前回は中華タブレットTeclast X98 Plus IIのAndroidをファクトリーリセットして再セットアップしました。
今回はこの状態でセキュリティソフトでチェックをしてみたいと思います。
今回使用しているTeclast X98 Plus IIは海外通販サイトGearBestから提供していただきました。
私が使用したTeclast X98 Plus IIは販売終了となっています。Teclast社の10インチクラスで高解像度ディスプレイを備えた機種だと、いまはTeclast T10がお勧めです。
Teclast T10はGearBestで209.99ドルで販売しています。
GearBestで購入に挑戦しようという方は下記を参照してみてください。
セキュリティのチェックとは
セキュリティのチェックとはAndroidスマホ・タブレットに怪しいソフトが入っていないかどうかをチェックするものです。
怪しいソフトとはAndoird内のデータやユーザの操作を第三者に送信する機能を持っているソフトで、スパイソフトとかマルウェアとか呼ばれています。
今回はフリーのセキュリティチェックソフトを使ってTeclast X98 Plus IIをチェックしたいと思います。
今回利用したセキュリティチェックソフトは下記の4つです。
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.yahoo.android.ysecurity&hl=ja (提供終了)
ノートン モバイルセキュリティ
ノートン モバイルセキュリティはPC用のセキュリティソフトでも有名なシマンテックからリリースされているスパイウェア検出ソフトです。初回30日間無料で利用できるようになっています。
ノートンモバイルセキュリティを起動すると、自動的にスキャンを始めます。
その結果は・・・「このデバイスはリスクを伴います」となってしまいました。
スキャン結果を確認してみると見事に2つの中華アプリが高危険度、4つの中華アプリが中危険度となっていました。やはりこれらは削除した方がよさそうです。
マルウェアについてもチェックしてみましたがこちらは「未検出」となりました。
ウイルスバスター モバイル
ウィルスバター モバイルもPC用のセキュリティソフトで有名なトレンドマイクロのソフトです。こちらも30日間限定で無料です。
タブレットをスキャンしたところ、こちらは4つのアプリを確認した方がよい、というアドバイスが表示されました。
内訳をみてみると、はやり中華アプリでした。どうやらこれらのアプリはプライベートなデータ(電話帳、SMSなど)にアクセスする権利が付与されているようです。これのアプリも削除候補です。
Avira Antivirus Security
AviraはWindows用にも無料のセキュリティソフトを出している会社です。
Android版でもユーザ登録すれば無料で使用する個ができます。
Avira Antivirus Securityでのスキャンしたところ問題なしと表示されたのですが、「リスクウェアのスキャン」を実施したところ3つのリスクウェアが検出されました。もちろん中華アプリです。
各アプリをタップするとリスクウェアと判定した理由が表示されます。たとえば「百度手机助手」は「SPR/ANDR.SMSreg.SF.Gen」というリスクがあると表示され、Googleで検索すると詳細が表示されます(ただし英語)。
https://www.avira.com/en/support-threats-summary/tid/143646/threat/SPR.ANDR.SMSreg.SF.Gen (リンク切れ)
この3つの中華アプリはアンインストールした方がよさそうです。
Yahoo!セキュリティ
Yahooが出している無料のセキュリティ対策ソフトも試してみました。
このソフトでは各アプリに付与されているアクセス権をチェックするようです。
チェック結果では5つのアプリが引っ掛かりました。ただし、そのうち一つはノートンモバイルセキュリティです。
怪しいアプリのアンインストール
ということで中華アプリはごっそりアンインストールすることにしました。
私は下記の画面で四角で囲った中華アプリを削除しました。
中華アプリのうち下記のアプリは残しました。
- Boot to Windows: 再起動してWindowsに切り替えられるようにするため(電源ボタン長押しでもできるので不要かも)
- TeclastBootManager: セキュリティの問題は検出されなかっため
- TeclastOTA: Androidのアップデートに必要そうなため
中華アプリを削除したところ、セキュリティソフトで警告が出ることはなくなりました。
Teclast X90 Plus IIは既に販売中止となっています。
Teclast社の10インチクラスで高解像度ディスプレイを備えた機種としては、Teclast T10・Teclast T20・Teclast M20があります。
Teclast T20とTeclast M20はLTEに対応しています。
まとめ
今回はTeclast X98 Plus IIのAndroidをセキュリティソフトでチェックしてみました。
やはりというか当然というかプリインストールされていた中華アプリは軒並み警告を食らいました。実際に悪さをするかどうかはわかりませんが、使い道のないソフトですし削除しておいた方がよいでしょう。
次回はTeclast X98 Plus IIのAndroidでベンチマークソフトを動かしてい見ます。
コメント
自分も本日手元にX98 Plus2が届きました。
いろいろと不安なところもありましたが、
このブログが非常に丁寧なおかげで3倍くらい中華パッドライフを楽しめてます!
コメントありがとうございます!
このブログも何を書こうか迷うときも多々あるのですが、役に立っているとコメントを頂けると嬉しいです。
中華タブレットはいたるところに落とし穴があるので、それを楽しみつつ使っていくのが良いと思います!
いつも参考にさせていただいています。先日、自分もX98 Plus IIが手元に届きました。
初期設定の事ですが、自分の場合は、Windowsはアカウントがなく初期設定が開始されましたが、Android側は机主(所有者という意味みたいです)というアカウントが既にあったので、貴ブログを参考にリセットしました。
現在のところ見えている不具合ですが、無線LANとBluetoothが思いっきり干渉する事でしょうか(タスクマネージャで確認した場合、無線LANのみでは50Mbps付近で安定するが、どちらも有効だと1Mbpsすら出ていない模様)。ただ、それ以外は問題なく動いているので、取り敢えずはそこを解決できないか探ってみようと思っています。
これからも記事を楽しみにしています。