前回は韓国・仁川国際空港で入手したKTのプリペイドSIMカードを使えるようにしました。
今回は実際に使った様子を紹介します。
通信速度
今回購入したKTのプリペイドSIMカードはデータ通信量が無制限であるかわりに通信速度が5Mbpsに制限されています。
このような制限がある中で、実際にはどれくらいの通信速度が出るのか気になると思います。
そこでSpeednet.netというアプリを使って実際に測ってみました
まずはSIMを入手した仁川国際空港の地下です。ソウル市内へ向かう電車の駅で測定しました。
結果は5Mbpsの上限いっぱいです。アップロードは若干5Mbpsを超えていますが、おそらくこれも速度制限がかかっていると思います
2回目はソウル市内です。イテウォン付近だったと思います。時間は深夜です。こちらも5Mbpsの上限いっぱいです。
5Mbpsを下回る場所はないかと思い、地下鉄の駅間で測定してみました。
悪条件下と思いますが、地下鉄駅間でも5Mbpsの帯域制限上限まで行きました。
そのほかにも数回測定してみましたが、ほとんど5Mbpsの上限いっぱいまで通信速度はでていました。
Webの閲覧や、地図の確認程度でしたら全く問題ない使い勝手です。動画のストリーミングは試していませんが、よほど高精細な動画でなければ問題ないと思います。
バンド (周波数)
事前に調べたKTのバンド情報は次のようになっています。
KT | 3G | B1 (2100) |
---|---|---|
LTE | B1 (2100), B3 (1800), B8 (900) |
実際にどのバンドをつかんでいるかを調べてみました。
仁川国際空港の地下で調べたところB3 (1800MHz)を使用していました。2×2なので高速に通信できる状態です。なお、周囲にはB8 (900Mhz)の電波も飛んでいるようです。
ソウルの地下鉄で測定してみたところ、今度はB1 (2100MHz)をつかみました。
仁川国際空港でiPhone SEを調べてみると、今度はB8 (900MHz)となりました。
事前の調査通り、LTEについてはB1・B3・B8を使用しているようです。
B1については日本でも広く利用されていますし、B3についてはドコモで、B8についてはソフトバンクで使用されています。
日本で発売されているSIMフリーのスマートフォンであれば、問題なくKTのプリペイドSIMカードを利用できると思います。
サービスエリア (カバレッジ)
今回はトランジットでの滞在ということで、仁川国際空港とソウル市内を往復しただけです。
この範囲では常にLTEで使用できたと思います。
通常は電波が届きにくい地下鉄でも問題なくLTEを使用することができました。感触としては東京と同等かそれ以上です。
今回確認できたのは、ソウル市内・ソウル近郊ですが、少なくてもこのエリアでしたら快適にモバイルインターネットが利用できると思います。
実際に使った感想
今回使用したプリペイドSIMカードは下記のようなものです。
- キャリア: KT
- 有効期限: 24時間
- 価格: 約600円
- データ通信量: 無制限
- 速度制限: 5Mbps
結果として非常に快適に利用することができました。
地図・翻訳・タクシー配車などのアプリをこのプリペイドSIMカードで問題なく利用することができました。
速度制限についても、普段日本でMVNOを使っている身としては、全く速度制限については気になりませんでした。
仁川国際空港でのKTのカウンターは夜遅くまで空いている(おそらく24時間営業)います。今回は24時間の短時間のプランを利用しましたが、5日間・10日間・30日間というプランもあります。
KTのプリペイドSIMカードは入手性も高くおすすめできるプリペイドSIMカードと思います。
まとめ
今回は韓国KTのプリペイドSIMカードを実際に使った様子を紹介しました。
このプリペイドSIMカードは5Mbpsの速度制限があるかわりに、データ通信量が無制限となっています。
ソウル市内では速度制限上限いっぱいまで通信速度が出ますので、快適にモバイルインターネットが利用でるので、おすすめできるプリペイドSIMカードだと思います。
次回は同じ韓国のSKのプリペイドSIMカードを紹介します。
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