前回はメキシコのTelcelのプリペイドSIMカードでインターネット通信ができるようになるまでを紹介しました。
今回はこのプリペイドSIMカードのステータス確認方法と通信速度について紹介します。
残高と有効期限の確認
まずは残高が確認方法です。これはこれまでも何度か紹介してきたとおり「*133#」に発信することによって画面に残高と有効期限が表示されます。
最初のAmigoに続くのが残高と有効期限です。上記の例では47.20ペソの残高があり、有効期限は2015年1月15日です。
次のRegaloはボーナスの残高でおそらく通話に使用できます。そのあとはSMSとInternetの通信可能量。最後のSorpresaはよくわかりません。
なお、インターネットパッケージに申し込んでいても、「*133#」の残高確認では「Internet 0 MB」と表示されてしまいます。インターネットパッケージの残量確認については後述します。
この残高と有効期限の確認はSMSで行うこともできます。「333」に「SALDO」という内容のSMSを送ると残高と有効期限がSMSで通知されます。通知される内容は「*133#」の場合とまったく同じです。下記がSMSによる残高確認の結果です。
インターネットパッケージの残量確認
インターネットパッケージの残量を確認するためには、「VIGENCIAINT」という内容のSMSを「5050」に送信します。
すると次のようなSMSが送られてきます。
初めに申し込み中のインターネットパッケージの名前が、続いて有効期限が記載されています。上記の例ではインターネットパッケージの名前は「Internet Medio 1GB」で、有効期限は「2014年12月13日 11時31分」です。
そのあとには、これまで通信したデータ量と、残りのデータ量が記載されます。上記の例では、すでに508.0MBの通信をしていて、残りが516.0MBであることを表しています。
自分の電話番号確認
TelcelのプリペイドSIMカードはスマートフォンに挿入しても電話番号を認識しません。
プリペイドSIMカードではこのようなことはよくあるのですが、このタイプのプリペイドSIMカードには自分の電話番号を表示するためのコマンドがたいてい用意されています。
しかし、TelcelのWebページをいろいろ探ってみたのですが、結局自分の電話番号を確認する方法を見つけることができませんでした。電話番号がわからなくならないように、プリペイドSIMカードのパッケージをなくさないようにするほかはありませんでした。
データ通信速度
データ通信速度はspeednet.netというソフトで測定を行いました。測定はアンテナアイコンがすべて立っているタイミングを狙って行いました。
1回目: メキシコ・シティ
1回目の測定はメキシコ・シティのど真ん中の国立宮殿前で行いました。夕方で人通りも多かったので条件としては悪かったかもしれません。
2回目: メキシコ・シティ国際空港の第二ターミナル
2回目もメキシコ・シティですが中心部から少し外れたところにあるメキシコ・シティ国際空港です。時間は早朝で空港とはいえそれほど混雑しておりませんでした。
3回目: チェトマル市内
3回目はカンクンから南に進んでベリーズとの国境近くにあるチェトマルという町です。時間は夜10時ぐらいでした。PINGの応答時間がかなり遅くなっているのが気になります。
4回目: スプヒル市内
4回目はチェトマルからカンペチェ方面に100kmほど進んだ小さな町スプヒル(Xpujil)です。田舎町でしたが3G(HSPDA)で通信することができました。
5回目: カンクン
5回目は観光都市カンクンです。計測はホテルゾーンではなくセントロで行いました。時刻的には夜の21時です。これまでで一番早いスループットが出ています。
6回目: カンクン国際空港
最後はカンクン国際空港行いました。最後で最高の結果を得ることができました。PINGの応答時間も問題なく、3Gであればこれくらい出れば問題ないと思います。
まとめ
今回はメキシコのTelcelのプリペイドSIMカードでのステータス確認方法と通信速度を紹介しました。
インターネットパッケージのステータス確認方法は何とか見つけることができたのですが、自分の電話番号確認方法がわかりませんでした。ただ自分の番号はそれほど頻繁に使用するわけではないと思うので、確認方法がわからなくても問題ないかと思います。
次回はTelcelのサービスエリアなどを紹介したいと思います。
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