前回はクウェートで購入したZainのプリペイドSIMカードを使えるようにしました。
今回はこのプリペイドSIMカードを実際に使った様子を紹介します。
私がZainのプリペイドSIMカードを購入したのは2019年8月になります。状況が変わっているかもしれないのでご注意ください。
データ残量確認
プリペイドSIMカードはあとどれくらい使えるのかが気になるところです。
事前調査ではデータ残量確認は「*107#」との情報をつかんでいました。
ところが表示されるのはアラビア語のメニューです。
Google翻訳を使って訳してみると1は「インターネットパッケージの変更」、2は「パッケージの追加」で、データ残量の確認のメニューではないようです。
「*142#」ではプリペイドSIMカードの残高は確認できますが、データ残量に関しては何も表示されません。
結局、クウェートのZainのデータ残量の確認方法はわかりませんでした。
バンド (周波数)
事前の調査ではBatelcoが使用している周波数は次のようになっていました。
Batelco | 3G | B1 (2100MHz) |
---|---|---|
LTE | B3 (1800MHz) |
クウェート滞在中に実際に確認してみると、LTEはバンド1とバンド3に加えてバンド7を利用していることがわかりました。
バンド7については高速化する目的で利用しているようです。後述しますがバンド7をつかめるとかなり高速な通信が期待できます。
通信速度
クウェート滞在中に通信速度を2回測定しました。
1回目はLTE B7で接続していることを確認した直後です。
かなり高速な結果となりました。
ホテルのWi-FiよりもZainのモバイルインターネットを利用した方が快適なぐらいです。
別の時間帯にも測定(おそらくLTE B1)してみたところ、やや速度は落ちましたがそれでも十分快適な速度が出ます。
クウェートのZainは高速でかなり快適に使えることがわかります。
カバレッジ (サービスエリア)
クウェートは街を離れると何もない砂漠地帯になってしまうため、旅行者は基本的に都市部に滞在することになると思います。
都市部であればZainの場合はLTEでつながると考えてよいと思います。
またクウェート滞在中はレンタカーを使ったのですが、街と街の間の砂漠地帯でも、幹線道路であればLTEで接続できました。
普通の旅行者であれば電波がつながらなくて困ることはないと思います。
まとめ
今回はクウェートのZainのプリペイドSIMカードを実際に使った様子を紹介しました。
Zainは通信速度はかなり早く、また、旅行者が滞在する場所であればLTEでの接続も期待できます。唯一困ったのはデータ残量の確認方法が不明なことぐらいです。
次回は同じ中東のカタールについて紹介します。
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