今回は低価格路線で存在感を示すUMIDIGIから新しいスマートフォンが発表されたことを紹介します。
UMIDIGIらしく高コスパなスマホに仕上がっていますし、NTTドコモのプラチナバンドであるLTE B19対応と言うことで日本人にも注目の製品です。
UMIDIGIについて
UMIDIGIは中国のスマートフォンメーカーです。いわゆる中華スマホメーカーです。
中華スマホと言えばXiaomiやHuawei、OnePlusが有名ですが、これらのブランドに比べるとUMIDIGIは低価格になっているのが特徴です。
最近では日本の電波をつかみやすいスペックにしたり、技適マークを取得したり、日本のAmazonで販売したり(販売しているのが誰かは謎ですが)と、日本市場に力を入れているようです。
UMIDIGI F2発表!
そんなUMIDIGIが2019年9月23日に発表したのが新製品UMIDIGI F2です。
今のところ公式ページには製品情報は開示されておらず、AliExpressでの販売ページのみ用意されています。
スペック概要は次の通りです。
製品 | UMIDIGI F2 (カラー:ブルー/ブラック) | |
---|---|---|
写真 | ||
OS | Android 10 | |
CPU | MediaTek Helio P70 8コア, 最大2.1GHz | |
RAM | 6GB | |
ストレージ | 内部 | 128GB |
microSD | 最大256GB (2枚のSIMカードと同時に利用化) | |
ディスプレイ | 6.53インチ 1080×2340 | |
カメラ | メイン 48MP + 13MP + 5MP + 5MP(深度センサ) フロント 32MP | |
音声出力 | 3.5mmオーディオジャック | |
指紋認証 | あり (側面) | |
ネットワーク | 2G | GSM: B2/3/5/8 CDMA1x: BC0/BC1 |
3G | WCDMA: B2/2/4/5/6/8mTD-SCDMA: B34/39 CDMA EVDO: BC0/BC1 | |
LTE | FDD-LTE: B1/2/3/4/5/6/7/8/12/13/ 17/18/19/20/26/28A/28B/66/71 TDD-LTE: B34/38/39/40/41 | |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | |
Bluetooh | 4.2 | |
NFC | あり | |
ボディ | サイズ | 162.6×77.7×8.7 mm |
重さ | 207g | |
バッテリ | 5150mAh | |
価格 | 249.99ドル |
内容は英語となりますが、既にオフィシャルビデオが公開されています。
ハイライトを列挙すると次のようになります。
- クワッドカメラを採用した強力なカメラ
- ノッチレスの大型ディスプレイ
- 過去最高のスペック (UMIDIGI端末として)
- 美しいデザイン
- Android10の採用
もちろんこれ以外に多くの周波数(バンド)に対応したLTEなどの特徴もありますが、今回はこのハイライトを紹介していきます。
クワッドカメラを採用した強力なカメラ
先代のUMIDIGI F1から最も進化した点がカメラになります。
メインカメラはクワッドカメラとなりました。
最も解像度の高いセンサーがサムスン製の4800万画素のセンサーとなります。さらに、視野120度の1300万画素センサー、マクロ撮影用の500万画素センターが組み合わされ、マクロ撮影・風景・室内など様々な場面で最適なセンサーを使って撮影することができます。
さらに4番目のセンサーとして500万画素の深度センサーを搭載しています。深度センサーは直接撮影には用いられないと思いますが、この深度センサーの情報を用いて被写体と背景の分離などができるのだと思います。
またiPhone 11の発表でも強調されていた夜景撮影についても、UMIDIGI F2でも強化をしています。CPU (MediaTek Helio P70)のAIプロセッシングによりSuper Night Modeを実現しています。
インカメラについてはサンプル画像はありませんが、3200万画素と言うことで、こちらも高画素になっています。
セルフィーについても、最近の流行に合わせてAIにより美肌機能などが実装されているようです。
ノッチレスの大型ディスプレイ
UMIDIGI F2のディスプレイは6.53インチになっています。
iPhone 11のディスプレイが6.1インチと言うことから考えると、大型になると思います。
写真を見て気づくのは「ノッチ」と呼ばれる切れ込みがない点です。インカメラはノッチではなく、ディスプレイ内に設けられた穴(パンチホール)に組み込まれています。
このパンチホールのサイズは直径わずか4.5mmということで、目立つこともなさそうです。画面の配色を工夫すればさらに隠すこともできるでしょう。
