Google Pixel 4で遊ぶ その9: 環境の引っ越し

Pixel 4
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前回はGoogle Pixel 4をルート化しました。

これで本格運用できる状態となってきましたのでこれまで使っていた端末から環境を引っ越ししたいと思います。

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引っ越しの手順

引っ越し元と引っ越し先の両方がAndroidで、なおかつ両方ともルート化されている場合はTitanium Backupを使うのが便利です。

この手順については以前紹介してるので是非参照してください。

Androidでアプリのデータを維持しながら機種変更する(Titanium Backup編)
今回はTitanium Backupというソフトを使ってアプリのデータを維持しながら機種変更する方法を紹介します。Titanium Backupを使うとHeliumでは移行できなかったアプリも移動させることができます。また、Heliumではリストア時にエラーが度々出ましたが、Titanium Backupはそのようなこともなく安定的に動作しました。Root化できる端末を使っている方にはTitanium Backupがおすすめです。

ちなみにバックアップしたデータを古いスマホから新しいスマホにどう移動するかが面倒なのですが、今回は下記のmicroSDカードを装着したカードリーダーをスマホにつなげて使ってみました。

3 in 1のメモリカードリーダを試す
今回は海外通販のGearBestで3 in 1のメモリカードリーダを購入したことを紹介します。メモリカードリーダは100円ショップでも買うことができますが、今回買ったメモリカードリーダはUSB Type-C・USB Type-A・microUSBの3つのポートに対応しているちょっと変わった物です。スマートフォンにも使うことができるので一つ持っておくと便利だと思います。
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Pixel 4での注意点

今回はGoogleのPixel 2からPixel 4への引っ越しだったのですが、いくつか注意点がありました。

インストールの許可

Titanium Backupを使ってアプリを引っ越す場合は、Titanium Backupがアプリをインストールすることになるので「提供元不明のアプリ」を許可する必要があります。

過去のAndroidでは「設定」→「セキュリティ」 で提供元不明のアプリを許可すれば良かったのですが、Android 10では特にこの操作は不要でした。

バックアップデータを復元(リストア)するときに許可を求められるので、許可をすればOKでした。

リストア(復元)に失敗するアプリ

いくつかのアプリはTitanium Backupでリストアしようとすると、リストア中に止まってしまう(Titanium Backupの画面が進まなくなってしまう)のです。

復元に失敗

面倒ですがこの場合はTitanium Backupを強制停止します。

Titanium Backupを強制停止

そして、Titanium Backupを再度実行して、そのアプリを除いてからリストアを再開する必要がありました。

私が使っているアプリでこの問題になったアプリは次の通りです。

  • Adobe Acrobat
  • AliExpress
  • Amazift
  • ANA
  • Dropbox
  • GetYourGuide
  • Journey
  • LinkedIn
  • Mi Fit
  • my AIS
  • OpenVPN Conect
  • PayPal
  • Rentalcars
  • SkyScanner
  • Uber
  • VPN Gate Viewer
  • WordPress
  • Yahooカーナビ
  • Yahooニュース
  • メルカリ
  • 渋滞情報

これらのアプリはまずGoogle Playでアプリをインストールして、それからTitanium BackupでデータのみリストアすればOKでした。

Titanium Backupで移動できなかったデータ

いくつかのデータはTitanium Backupで移動できなかったので、別の手段で移動しました。

LINEトークのデータ

LINEについては有料のTitanium Backupを購入して「Android ID」も移動することでTitanium Backupで引っ越せるそうです。

ただ私は有料版のTitanium Backupを持っていないのと、複数の端末で同じAndroid IDを持つ状況がちょっと気持ち悪かったので、公式の手順で移動しました。

LINEのアカウントを引き継ぐ方法 | LINE公式ブログ
[2024年2月8日追記] LINEアカウントの引き継ぎについての最新情報は「LINEあんぜん引き継ぎガイド」にてご紹介しております。以下をご覧ください。 機種変更の際、より安全にわかりやすくLINEアカウントが引き継げるよう、引き継ぎ方法が新しくな

トークデータについてはGoogle Driveを使ったバックアップ・リストアができるようになったので以前よりだいぶ楽になった気がします。

LINE Help Center
Official LINE Help: Support for app issues, including details on account transfers, notifications, settings, and how to contact us.

SMS

同じAndroid 10からAndroid 10への以降だったのですが、SMSのデータはTitanium Backupで移動できませんでした。

そこでJSバックアップというアプリを使って移動しました。

JSバックアップ
JSバックアップ
開発者: JOHOSPACE
金額: 無料

JSバックアップには「バックアップ&復元」というメニューがあります。

JSバックアップでバックアップを実施

これでバックアップするか復元するかを聞かれるので引っ越し前のスマホではバックアップを選択します。

バックアップをする

バックアップ先はGoogleドライブが標準になります。古いスマホがまだインターネットにつながっている場合はGoogleドライブを使うのが簡単でしょう。

Googleドライブにバックアップ

この後に、Googleへのログインが求められるのでログインします。

また、SMSをバックアップするために、デフォルトのSMSアプリをJSバックアップに変更するように指示されるので、それに従います。

SMSアプリを変更

バックアップ画面では右上の歯車アイコンでバックアップする項目を選択できます。

バックアップの設定

バックアップデータの選択では「標準データ」以外はオフにして、さらに標準データの「>」を選択してバックアップ内容を選択します。

バックアップ内容を選択

私の場合は「通話履歴」「SMS」「MMS」のみをバックアップ対象として選びました。

通話履歴とSMSを選択

バックアップ内容を選択したらバックアップスタートを選択すればOKです。

バックアップを開始

バックアップが完了したらデフォルトのSMSアプリをメッセージアプリに切り替えます。

SMSアプリを元に戻す

そしてPixel 4側でもJSバックアップを起動して「バックアップ&復元」→「復元する」を選択します。

復元する

バックアップ先はバックアップ時に選択した物を選びます。

Googleドライブから復元

ちゃんとバックアプデータが認識されたら「復元スタート」を選択します。

復元スタート

異なるスマートフォンへの復元なので警告は出ますが、ひるむことなく継続しましょう。

これでSMSデータの引っ越しは完了です。

その他

すべてのアプリを試したわけではありませんが、Titanium Backupによる引っ越しで8割方のアプリは問題なさそうです。

SmartNewsなどのアプリは設定も引き継いでいて、再設定が不要で快適です。

ただ、一部のアプリについては再度ログインするなどの対応が必要でした。

また、OneDriveやDropboxなどのクラウドストレージ系のアプリについてはデータについてはクラウドにあるのでTitanium Backupでアプリを引っ越しても意味がありません。このようなアプリはそれぞれのアカウントにログインすれば復活します。

まとめ

今回は以前使っていたPixel 2からPixel 4に2に環境を引っ越ししました。

引っ越し元のPixel 2も引っ越し先のPixel 4の両方ともルート化済みのため、Titanium Backupを使ってほぼまるごと環境を移行することに成功しました。ようやくこれでPixel 4を使う体制が整いました。

次回はPixel 4のMotion Senseを一足お先に使えるようにしてみたいと思います。

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