前回はUSB充電式の電動エアポンプを紹介しました。
今回は同じGearBestで購入したワイヤレスイヤホンを紹介します。写真を見るとわかりますが、AppleのAirPodsにそっくりな製品です。
なおGearBestで買ってみようと言う方は下記を参照してみてください。
Xiaomi Airdotsシリーズ
スマートフォンで有名なXiaomiはスマートフォンだけでなく、いろいろな製品を発売しています。そのうちの1つがワイヤレスイヤホンです。
もちろんデザインは思いっきりAppleにインスパイアされています。その名も「Airdots」です。
ところが困るのがXiaomi Airdotsと名前の付いた製品がたくさんあると言うことです。GearBestで調べても次のような製品が出てきます。
1 | Xiaomi Aridots Pro 2 | |
---|---|---|
2 | Xiaomi Airdots Pro 2 | |
3 | Xiaomi Airdots Pro 2 | |
4 | Xiaomi Air 2 (TWSEJ02JY) | |
5 | Xiaomi Mi Airdots Pro |
5番目だけは違うのが明らかですが、1~4番目は違いが全くわかりません。
あまりこだわりもないので今回は安くなっていた上記の1を買ってみることにしました。この製品になります。
イヤホン形状がカナル型ではなくインイヤー型にはなりますが、こちらの方が新しいモデルのようです。
私が購入したときは54.99ドルでした。配送状況は次の通りでした。
イベント | 日付 |
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注文 | 2019/11/30 |
発送連絡 | 2019/12/02 |
配送完了 | 2019/12/19 |
配送までにかかった日数は19日、土日を除く営業日だと14日でした。
Xiaomi Airdots Pro 2 (Air 2)
配送時のパッケージは中華通販でおなじみの緩衝材付きの袋で送られてきました。
簡素な梱包だとダメージが心配ですが、取り出したパケージは無事でした。
パッケージをスキャンしてみました。パッケージ正面には製品イメージがあります。
大きく「Air 2」と書かれているので、この製品は「AirPods Pro 2」ではなく「Air 2」と呼ぶのが正しいのかもしれません。
また中国で「小米真天線藍牙耳机Air2」と書かれており、これは「Xiaomi True Wireless Bluetooth Earphone Air 2」という意味のようです。
パッケージ背面は型番などが中国語で書かれています。
この製品の型番は「TWSEJ02JY」となるようです。このようにすべて中国語で書かれているところを見るとこの製品は中国国内向けのモデルのようです。
また、パッケージ背面にはXiaomiのAIアシスタントアプリをダウンロードするためのQRコードが印刷されています。
このリンクにアクセスすると、APKファイルを直接ダウンロードするのは、さすが中華製品と思います。
このAPKファイルをインストールするかどうかは、自分の判断で行ってください。
パッケージの両サイドにはこの製品の特徴が書かれています。
翻訳してみると
- ダブルタップで通話可能
- 蓋を開けるだけのペアリング
- 高速充電
- True Wireless Stereo
- 複合型振動コイル (?)
- 音声によるコマンド
のようです。
パッケージの中身を出してみると、Airdots Pro 2本体・充電ケース・指示カードが入っていました。
実はAirdots Pro 2が固定されている部分には取扱説明書とUSBケーブルが入っていました。ということで、内容物は次のようになります。
Airdots Pro 2本体
Airdots Pro 2の本体を確認していきます。
本体の長さ(うどん部分)は約37mmで本家のAirPodsよりやや短くなります。
Airdots Pro 2の開口部(振動板が内蔵されていると思われる箇所)は、まず耳に当たる面の2箇所あります。
そして側面にも大きめな開口部があります。こちらは低音出力用のウーハーとなる部分でしょうか。
また、うどん部とのつなぎ目のところに穴が開いていることがわかります。推測ですがこれはノイズキャンセル機能のためのマイクではないかと思います。
うどん部分の下端でには充電用の端子と通話用のマイクがあります。充電用の端子は専用ケースに入れたときにケース内の給電端子と接触します。
うどん部分の上端にも小さな穴が開いていました。こちらも通話用のマイクのようです。
ケース
次にケースを紹介します。ケースのサイズは縦横各49mmです。厚みは25mmになります。
ケースの正面には充電状態を表すLEDが埋め込まれています。
背面にXiamiのロゴと「TWSEJ02JY」という型番が確認できます。
