前回はXiaomi(Mijia)のBluetooth対応の温度・湿度計を紹介をしました。
今回は同時の購入したXiaomi (Mijia)の温度・湿度計付のデジタル時計を紹介したいと思います。
前回の記事とかぶるところがありますが、ご了承ください。
購入!
Xiaomiは日本でもスマートフォン等の製品をリリースしていますが、スマートホーム系の製品には「Mijia」というブランド名が用いられています。
正確には「Mijia」というメーカーがXiaomiエコシステムの製品を出しているという感じだと思います。
海外通販のBanggoodで面白そうな製品を探していて見つけたのが、Bluetoothに対応し、時計機能を持った温度・湿度計です。型番は「LYWSD02MMC」になります。
私はBanggoodで購入しましたが、AliExpressでも扱っているようです。
Banggoodでは残念ながら取り扱いが終了してしまったようです。
私が購入したときには1個14ドルでした。
実は購入したのは2年前の2020年3月になります・・・ 購入してずっと放置していました。
Banggoodでの購入方法は下記を参考にしてみてください。
AliExpressでの購入方法については下記を参照してください。
Xiaomi (Mijia) 電子温度・湿度計 Pro (LYWSD02MMC)
早速紹介していきます。
パッケージ
中国向け製品なのでパッケージは中国語です。
パッケージに書かれている「米家」は「Xiaomi」という意味なので製品名は「Xiaomi電子温湿度計Pro」であることがわかります。
「温湿度計」だとちょっとわかりにくいかと思い、この記事では「温度・湿度計」としています。
パッケージの背面には型番やスペックなどが書かれています。電池はCR2032が2個、Bluetoothは4.2(BLE)などの情報がわかります。
パッケージの中身は温度・湿度計本体・取扱説明書(中国語)・固定用のパーツ(3個)となっています。
温度・湿度計本体の下にある三つのパーツが固定用のパーツです。左から固定用のパーツは「脚」「マグネット」「両面テープ」になります。
設置場所に合わせていずれかを本体背面に貼り付けて利用することになります。
温度・湿度計本体
温度・湿度計本体のサイズは110×55mmです。デイスプレイはE-Ink式のようで電源がオフの状態で文字が表示されています。
大きな数字の部分が時計(時刻)です。
その下の数値は左から「PM2.5濃度」「湿度」「温度」で、その右隣が回適度を表す顔文字です。
画面には「PM2.5濃度」を表示する欄が設けられていますが、実際に使ってみるとこの部分は常に空白(オフ)です。
将来的には同じディスプレイを利用したPM2.5濃度に対応した製品がでてくるのかもしれません。
背面は中央にシールをつけるためのくぼみがあります。
この部分に同梱されていた固定用のパーツを貼り付けて利用します。例えば「脚」を利用するとこんな感じに立てて利用することができます。
裏蓋は爪などを使って取り外すことができます。
入手時には電池のところに絶縁フィルムが付いているので、これを引き抜くと通電して動作を開始します。
しかし、私の場合は2年間放置したのが悪かったのか、動きませんでした。
新品のCR2032電池は100円ショップでも購入可能です。新しい電池に入れ替えたところ無事に動きました。
動作し始めると時計・温度・湿度をデジタルで表示し、快適度を示す顔文字を表示します。
ただ、時刻はずれています。時刻を調整するにはスマートフォンとBluetoothで接続しなければいけないようです
ディスプレイの表示は毎時0分と10分に一時的に反転します。
これはおそらくE-inkディスプレイのリフレッシュと言われる動作だと思います。
取扱説明書
取扱説明書は完全に中国語です。
重要なのは快適の顔文字と温度・湿度の関係と、アプリを入手するためのQRコードでしょう。
顔文字と温度・湿度の関係は次のようになります。
温度 < 19℃ | 19℃ ≦ 温度 < 27℃ | 温度 ≧ 27℃ | |
---|---|---|---|
湿度 < 20 % | (-_-) | (-_-) | (-_-) |
20% ≦ 湿度 < 85% | (-_-) | (^_^) | (-_-) |
湿度 > 85 % | (-_-) | (-_-) | (-_-) |
