Debian 6.0 (squeeze)でWordPress3.5を使う その3: アップデート編

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更新

前回はWordPressのパッケージアップデート前に念のためのデータをバックアップしました。

今回はいよいよ新しいパッケージをインストールします。

WordPressパッケージのアップデート

WordPressのパッケージをインストールします。インストールにはapt-getコマンドあるいはaptitudeコマンドを用いますが、「-tオプション」で「wheezy」を指定するのがポイントです。

またインストールするのはwordpressパッケージだけでなく、wordpress-l10nパッケージも同時にインストールしておきます。

apt-get -t wheezy install wordpress wordpress-l10n
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
以下の特別パッケージがインストールされます:
  tinymce
以下のパッケージはアップグレードされます:
  tinymce wordpress wordpress-l10n
アップグレード: 3 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 318 個。
14.3 MB 中 0 B のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 5,890 kB のディスク容量が消費されます。
続行しますか [Y/n]?

tinymceパッケージも同時にアップデートされるようですが、問題なさそうなので「y」を押して処理を続行します。

私の環境ではエラーもなくインストールが完了しました。

なお、WordPress 3.5のパッケージから設定ファイル/etc/wordpress/wp-config.phpは/usr/share/wordpress以下に配置されるようになりました。

基本的にこのファイルは変更する必要がないので、問題ないと思います。

データベースのアップデート

アップデート直後にWordPressの管理画面にアクセスすると次のような画面が出ます。

データベースの更新

「WordPressデータベースを更新」をクリックすると、更新はすぐに完了して次の画面が表示されます。

データベースの更新完了

ここで「続ける」をクリックすると通常通り設定画面にログインできるはずです。

動作確認&調整

あとは自分のサイトにアクセスしてみて問題なくブログが表示されればOKです。またいくつか調整が必要なので行っておきます。

nginxのプロキシ・キャッシュ

念のためキャッシュファイルを削除しておきます。

rm –rf /var/cache/nginx/scratchpad.jp

WP Super Cacheプラグインの再設定

WordPressをアップデートしたあとに管理画面からWP Super Cacheプラグインの設定を開くと次のようなメッセージが表示されました。

WP Super Cacheの警告

この対処方法については下記で紹介しています。

ただし、advanced-cache.phpを置く場所が/usr/share/wordpress/wp-contentから/var/lib/wordpress/wp-contentに変更になっているので注意してください。

また、/var/lib/wordpressの所有者とグループがrootになっているので、私の場合はwordpressとwww-dataに変えておいたほうがよさそうです。

chown wordpress.www-data –R /var/lib/wordpress

そしてグループにも書き込み権限をつけておきます。

chmod -R g+w /var/lib/wordpress

念のためWP Super Cacheのキャッシュデータはいったん削除した後、WP Super Cacheを再度有効にします。

WP Super Cacheプラグイン用RAMディスクの設定

WP Super Cacheプラグインがキャッシュデータを置くディレクトリが/usr/share/wordprss/wp-content/cacheから/var/lib/wordpress/wp-content/cacheに変更になっています。

そのためRAMディスクもこちらにマウントする必要があります。/etc/fstabに次の行を追加してマウントします。

tmpfs /var/lib/wordpress/wp-content/cache tmpfs size=128m,mode=775,uid=www-data,gid=www-data 0 0
umount /usr/share/wordpress/wp-content/cache
rmdir /usr/share/wordpress/wp-content/cache
mount /var/lib/wordpress/wp-content/cache

もちろん/etc/fstabから/usr/share/wordpress/wp-content/cacheに関する記述は削除しておきます。

Global Translatorのキャッシュデータの移動

Global Translatorプラグインのキャッシュデータを置くディレクトリが/usr/share/wordprss/wp-content/gt-cacheから/var/lib/wordpress/wp-content/gt-cacheに移動しています。

そのままにしておいても良いのですが、/usr/share/wordprss/wp-content/gt-cacheには翻訳済みのデータが多く残っているので、移動しておきます。

mv /usr/share/wordprss/wp-content/gt-cache/* /var/lib/wordpress/wp-content/gt-cache
rmdir /usr/share/wordprss/wp-content/gt-cache

まとめ

今回はDebian squeezeのWordPressを3.5.xにアップデートしました。

WordPress自体のアップデートは簡単でしたが、ファイルの配置ポリシーが変更になったため若干の調整が必要な点が要注意です。

とりあえずアップデートに成功したので、しばらくこれで運用してみたいと思います。

次回は再びWordPressとnginxネタに戻ります。