前回はバンコク市内でAISのSUPER PLAYというSIMを購入したことを紹介しました。
今回はDTACのプリペイドSIMカードの小技として、DTAC間で残高を転送する方法を紹介します。
あまり使う機会はないかもしれませんが、グループなどで旅行した際には役立つかもしれません。
Balance Transfer Service (Jaidee Balance Transfer)
DTACにはプリペイドSIMカード間で残高を転送するサービスがあります。
Balance Transfer ServiceあるいはJaidee Balance Transferと呼ばれています。
この説明によると、20~200バーツを転送できることになります。ただし、
- 手数料は1回 2バーツ
- 送信できるのは1ヶ月に2回まで
- 送信側のプリペイドSIMカードは通算で200バーツ以上使用実績があること
- 送信側・受信側ともに有効期限が1日以上あること
というような制限があります。
気になるのは3番目の「200バーツ以上の使用実績」かもしれません。
これはインターネットパッケージなどで消費した金額が200バーツ以上であることを条件としています。これは1週間程度タイに滞在するような方ならば突破できるのではないかと思います。例えば、299バーツのTOURIST SIMを購入した場合は、この条件を満たします。
転送元の操作
今回はDTACのアプリを使って転送してみます。この操作はDTACのWebサービス(mydtac dService)でも同じだと思います。
まず念のため転送元の残高を「*101*9#」で確認しておきます。
私の場合は152.46バーツありました。
続いてDTACアプリを起動します。
DTACアプリのログインはDTACのSIMカードでインターネット接続をしていれば自動ログインだったと思います。
Wi-Fi接続や他のSIMカードを使用している場合は、DTACの電話番号を入力してSMSでOTP(One-Time-Password)を取得してログインしてください。
DTACアプリにログインしたら右下の「Other』を選択し、表示されるメニューから「Jaidee」を選択してください。
これでJaideeサービスの一覧が表示されるので「Balance Transfer Service」を選択します。
これで画面が下記のようになりますので、転送したい金額と転送先の電話番号を入力します。
「Transfer」を選択すると画面には次のような確認が表示されます。金額と電話番号に間違えながないことを確認して「OK」を選択します。
転送が完了すると下記のようなSMSが送られてきます。
転送完了後に残高を確認すると次のように100.46バーツに減っています。
元々の残高が152.46バーツなので手数料2バーツ取られて合計52バーツ減っていることがわかります。
転送先の操作
転送先では特にすることはありません。
これが転送前の残高です。わずか3.95バーツです。
ここで転送元での転送操作が完了すると、転送先(受信側)では次のようなSMSが送られてきます。
残高を確認すると転送した金額が加算されているはずです。
残高を確認すると53.95バーツとなっているので50バーツ増加していることがわかります。
受信側では手数料は取られません。
また、この方法では有効期限は延びません。
その他の残高転送方法
残高の転送はUSSD (通話コマンド)を利用しても行うことができます。
USSDにる転送は、転送元のプリペイドSIMカードが入った電話で「*112*相手の電話番号*転送する残高*9#」を入力するだけです。
転送に成功すると、転送元・転送先のそれぞれにSMSが送られてくるはずです。
まとめ
今回はDTACのプリペイドSIMカード間で残高を転送する方法を紹介しました。
旅行者の場合はプリペイドの残高が残ってしまうと無駄になってしまう場合があります。同行グループ内や現地の人に残高を転送して使い切る用意工夫してみてください。
次回はタイの3キャリアで通信速度対決をしてみたいと思います。
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