中華アクティビティトラッカーMi Band 2で遊ぶ その6: しばらく使った感想

レポート フィットネストラッカー
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前回はXiaomiのMi Band 2でAndroidのSmart Lock機能を使う方法を紹介しました。

今回はMi Band 2を10日ほど使った感想を紹介したいと思います。

私は2ヵ月ほど前までFitbitの「Fitbit Charge」を使用していた(残念ながら紛失)ので、記憶の中のFitbit Chargeとの比較が中心です。

私はMi Band 2を中華通販サイトのBanggoodで購入しました。

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BanggoodではMi Band 4のInternational Versionを32.99ドル(クーポン「bg3c32」適用時)(2019/09/08時点)で販売しています。

購入にチャレンジしてみようという方は下記を参照してみてください。

海外通販ガイド: Banggoodでの買い方を紹介!
中国の通販サイトであるBanggoodの使い方について紹介します。 品ぞろえもよく、サイトの日本語対応も進んでいるので中華通販デビューにはおすすめのサイトです。また支払はPayPal以外にコンビニも使えるのがうれしいところです。 中華スマホ・中華タブレットを購入する際にはBanggoodも選択肢に入れておくとよいでしょう。

既に後継モデルのMi Band 4が発売されているので、いま購入するならMi Band 4 (グローバルバージョン/インターナショナルバージョン)がお勧めです。

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着け心地

アクティビティトラッカーは常につけておかなければ意味がないので、着け心地が重要かと思います。

実際に着けてみるとこんな感じです。

Mi Band 2を装着した状態

着け心地は主観的なものなので、かなり個人差があるとは思いますが、普段腕時計を付けている方ならば、Mi Band 2を付けていてもそれほど違和感がないのではと思います。重さも軽いので問題ないでしょう。

あとはMi Band 2を装着していると目立つかどうか、ということを気にする方もいるかもしれません。デザインは黒一色と控えめながら、やはり腕時計とは違うので、見た目は違和感があるかもしれません。

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アクティビティの計測

気になるアクティビティの計測状況です。

Mi Band 2は、歩数・睡眠時間・心拍数が測定できます。また、おそらく歩行状況から、消費カロリーと移動距離も推定してくれます。

それぞれについてMi Fitアプリの画面を交えて紹介したいと思います。

歩数・消費カロリー・移動距離

歩数の測定に関してはおおむね正確のようながします。というか、Fitbit Chargeと同等というのが正しいかもしれません。

Fitbit Chargeと使っていた時と同じ生活パターンで活動すると、歩数はほぼ同じ値となりました。

実際の測定結果はMi Fitアプリでは次のように表示されます。画面の上半分で、どの時間帯にどれだけ歩いたかが一目でわかります。ただ、グラフの横軸に、正午などの時刻を示す目安がないのは不親切だと思います。Fitbitアプリの場合は同様の表示画面で午前6時・正午・午後6時を示す印がありました。

歩行データの表示

画面の下半分には詳細な歩行情報が表示されます。

情報が負い場合はスクロールすると全データを表示させることができます。

歩行データの詳細表示

表示される内容は、時間帯とその時間帯の歩数、そして推定移動距離と消費カロリーです。移動距離につては大体あっているような気がします。

また、面白いのが詳細な歩行情報の部分で「Walk」ではなく「Activity」と表示される時があることです。

どうも心拍数センサーの情報から自動的に「Walk(歩き)」と「Activity(運動)」を自動的に判別しているようです。

Activityと表示されていても、時間当たりの歩数が特別多いわけではありません。

Xiaomiのサイトでも「心拍数センサーによって自動的に運動(Workout)を認識する」と書かれているので、心拍数センサーを使っているのだと思います。

歩行数の測定という面は、Mi Band 2はFitbit Chargeに劣るところはないように思います。

Fitbit Chargeはこれらの項目に加え「登った階数」を記録してくれます。

Mi Band 2は「登った階数」が測定できないで、この点はFitbit Chargeに劣る部分です。

「登った階数」は意外と階段を使うモチベーションになるので、この測定がMi Band 2でできないのはちょっと残念です。

睡眠時間

Mi Band 2を付けて生活していると、睡眠時間を記録してくれます。

睡眠情報は次のように表示されます。画面上半分のグラフ(図)は、睡眠の開始から終了までの様子を視覚的に表しています。濃い色の部分が「深い眠り」で、薄い色の部分は「浅い眠り」を表しています。