つまり、温度が19~27℃で、湿度が20~85%だと「(^_^) 」となります。
また、アプリの入手するためのQRコードのURLは下記になります。
Mi Homeアプリに転送されるのではないかと思います。
使ってみる
AndroidにMi Homeアプリをインストールして使ってみます。
私はすでにXiaomiのスマート空気清浄機を利用しておりMi Homeアプリは導入しています。Mi Homeアプリのインストールについてはこちらの記事をご確認ください。
今回はMi HomeアプリにアプリにXiaomi (Mijia) 電子温度・湿度計Proを追加するところから紹介していきます。
デバイスの追加→失敗
デバイスの追加の作業を行う際は、近くにXiaomi (Mijia) 電子温度・湿度計Proをスマートフォンの近くに置いて置きます。
Mi Homeアプリをすでに導入済の場合、取扱説明書のQRコードをスキャンすると自動的にMi Homeアプリが起動してデバイスの追加処理を開始します。
このときMi Homeアプリに「付近のデバイスの検出」を許可していない場合は、デバイスの追加に失敗します。
そのような場合は、ここで紹介するようにMi Homeアプリの「デバイスの追加」から行ってみてください。
Mi Homeアプリを立ち上げると右上に「+」のアイコンがありますので、このアイコンから「デバイスを追加する」を選択します。
するとデバイスの追加のためのアプリ権限に関する情報が表示されます。よく読んだ上で「次へ」を選択します。
次に次のように権限を要求してきますので「許可」を選択します。
すでにMi Homeアプリにデバイスの検出の権限を許可していた場合は、このあたりの表示は省略されると思います。
これで周囲のデバイスの自動検出が開始します。
これでしばらく待っていれば検出されるはずですが・・・・なぜか失敗してしまいました。
そこでこの画面をスクロールして「温度・湿度センサー」から「Xiaomi温度および湿度モニタ…」を選択して再度デバイスを検索してみました。
しかし・・・やっぱり失敗です。
どうも正攻法ではMi Homeに追加できないようです。
デバイスの追加、リベンジ
Xiaomi (Mijia) 電子温度・湿度計ProをMi Homeに追加できないと、時刻を合わせることができず、時計として全く無意味なものになってしまいます。
そこでいろいろ調べてみたところ、ロケール(地域設定)を「中国」にすれば良いという情報を見つけました。
これを試してみます。
まずMi Homeの「プロファイル」から「設定」を選択します。
次に「ロケール」を選択します。
国・地域の一覧が出てくるので、「中国」を選択します。
すると「サーバを切り替えること」「サーバを切り替えるとこれまで登録していたデバイスが解除されること」が表示されます。これは困ってしまいますが、先に進むしかないので「切り替えの確認」を選択します。
するとなぜか人間かどうかのチェックをしてきます。面倒ですが対応します。
これでロケールが中国に切り替わりますが。表示は日本語のママなので変化はわかりにくいですが、新たにサインインをし直す必要が出てくるので切り替わったことがわかります。
面倒なことに、サーバーが切り替わったのでこれまでMi Homeで使っていたアカウントとは別になります。
仕方がないので「サインイン」を選択して、サインインをしていきます。
どうもサインイン関係の画面はスクリーンショットがとれないようです。
注意点としては「SMSでサインイン」を選択することと、入力する電話番号では先頭の「0」を省略することです。
中国にロケールを切り替えてサインインし直すと次のような画面になるので右上のメニューから「デバイスを追加する」を選択します。
すると周囲のデバイスをスキャンして「Mi Temperature and Humidity Monitor …」が見つかります。
これでしばらく待っているとBluetoothのペアリングが行われ、デバイスの追加が完了します。
デバイスをMi Homeアプリに追加したあとは、そのアプリをMi Homeアプリ上に設定したどの「部屋」に割り当てるかを選択します。
ロケールを切り替えると部屋情報もなくなってしまうので、新たに部屋を追加します。
ここでは寝室を作成し、温度・湿度計をこの寝室に追加してみます。
次にこの温度・湿度計の名前を変更できますが、私はそのままにして進みました。
