleの従業員を含む)いつでもメールでお問い合わせください、我々はそれを修正します。してください、私たちが最初に知らせ、私達に問題を解決するチャンスを与えることなく、任意の悪いレビューを残していない。

ありがとうございます。

実はデフラグ(ファイルシステム上で分断されたファイルの連結)処理については書かれていません。「注:」で始まる最後の方の段落を見ると、キャッシュや履歴などのクリアにより動作を軽くする、というようにも読めます。

さて、デフラグ処理はされるのでしょうか?

処理前の状態

デフラグの状態を調べるためにAuslogics Disk DefragというソフトをPCにインストールしておきます。

そしてmicroSDカードをAQUOS PHONE SH-12CからはずしPCに装着し、Auslogics Disk Defragで「分析」を行います。

結果は下記のようになりました。

処理前の状態

分断化しているファイルは「1088個」と表示されいます。

アンドロイドデフラグFREEによる処理

microSDカードをAQUOS PHONE SH-12Cに戻し、「アンドロイドデフラグFREE」を起動します。

起動するストレージが2つ(Phone MemoryとSD Memory)が表示されるので、SD Memoryの方をタッチしてから、「Defrag」ボタンをタッチします。これで分析後、デフラグがスタートします。

アンドロイドデフラグFREE

デフラグ中にはデフラグ状態を可視化したバー(Estimated disk usage before defrag)が表示されます。これによるとだいファイルは分断されているようです。

デフラグ中

デフラグ処理が完了すると結果が表示されます。

20120905-223055

どうやら7349個の分断化されたファイルを修復したようです。Auslogics Disk Defragでは1088個でしたから数え方が違うのでしょうか??

処理後の状態

さて、確認のため再びmicroSDカードをPCにつなげAuslogics Disk Defragで分析してみます。

SnapCrab_Auslogics Disk Defrag_2012-9-5_22-43-2_No-00

なんかまったく変わっていないような・・・・ 分断化しているファイル数も1087個と1つ少なくなっているだけです。

Auslogics Disk Defragの内容を信じれば「アンドロイドデフラグFREE」はまったくデフラグ処理を行っていないということになります。

念のための確認

確認するために、Auslogics Disk Defragでデフラグしてみました。

デフラグ処理ができていることは、Windowsのドライブのプロパティ→ツール→最適化→ディスクの分析でも確認します(「0 %断片化」と表示されるはず)。

0%断片化

そしてこのmicroSDカードをAQUOS PHONE SH-12Cに戻し、再度アンドロイドデフラグFREEを実行してみます。

するとどうでしょう、分析して表示されるデフラグ状態は相変わらずズタズタ(デフラグ済みなのに?)です。

アンドロイドでフラグフリーの再実行

、結果を見ると7975個のファイルの分断化を解消したと表示されます(デフラグ解消済みなのでほとんどゼロになるはずなのに、さっきより増えてる)。

アンドロイドでフラグフリーの再実行結果

考察

今回の調査結果から見ると、アンドロイドデフラグFREEというソフトはデフラグするためのソフトではないと思われます(どんな効果があるか分かりません)。私は調査後、即アンインストールしました。

基本的にAndroidのアプリケーションというのは、無茶なことができないようにDalvikという仮想マシン上で動作しています。そのような状況では「デフラグ」というHWに近い処理は実装できないような気がします。

いずれにしろデフラグのために「アンドロイドデフラグFREE」を使うのはお勧めできません(無意味です)。

まとめ

今回はアンドロイドデフラグFREEというソフトでmicroSDカードのデフラグができるのかどうかを調査しました。

調査した限りではデフラグ処理はまったく行われておりません(どんな処理をしているのか不明です)。デフラグ処理を期待するのならばアンドロイドデフラグFREEというソフトは期待できなさそうです(あくまでも個人的な見解です)。

私は調査後にすぐにアンインストールしました。

そもそもデフラグ処理はmicroSDカードを頻繁に読み書きするため、microSDカードの寿命を縮めます。多少の性能向上は望めると思いますが、デフラグのやりすぎにはくれぐれも注意してください。