睡眠データの表示

睡眠情報として表示される情報は、睡眠時間・深い睡眠だった時間・浅い睡眠だった時間・就寝時刻・起床時刻・目が覚めていた時間、となります。

私が試した限りでは、就寝時刻と起床時刻、目が覚めていた時間についてはほぼ正確だと感じました。

ただ、睡眠の深い・浅いについては、自分ではわからないので正しいかどうかは確認しようがありません。ただ、データを見ると深い睡眠が睡眠時間の1/3以下のときだったりして、なかなか興味深いデータだと思いました。

Fitbit Chargeとの比較ですが、若干測定できる項目が異なりました。

測定項目 Mi Band 2 Fitbit Charge
睡眠時間
就寝時刻
起床時刻
睡眠の浅い・深い ×
目覚めた回数
(グラフから読み取り可能)
寝返りの回数 ×
目覚めていた時間
(目覚めているか寝返りを繰り返している状態の時間として計測)

私が感じたFitbit Chargeとの違いは下記の通りです。

  • Fitbit Chargeは寝ていないタイミングを睡眠と誤認するときがあった(たとえば、Fitbit Chargeをベッドの上に置きっぱなしにしたときなど)。
    Mi Band 2では現在のところ誤認識はしていない。これは「Heart rate sleep assistant」を「ON」して利用しているせいかもしれない。
  • Fitbit Chargeは昼寝など、夜間以外の睡眠や1日2回以上の睡眠も正しく認識した。
    Mi Band 2では、イレギュラーな睡眠については上手く測定できないことがあった(といっても1回試して1回NGなだけですが)

測定できる情報や正確性から、私はMi Band 2のほうがやや優勢のような気がします。

Fitbit Chargeには心拍数センサーがついていないので、比較の対象としては不適当かもしれません。

本来はFitbit Charge HRとの優劣を比較できればよかったのですが、残念ながら私Fitbit Charge HRの使用経験はありません。

心拍数

Mi Band 2のウリの一つは心拍数センサーがついていることです。測定できるのはシンプルに心拍数(1分間の脈拍数)です。

心拍数の計測は、Mi Fitアプリの「Measure」を選択すると行われます。

心拍数データの表示

あるいは、Mi Band 2本体のディスプレイで心拍数を表示させても測定を開始することができます。

このことからわかるように、心拍数の測定を自動で行ったり、心拍数のログをとる機能はないようです。

心拍数のログも取れたら、運動でどのくらい負荷がかかっているかをチェックできて面白いと思うのですが・・

実際には、Mi Band 2はアクティビティの判定(単純な歩行か運動かの判定)の目的で心拍数のデータを常時使っているようなので、もったいないところです。

Mi Band 2本体の使い勝手

Mi Band 2もFitbit Chargeもあまり操作項目がありませんが、本体の使い勝手についても簡単に紹介しておきます。

本体の操作

Mi Band 2にはタッチセンサーが一ついているだけで、タッチするとディスプレイの表示内容を切り替えることができます。

Fitbit Chargeの場合は、本体にボタンがついていて、そのボタンを押すとディスプレイの表示内容を切り替えることができます。

使い勝手はほぼ一緒で差がありません。

ただ、タッチセンサーの場合は、手袋などをしていると反応しない場合があります。運動中に手袋などを着ける人は注意が必要です。

Fitbit Chargeの場合は「タップジェスチャー」という機能があり、Fitbit ChargeをタップするとディスプレイをONにすることもできます。

なお、Mi BandとFitbit Chargeの両方とも腕時計を見るような動作をすると、自動的に時刻を表示する機能があり便利です。

本体の表示内容

Mi Band 2もFitbit Chargeも「時刻」「歩数」「移動距離」「消費カロリー」などを本体のディスプレイに表示することができます。

さらに、Mi Band 2の場合はこれに加えて「心拍数」を、Fitbit Chargeの場合は「登った階段」を表示させることができます。

両社とも表示する項目はON/OFFができます。

Fitbit Chargeは表示順も変更でき、Mi Band 2は表示順は固定ですが、この差はあまり気にすることはないでしょう。

私がFitbit ChargeからMi Band 2に変えて最も不満な点は「時刻表示が日付が表示されない」ということです。

2016/09/24 追記

先日のファームウェアアップにより日付も表示されるようになりました!

