前回はインターネットで調べたマカオのプリペイドSIMカードの情報を紹介しました。
今回は現地取材の情報を交えて、Hutchison(Threeという呼び名の方が一般的みたい)のプリペイドSIMカードの情報についてお伝えします。
現地取材は2012年12月に行いました。
なお、最初に告白しておきますと、結果としてマカオではプリペイドSIMは購入しませんでした。
なので今回自信を持って紹介できるのは「実際に売っていた」というところまでとなりますので、ご了承ください。
フェリーターミナルでの自販機
うわさどおりにフェリーターミナルの一階にプリペイドSIMカードの自販機はありました。
目立つのですぐにわかります。
Hutchison(Three)の自販機はこんな感じです。赤枠で示した2番目が目指すプリペイドSIMカードのになります。
自販機で売っているプリペイドSIMカード
それではこの自販機で売っているプリペイドSIMカードについてみてみます。
カードの簡単な説明については、自販機の上の看板に書いてあったりします。
とりあえず、この説明やパッケージから読み取れるのは下記の情報です。
- プリペイドSIMカードには100MOP(1000~1100円)と300MOPのものがある。
- 100MOP版はマイクロSIMサイズ、300MOP版はマイクロSIMと通常SIMの両サイズ対応
- 1日あたり9.9MOP (約100円)で使い放題 (ただし、下の方に小さく300MOPのSIMカードのみと書いてある)
ここから先はHutchison(Three)のWebサイトの情報を参照しながら、それぞれのプリペイドSIMカードについて紹介します。
100MOPのプリペイドSIMカード
HutchsionのWebページ(http://www.three.com.mo/eng/sim/3g リンク切れ)から抜粋します。
この中で重要な情報は、
- 3G用のプリペイドSIMカードで100MOP
- 有効期限はアクティベーションから7日間
- データ通信は100MOPで24時間、無制限
- 通話やSMSにはそれぞれ少しずつお金がかかる(当たり前ですが・・・)
です。
24時間というのはどうもアクティベーションをしてから24時間のようです(未確認)。24時間たってデータ通信したい場合は、100MOP以上のリチャージカードを購入してリチャージする必要があります。
つまりデータ通信が1日約1100円で無制限というわけで、あまりお買い得でない気がします。
300MOPのプリペイドSIMカード
こちらもWebページから抜粋です。
こちらは
- 3G用のプリペイドSIMカードで300MOP
- 有効期限はアクティベーションから30日間
- データ通信は298MOPで30日間、無制限
- 通話やSMSにはそれぞれ少しお金がかかる
となります。
自販機の上の看板にあった1日9.9MOPでデータ通信無制限というのは、298MOPを30日で割っただけなことがわかります。
300MOPのプリペイドSIMの場合データ通信が1日あたり約100円とかなりお得になっていますが、30日というのは一般の旅行者にはちょっと長すぎます。
長期滞在をしない限りお勧めしにくいカードです。
Hutchsion(Three)のプリペイドSIMの使い方
ThreeのプリペイドSIMカードについては簡単な説明がWebサイトに載っています。100MOPのプリペイドSIMカード、300MOPのプリペイドSIMカードで共通です。
http://www.three.com.mo/eng/sim/guide (リンク切れ)
アクティベーション
アクティベーションは「##123#」に発信するだけです。
しばらくすると、
- 割り当てられた電話番号
- 初期残高
- 有効期限
が記されたSMSが送られてきます。場合によっては一度リブートをしたほうが良いかもしれません。
いつもならスクリーンショットがあるのですが、今回はプリペイドSIMを買っていないため、Hutchison(Trhee)のWebサイトの受け売りです。
残高確認
残高確認は「##122#」に発信するだけです。
しばらくすると
- 残高
- 有効期限
- 電話番号
が表示されます。
リチャージ
リチャージは「##122*」に続き、16桁のリチャージカードの番号を入力し、最後に「#」を入力して発信です。
こちらも成功するとメッセージが表示されるようです。
データ通信のための設定
どうやらAPNは最初から設定されてるようです。「設定」→「ネットワーク設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」で「ipc.three.com.mo」のAPNが選ばれていることを確認にしましょう。
APNがない場合は
APN | ipc.three.com.mo |
---|---|
ユーザ名 | なし (空欄) |
パスワード | なし (空欄) |
で新しいAPNを作成します。
通常はこれでデータ通信ができるようになるはずです。
しかし、マカオにいるにもかかわらず、ローミング状態(ステータスバーのアンテナのところに「R」が表示されている状態)であった場合は、「設定」→「ネットワーク設定」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」を「オン」にしないとデータ通信ができませんのでご注意ください。
(一部Webサイトにこのような記述がありましたので、記載しておきます)
まとめ
今回はマカオのHutchison(Trhee)のプリペイドSIMカードについて、現地の自販機の状況とHutchsion(Three)のWebで調べた情報を紹介しました。
実際のところ、多くの観光客はマカオに滞在するのは2,3日程度ではないかと思います。今回紹介した2つのプリペイドSIMカードは帯に短したすきに流しで、お勧めしにくい感じです。
次回はCTMのプリペイドSIMカードの情報について紹介します。
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