ケースの底面には充電用のUSBポートが用意されています。
USBポートの形状はUSB Type-Cでした。最近のスマホはすべてUSB Type-Cに移行しているため、スマホのケーブルと共用できるのはうれしい点です。
ケースの側面には小さなボタンが付いています。このボタンはBluetoothのペアリングのときに利用します。
ケースの蓋を開けるとAirdots Pro 2を入れるための穴が開いています。
持ち運ぶときや充電するときはこの穴にAirdots Pro 2を挿入します。
内部にはマグネットが入っているようで、Airdots Pro 2を途中まで挿入するとあとはピタッと収まります。またフタを開けた状態でひっくり返してもAirdots Proが落ちることはありません。
充電するにはAirdots Pro 2を入れた状態でUSBケーブルでUSBチャージャーに接続します。
充電中はケースのLEDが赤に点滅します。充電が完了すると白いLEDが点灯します。
USBケーブル
付属のUSBケーブルは当たり前ですがUSB type-Cタイプです。
ケーブルにXiaomiロゴの付いたタグが付いているのが珍しいところです。
ドキュメント類
ドキュメント類は紙1枚の指示カードと、冊子型の取扱説明書が入っています。
いずれも中国語なのでGoogle翻訳アプリでカメラで撮りながら解読するしかありません。
指示カードは次のような物です。
ざっと訳してみると
- XiaomiのAIアプリのQRコードの紹介
- ファームウェアの更新には最新のXiaomi AIアプリのダウンロードが必要
- ケースの蓋と連動したペアリングはXiaomiの特定モデルのみ可能
- LHDCは現時点ではXiami Mi 9 Pro 5Gのみ対応
- 何か不具合を感じたらケースに入れて2秒ボタンを長押しするとリセットされる
- ゲームなどの際の音の遅延はスマートフォンにより異なる。いずれOTAで最適なFWが提供される
という感じです。
説明書はページがあるので翻訳アプリで読むのは苦労します。
重要なのは6ページ面に記載されているペアリング方法です。簡単に記載すると
- ペアリングの開始は充電済のAirdots Pro 2が入っているケースのボタンを2秒長押し
- スマートフォンでBluetoothデバイスを検索し「Mi True Wireless Earphones 2」が表示されたら選択
- PINで「0000」を入力
となります。
また8ページには使い方が記載されています。
- 電話に応答するには、左右のいずれかをタップ (音楽の再生は停止します)
- 両耳装着中
- 右側のダブルタップで一時停止・再開
- 左側のダブルタップで音声アシスタントの起動
- 片耳を外すと音楽の一時停止
- 片耳装着中
- 右側のダブルタップで一時停止・再開
なお音声コマンドもあるようですが、中国語のみになりそうです。
実際に使って見る
それではこのXiaomi Airdots Pro 2を使って見ます。
ペアリング (Androidの場合)
ペアリングは上で記載したように、ケースにAirdots Pro 2を入れた状態で、ケースのボタンを2秒間長押しします。
これでケースの白色LEDが点滅します。
この状態でスマートフォンで「設定」→「接続済デバイス」を選択して「新しいデバイスとペア設定する」を選択します。
しばらく待っていると周囲のBluetoothデバイス表示されます。
「Mi Ture Wireless Earphones 2」が表示されたらそれを選択しましょう。私の場合はなぜか「Air 2」も二個表示されましたが、こちらを選んではいけません。
Airdots Pro 2との通信に成功すると次のように表示されるので「ペア設定する」を選択すればOKです。
私のスマホの場合はPINを聞かれませんでしたが、聞かれた場合は「0000」を入力すればOKです。
ペアリングに成功すると接続済のデバイスとして「Mi True Wireless Earphones 2」が表示されます。
ちゃんとバッテリー残量はスマートフォンから確認できます。
この画面で歯車アイコンを選択するとAirdots Pro 2の情報が表示されます。
オーディオコーデックとしてAACが利用可能なことがわかります。
私のPixel 4はAndroid 10ですが、LHDCは利用できないようです。
ペアリング (iPhone)
Airdots Pro 2はiPhoneともペアリングすることができます。
iPhoneで「設定」→「Bluetooth」を選択し、Airdots Pro 2が入ったケースのボタンを2秒間長押しします。
するとその他のデバイスのところに「Mi True Wireless Earphones 2」が表示されます。