また、Fitbit Chargeは時刻のフォーマットを12時間/24時間で変更できますが、Mi Band 2は24時間表記で固定です。

本体に表示される情報(といっても時刻表示だけですが)の利便性としては、Fitbit Chargeの方が上だと思います。

バッテリー

Mi Band 2のバッテリーとFitbit Chargeのバッテリーには大きな差があります。

Fitbit Chargeはバッテリーは持っても5日、という感じでちょくちょく充電が必要でした。

一方、Mi Band 2のバッテリーは全然減りません。使用し始めてから10日ほど経過しましたが、減ったバッテリーは25%だけです。単純計算で1ヶ月以上充電不要で使用できることになります。

Mi Band 2は、充電するためにはMi Band 2のセンサー部分を取り外さなければいけなくて面倒なのですが、実際の充電回数は少なそうなので妥協できそうです。

バッテリーについてはMi Band 2の圧勝です。

目覚まし機能

Mi Band 2もFitbit Chargeも目覚まし代わりに振動させるこちができます。

両方とも曜日が指定できたり、繰り返し指定できたりすることができます。

使い勝手としては同等です。

時刻の変更

使っていて、実はFitbitでとても困っていた点が、Mi Band 2で改善されていることに気づきました。

それは「時計の時刻設定」です。

Mi Band 2では、スマホの時刻設定に連動してMi Band 2に表示される時間が変わります。

スマホの時間を変えたらすぐにMi Band 2に表示される時間が変わるわけではありません。どうも「スマホの時刻の変更後に、初めてMi Fitアプリが起動してMi Band 2と通信するとき」にMi Band 2の時刻設定が更新されるようです。

確実なのは、スマホの時刻設定を変更したら一度スマホを再起動してからMi Fitアプリを起動することです

たとえば、海外旅行などで時差があるところに移動したときに、スマホのタイムゾーン設定が変わるとそれに連動してMi Band 2に表示される時刻も変わります。

一方、Fitbit Chargeは、時刻設定の変更はスマホではできず、WebのFitbitダッシュボードにログインしてそこの設定でタイムゾーンを変更する必要があります。つまり、Fitbit Chargeの時刻設定を変更するにはインターネット接続が必須なのです。

海外旅行などでは現地に到着してもすぐにインターネットが使えないことは多々あります。実際私もFitbitを付けたまま旅行して、時刻が変更できなくて大変困りました。

Mi Band 2では時計の時刻設定がスマホのみで行えますので、Mi Band 2のほうが優れいているのは間違いありません。

Mi Fitアプリ

Mi Band 2を使っていて慣れないのはMi Fitアプリです。

なんというか、データの一覧性が悪いというか、直感的に操作できないというのか、表示させたいデータをすぐに表示させることができないのです。

Mi Fitアプリが英語のアプリであるということもあるのかもしれませんが・・使い勝手がイマイチです。

参考にFitbitアプリのスクリーンショットを載せておきます(睡眠時間はスクロールすると表示されます)。

Fitbitアプリの画面

こちらの方がデータが一覧表示でされていることがわかると思います。また各種設定は左上のメニューアイコンから行うことができます。

Fitbitアプリのお作法・アイコンがAndroidの標準的なものなので使いやすいように感じるのかもしれません。

Xiaomiのアプリは独自路線を行くので改良を期待するのは難しいかもしれません。

既に後継モデルのMi Band 4が発売されているので、いま購入するならMi Band 4 (グローバルバージョン/インターナショナルバージョン)がお勧めです。

Xiaomi Mi Band 4 International Version
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まとめ

今回はXiaomiのアクティビティトラッカーMi Band 2をしばらく使った感想を紹介しました。

以前使っていたFitbit Chargeに比べMi Band 2の方が全体的に性能が上がっていと感じられます。ただ、Mi Fitアプリがイマイチ使いにくいのが残念なところです。

次回はMi Band 2をGoogle Fitと連携させてみたいと思います。

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