前回までは海外プリペイドSIMカードを使用した状態でドコモのメールアドレスを利用する方法を紹介しました。今回からは再び海外プリペイドSIMカードネタになります。今回紹介するのは観光客もビジネス客も多いイギリスです。
その他の国については下記のまとめページを参照してください。
なお、私のスマートフォン AQUOS PHONE ZETA SH-02EはSIMロックを解除してあります。
海外でプリペイドSIMを使おうと思っている方は、SIMロック解除してあることを確認してください。
ドコモのローミング情報
これまでと同様に、渡航前にドコモのローミング情報を確認します。
これで、ドコモ端末で確実に通信ができる携帯電話会社を把握することができます。また、3G対応やサービスエリアについても確認可能です。
ドコモのイギリスでのローミング情報は下記のページから入手することができます。
2014年8月現在の状況は下記の通りです。
EEはT-MobileとOrangeが合併してできた会社で、通信網がまだ融合していないせいか、別々に記載されています。
なお、3 UKでGSMが「〇」になっていないのは、3 UKがGSMのサービス自体をやっていないからのようです。
Wikipediaの情報
Wikipediaには各国の携帯電話会社の情報がまとまっています。
私が使用しているスマホAQUOS PHONE ZETA SH-02Eの周波数対応状況は
- GSM: 1.9GHz, 1.8GHz, 900MHz, 850MHz
- 3G(UMTS/WCDMA): 2.1GHz, 850MHz, 800MHz
- LTE: 2.1GHz(Band 1), 800MHz(Band 19), 1.5GHz(Band 21)
となっています。
したがって4社とも3Gの利用は可能です(ただし、O2とVodafoneの900MHzサービスは利用不可)。また、LTEを考えると4社とも800MHzを利用しているので使用できる可能性があります(後ほど紹介しますが、結果的にはAQUOS PHONE ZETA SH-02EではLTEは使えませんでした)。
インターネット上の情報
イギリスには渡航者も多いので日本語でもかなり情報はあります。参考にしたページをリンクしておきます。
ポイントは次の通りです。
- ロンドン・ヒースロー空港の自販機でプリペイドSIMカードの購入が可能。しかし価格は市内で買うよりかなり高め。
- APNは次の通り(未確認です)。
- EE
- APN: everywhere
- ユーザ名: eesecure
- パスワード: secure
- O2
- APN: payandgo.o2.co.uk
- ユーザ名:payandgo
- パスワード: password
- Vodafone
- APN: pp.vodafone.co.uk
- ユーザ名: web
- パスワード: web
- Three
- APN: three.co.uk
- ユーザ名: なし(空欄)
- パスワード: なし(空欄)
- EE
O2の詳細情報
O2に関しては具体的なプランを調査しておきました(なぜO2を調べたのか理由は忘れてしまいました)。
- プリペイドSIMのプラン: “BigBundle”という名称で展開。下記の3種類。
- 月10ポンド: データ通信 500MB/通話 100分/SMS 1000通/3Gのみ利用可能
- 月15ポンド: データ通信 1GB/通話 200分/SMS 2000通/3Gと4Gが利用可能
- 月20ポンド: データ通信 2GB/通話 400分/SMS 4000通/3Gと4Gが利用可能
- 残高確認は「*#10#」に発信
- データ通信の残量確認は「20202」に「BALANCE」をSMSで送信
- さらにデータ通信を行いたくなった場合は
- 100MB追加: 月3ポンド, 「21300」に「BASICS」をSMSで送信
- 500MB追加: 月6ポンド, 「21300」に「ROUNDER」をSMSで送信
- 1GB追加: 月10ポンド, 「21300」に「WORKS」をSMSで送信
まとめ
今回は事前に調査したイギリスのプリペイドSIMカード事情について紹介しました。
イギリスはプリペイドSIMカードの購入がかなり簡単なようです。また、当然ながら携帯電話会社のWebサイトは英語なので調べようと思えば敷居は低いと思います。
私はヒースロー空港の様子を見つつ、市内で購入する作戦で現地に向かいました。
次回はロンドンのヒースロー空港の様子を紹介します。
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