この「Mi True Wireless Earphones 2」を選択すればペアリング完了です。PINの入力は不要でした。
接続するとステータスバーにバッテリーレベルもちゃんと表示されます。
耳への装着
Airdots Pro 2のうどん部分には右耳あらわす「R」と左耳をあらわす「L」が薄く書かれています。
これに従って左右の耳に装着しましょう。Airdots Pro 2を耳に装着すると「ポポン」という音が聞こえてきます。
耳に装着されているかどうかを自動判定するようです。おそらく耳に装着されていないときにはバッテリーを消費しないようになっているのだと思います。
インイヤー型と言うこともあり、耳にねじ込む必要も無いので、装着は簡単です。
Youtubeの視聴と操作
当たり前ですがAirdots Pro 2をスマートフォンとペアリングしている状態でYoutubeの再生を開始すると音・音楽はAirdots Pro 2から聞こえてきます。
再生中は右耳側のAirdots Pro 2をダブルタップすると再生の停止・再開を行うことができます。
タップする暇があるならスマホを操作して一時停止しても良い気がしますが、Youtubeではなく音楽再生などの場合はスマホはポケットやカバンに入っていると思いますので、Airdots Pro 2で操作できるのは楽だと思います。
また、再生中に片耳を外すと再生が一時停止し、再装着すると再生を再開します。
話しかけられたときには、片耳を外すと会話もしやすいですし、音楽も自動停止しますので、この動作は便利です。
音質
音質としては可も無く不可も無くという感じです。私は音にはこだわりがないのでこれで十分です。強いて言えば低音は弱いかもしれません。
それよりもインイヤー型ということもあって、遮音性はイマイチなのが気になります。
音量が大きいときには気になりませんが、音量が小さいときや、音楽の再生を止めていると外部のノイズがもろに聞こえてきます。私は近くに加湿器があるのですが、気化式で動作音が大きめなせいか、Airdots Pro 2をしていてもしっかり動作音がが聞こえてきます。
外部の音が聞こえるというのは安全ではありますが、使用シーンによっては気になると思います。
ノイズキャンセル機能については後述します。
通話してみる
Airdots Pro 2にはマイクがあるので通話することができます。
LINE通話と普通の電話を試してみましたが、特にエコーも無く普通に会話をすることができました。
ただ説明書にあった「タップ1回で電話に応答」というのは、なかなかうまくいきませんでした。LINE通話では応答できず、普通の電話では応答に成功しました。
この操作は電話アプリ限定なのかもしれません。
オーディオアシスタントを利用する
Airdots Pro 2の左側を2回タップすると音声アシスタントが起動します。
AndroidとペアリングしているとGoogleアシスタントが起動して「ピポっ・・ポポン」という音がします。
同時に画面には「はい、どんなご用でしょう?」と表示されます。
これで声を出せば音声アシスタントとやりとりすることができます。
外から見ると独り言を話しているようで不気味ですが、音声アシスタントを活用している人には便利かもしれません。
ノイズキャンセル機能
このAirdots Pro 2の商品説明には「Nose reduction」という文字があります。
しかしよくよく見ると「dual-microphone with noise reduction, making the call clearer (デュアルマイクでノイズを低減し、通話をより明瞭にします)」となっています。
つまり通常のノイズキャンセル機能ではなく、Airdots Pro 2で通話するときのノイズキャンセル機能(おそらく自分の声を拾ってしまうエコー現象をキャンセルする機能)なのです。
従って、音楽を聴くときに周囲のノイズをキャンセルすることがはできません。私が勘違いして板だけですが、これは残念でした。
ちなみに、手持ちのソニーのノイズキャンセリングイヤホンMDR-NC100Dを使用してみたところ、ノイズキャンセル機能をオンにした瞬間に加湿器の動作音はピタッと聞こえなくなりました。
まとめ
今回はXiaomiによるBluetoothワイヤレスイヤホン Airdots Pro 2 (Air 2)を紹介しました。
デザインは思いっきりAppleのAirPodsにインスパイアされていますが、機能的には普通のワイヤレスイヤホンです。AirPodsのようなケースの蓋との連動はXiaomiのスマホのみですが、ボタンを使えば他社のスマホでもペアリングすることができます。
ワイヤレスイヤホンが欲しいけど、AirPodsを買うほどではないという方にお勧めです。
次回は中華製のドライブレコーダーを紹介します。
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