次にこのデバイスを他のMi Homeアプリユーザと共有するかどうかを選択できます。私の場合は他にMi Homeアプリを使っている人が居ないので「今は共有しない」を選択しました。
次にユーザ契約書とプライバシーポリシーへの同意を求められるので、確認の上「同意する」を選択します。
これでMi Homeアプリに温度・湿度計が表示されるようになります。
また時刻もスマホの時刻に合わせて調整されているはずです。
ファームウエアのアップデート
Mi Homeアプリに追加できたら右上のメニューを選択してみましょう。
購入したタイミングによっては「ファームウェアを更新する」のところに赤いドットが表示されていると思います。
赤いドットが表示されている場合は新しいファームウェアが公開されていますので、このメニュー項目を選択しましょう。
これでファームウェアの更新画面になると思ったら次のように「Traditional Style」に変更しろと言ってきます。
Traditional Styleにするためには温度が表示される画面でスクロールして一番下にある「トラディショナルスタイル」を選択します。
画面の色合いが変わったら再び右上のドットメニューから「ファームウェア更新する」を選択しましょう。
私の場合は入手した温度・湿度計のファームウェアは「1.1.2_0019」で、試したときには新しいファームェア「1.1.2_0097」が公開されていました。
この画面で「Confirm」を選択するとアップデートが開始されたと思います。
この画面になる前に「Update Now]というボタンがあったかのしれません。
しばらく待っているとアップデートが完了して次のような画面になります。
Mi Homeアプリからの利用
Mi Homeアプリのロケールを「中国」に設定することで、ようやくMi Homeアプリから利用できるようになりました。これでMi Homeアプリで温度・湿度が確認できるようになります。
ただし、温度・湿度計とスマートフォンがBluetoothで通信できる状態である必要があります。
木造住宅ならそこそこ電波は飛びますが、自宅の外など離れた場所からは接続することはできませんので注意してください。
遠隔地から温度・湿度を確認するためにはBluetoothをWi-Fiに変換するゲートウェイデバイスが必要になると思います。
さらにグラフで過去24時間の温度変化を見ることができます。
なおこの画面の下の「History」を選択すると、より長い期間での温度・湿度の変化を確認することができます。
「日」の表示では24時間の変化グラフですが、「月」「年」の表示では「最高値」「最低値」の履歴を確認することができます。
なお「トラディショナルスタイル」を選択すると、次のような雰囲気になります。
こちらの方が表示がシンプルで見やすいかもしれません。トラディショナルスタイルが好みの場合は右上のドットメニューから「デフォルトのスタイル」を使って、トラディショナルスタイルを選択すると良いと思います。
Mi Homeアプリのロケールを「日本」に戻すと・・・
ここまで説明したようにこの温度・湿度計を利用するためにはMi Homeアプリのロケールを「中国」に代える必要がありました。
ではこのロケールを「日本」に戻すとどうなるかというと・・・Xiaomi (Mijia) 電子温度・湿度計ProはMi Homeアプリから消えてしまいます。
ロケールを「日本」の状態で登録していた他のデバイスは、ロケールを中国にすると消えてしまいますが、また日本に戻すと復活します。
従ってこの温度・湿度計をMi Homeアプリと連携して使うためには、 Mi Homeアプリのロケールを「中国」のままにする必要があります。すでにMi Homeアプリに登録したデバイスがある場合は、登録し直す必要があると言うことです。
まとめ
今回はBluetooth対応のXiaomi (Mijia) 電子温度・湿度計Proを紹介しました。
視認性も良くコンパクトなサイズで非常に良い製品なのですが、スマートフォンと連携させるにはMi Homeアプリのロケールを中国に設定しなければいけないというのが欠点です。
スマートフォンと連携させないと温度や湿度の変化を知ることができないので、この制約は大変残念です。ファームウェアのアップデートかアプリのアップデートで是非修正してもらいたいです。
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