前回はエクアドルClaroのプリペイドSIMカードの使い方を紹介しました。
今回はこのプリペイドSIMカードを実際に使った様子を紹介します。
今回の記事は2018年2月の取材に基づいています。
状況が変わっているかもしれませんのでご注意ください。
LTEの様子
ClaroはLTEを展開しているため、スマートフォンが対応して入ればLTEで通信することができます。
キトで確認したところLTE B2が使われていました(事前の調査ではB4が使われているとのことでした)。
LTEのB2という周波数は北米で使われている周波数で、日本を含むアジア圏では使われておりません。
私は海外向けのスマートフォン使用しているのでLTEで通信できましたが、日本国内向けのAndroidスマートフォンではLTE通信は難しいかもしれません。
iPhoneは対応周波数が多いので多分大丈夫です。
通信速度
通信速度測定は2回分だけ残っていました。
1回目はキトの新市街です。
このときはキャリアアグリゲーションが効いていたようでかなり高速に通信できました。実際、キトではストレスなく利用することができます。
2回目はガラパゴス諸島のサンクリストバル島だったと思います。
こちらもLTEででしたがスピードはイマイチでした。
ガラパゴス諸島ではプエルトバケリソモレノやプエルトアヨラなどの都市部ではLTEで接続できましたが、あまり早くないと感じました。
カバレッジ (サービスエリア)
Claroのカバレッジ情報は下記のサイトで確認できます。
気になるのはガラパゴス諸島ではつながるのか、ということだと思います。
私の実際の経験では
- サンタクルーズ島やサンクリストバル島の市街地ではLTEで通信可能
- サンタクルーズ島やサンクリストバル島の沖に出ると2G(Edge)になる
- サンタマリア島やエスパニョーラ島などの離島ではつながらない
という感じでした。
ちなみに、私のツアーのガイドはMovistarのSIMを利用していました。
彼のスマートフォンではサンクリストバル島でもLTEでなかった(3Gだった)ので、ガラパゴス諸島を中心に旅行をする方はClaroの方が良いかもしれません。
まとめ
今回はエクアドルでClaroのプリペイドSIMカードを実際に使った様子を紹介しました。
キトでは非常に高速に通信できましたが、ガラパゴス諸島ではかなりスピードが落ち、さらに離島となると圏外になってしまいました。
ガラパゴス諸島ではスマートフォンを忘れて自然を満喫するのが一番だと思います。
次回はエジプトのプリペイドSIMカード情報を紹介します。
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