iPhone 11の場合は、ノッチ部分にFace ID用のセンサーなどを内蔵しているのでUMIDIFI G2とは状況は違いますが、指紋センサーを中心に使う方にはUMIDIGI F2のデザインのほうがありがたいと思います。
過去最高のスペック
過去最高のスペックというのはちょっとあおりすぎで、その意味は「UMIDIGI端末として」は過去最高のスペックと言うことです。
というのもRAMが6GB、ストレージは128GBと大きめになっています。これまではミドルクラスはRAM 4GB/ストレージ 64GBが定番でしたが、そこからワンランクアップという感じです。200ドル前半という価格帯を考えれば、他社と比べてアドバンテージはあると思います。
RAM・ストレージだけでなく、CPUはAI機能を強化したMediaTek P70であること、バッテリーは大容量の5150mAhであること、18Wの高速充電機能を搭載していることなどから、UMIDIGIはF2が過去最高スペックとうたっています。
美しいデザイン
UMIDIGI端末はデザインにも定評がありますが、UMIDIGI F2も美しい仕上がりになっています。
バックパネルは光の当たり方によって模様(テクスチャ)が浮かび上がるような加工がされているようです。
さらに指紋センサーをサイドに移すことにより、背面デザインがすっきりとしています。
さらに特徴となるのは、ナノサイズのSIMカード2枚とmicroSDを同時に装着できることです。
デュアルSIMに対応する多くの端末では、2枚目のSIMカードとmicroSDは排他利用となっていることが多いですが、UMIDIGI F2ではSIMトレイを大型化することでこの制約をなくしています。
SIMトレイを大きくすると、その分だけ内部スペースを使ってしまい、バッテリー容量を削ってしまう結果となりますが、UMIDIGI F2はバッテリー容量が大きいのその心配はなさそうです。
Android10の採用
UMIDIGI F2は今月上旬にリリースされたばかりのAndroidの最新版、Android 10を採用しています。
Google純正のAndroidスマホであるPixelは10月14日に発表予定ですので、Android 10を最初から搭載したスマホとしては本家Googleに先んじることになります。
Android 10では、プライバシー保護が強化されたり、ジェスチャーによる操作などが追加されています。最新のAndroidを体験したい人には、あらかじめAndroid 10が書き込まれて出荷されているというのはうれしいポイントだと思います。
また、UMIDIGIとしては「Pure stock Android 10」と称しています。
これはメーカーではAndroidに手を加えず、オリジナルのAndroidをそのまま採用していることを意味しています。
XiaomiやHuaweiはAndroidに独自のカスタマイズを入れているため少し癖があったりします。UIDIGIの場合はPureということでそのような心配は要りません。
UMIDIGI F2をお得に入手する?
UMIDIGI F2は2019年10月14日からの発売を予定しています。
それを記念(?)して10名のユーザにUMIDIGI F2をプレゼントするキャンペーンが行われています。
このサイトの「Giveaway」を選択すると次のような画面が表示されます。
この画面で
- Add UMIDIGI F2 to Card: UMIDIGI F2をAliExpressでカートに入れる (決済は不要です)
- UMIDIGI on YouTube: YouTubeのUMIDIGIアカウントをフォローする
- Follow @umidig on Twitter: UMIDIGIのTwitterアカウントをフローする
- Retweet @umidigi on Twitter: UMIDIGIのTweetをリツイートする
を選ぶとキャンペーンに参加できます。
おそらくポイント制になっていて、合計ポイントが多い方が当選確率が上がるのだと思います。参加は無料なので参加だけしても良さそうです。
なお、このキャンペーンは2019年10月14日 16:00までです。
また事前予約はAliExpressで行われています。現在価格は249.99ドルですが、さらに値下げもあるという噂です。
カートに入れておくだけならお金はかからないので、忘れないようにカートに入れておくと良さそうです。
まとめ
今回は中華スマホメーカUMIDIGIの新製品UMIDIGI F2を紹介しました。
最近のUMIDIGIのスマホは日本市場を意識してかLTE B19 (ドコモのプラチナバンド)に対応しており、中華スマホの入門編として手が出しやすいメーカーとなっています。
新製品のUMIDIGI F2はクワッドカメラを採用していたり、ノッチレスの大型ディスプレイだったりとスペックも魅力的なので要チェックの製品です。
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