Google Pixel 2で遊ぶ その14: Android 9を再ルート化する

Pixel 2
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前回はGoogle謹製スマホPixel 2をAndroid 9 (Android P)にアップデートしたことを紹介しました。

今回はアップデートに伴って無効化されてしまったルート化を再度有効にしたいと思います。

ルート化作業に失敗するとスマートフォンが起動不能になる場合があります。

また、メーカー・販売店のサポートも受けられなくなります。くれぐれも自己責任で実施してください。

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Root化とアップデート後の状態

最初に私のPixel 2の状況をまとめておきます。

私はPixel 2がAndroid 8であった時に下記の手順でルート化して使っていました。

Google Pixel 2で遊ぶ その6: ブートローダのアンロック
今回はGoogle Pixel 2をルート化する最初のステップとしてブートローダのアンロックを行います。Google Pixel 2のブートローダアンロックはadbを使うと普通に行えますが、TOOL ALL IN ONEというツールを使うとさらに簡単に行うことができます。
Google Pixel 2で遊ぶ その7: カスタムリカバリの導入
今回はGoogle Pixel 2をルート化すべくカスタムリカバリ(TWRP)をインストールします。ルート化にはTWRPの書き込みは必須ではないですが、今後の作業を考えて書き込んでおきました。ただストレージの暗号化が解除できずちょっと中途半端な気がします。
Google Pixel 2で遊ぶ その9: Magiskでルート化!
今回はGogle Pixel 2をMagiskを使ってルート化します。あらかじめブートローダのアンロックとTWRPの導入を済ましていたので、MagiskをTWRP上からインストールするだけでルート化は完了しました。

今回はルート化にはMagiskというツールを使っています。

ところが、Android 9にアップデートしたあとにRoot Checkerで確認してみるとルート権限がないと表示され、ルート化が無効になっていることがわかりました。

非Root状態

この状態でもMagisk Managerは残っていたりします。

Magiskのアイコン

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TWRPの再インストール

実は確認不足だったのですが、インストール済みであったカスタムリカバリ(TWRP)もAndroid 9へのアップデートの影響なのか無効になっていました。

MagiskをインストールするのにTWRPは必要になってきますので、ここではTWRPの再インストールを行います。

手順はAndoird 8の頃と変わらないと思います。詳細は下記を参照してください。

Google Pixel 2で遊ぶ その7: カスタムリカバリの導入
今回はGoogle Pixel 2をルート化すべくカスタムリカバリ(TWRP)をインストールします。ルート化にはTWRPの書き込みは必須ではないですが、今後の作業を考えて書き込んでおきました。ただストレージの暗号化が解除できずちょっと中途半端な気がします。

ここではadbツールが使える前提で手順を紹介していきます。

準備

まず、Pxiel 2のTWRP用のサイトからTWRPのZIPファイルとimgファイルをダウンロードします。

Download TWRP for walleye
Download TWRP Open Recovery for walleye

私が試したときにTWRPは「3.2.3-1」が最新版でした。

ダウンロードするファイル

ダウンロードしたzipファイルはPixel 2のDownloadフォルダへ、imgファイルはadbファイルが使えるPC上へコピーしておきます。

また、Pxiel 2の「設定」→「セキュリティと現在地情報」→「画面ロック」で、「画面ロックの選択」を「なし」にしておきます。

画面ロックを無効化

なお、設定変更を行うと指紋認証データが全て削除され、再設定が必要となりますので注意してください。

TWRPでの起動

ここからはadbがインストールされたPC上で行います。

まず下記のコマンドでPixel 2をFastbootモードにします。

adb reboot bootloader

つづいてダウンロードした「img」ファイルを使って、Pixel 2を起動します。

fastboot boot twrp-3.2.3-1-walleye.img

これでしばらく待つとPixel 2でTWRPが起動します。下記のような画面になったら「Install」を選択します。

Installを選択

Install画面では「/sdcard/Download」に移動して「twrp-pixel2-installer-walleye-3.2.3-1.zip」を選択します。

TWRPのzipファイルを選択

下記のような画面になったら「Swipe to confirm Flash」を右スワイプしてzipファイルをインストールします。

zipファイルをインストール

インストールが完了したら念のため「Wipe cache/dalvic」を選択します。

キャッシュを削除

画面下のスライダーを右にスライドします。

キャッシュを削除

キャッシュの消去が終わったら「Reboot System」を選択します。

普通にPixel 2が起動するのを確認しましょう。

Magisk ManagerのアップデートとMagisk本体のダウンロード

下記の手順を進める前に「設定」→「アプリと通知」→「詳細」→「特別なアプリアクセス」→「

不明なアプリのインストール」で、Magisk Managerに「この提供元のアプリを許可」を有効にしておく必要があると思います。

不明なアプリのインストールを許可

さて、このような状態でMagisk Managerを起動してみると、まずMagisk Managerのアップデートをお勧めしてきます。

Magisk Managerをインストール

ここは「インストール」を選択してMagisk Managerをv6.0.1にアップデートします。

Magisk Manager v6.0.1のダウンロードが完了すると下記のような画面になるので「インストール」実行します。

Magisk Managerをインストール

下記の画面になったら「完了」を選択します。

Magisk Managerのインストール完了

これでMagisk Managerのアップデートは完了ですが、Magisk本体がインストールされていないため、Magisk本体(v17.1)のインストール(ダウンロード)が必要となります。

下記のような画面が現れますので「インストール」を選択します。

Magisk本体のインストール

インストールの方法ですが「ZIPのみのダウンロード」と「Bootイメージパッチ」がありますが、私は「ZIPのみにダウンロード」を選択しました。

Magiskのzipファイルをダウンロード

ZIPファイルのダウンロードが完了したら、内蔵ストレージのDownloadフォルダに「Magisk-v17.1(17100).zip」というファイルがあるのを確認しておきましょう。

ダウンロードしたZIPファイル

Magiskのインストール

ダウンロードしたMagiskのzipファイルはカスタムリカバリ(TWRP)を使ってインストールします。

以下の作業を始める前に、画面ロックの設定が無効になっていることを確認してください。

画面ロックの設定がされているとTWRPから内蔵ストレージを読み出すことができません。

一度Pixel 2の電源をオフにして、ボリュームダウンボタンを押しながら電源をオンにします。そして下記のような画面になったら「Recovery mode」と表示されるまでボリュームボタンを押します。

Fastbootモード

「Recovery mode」になったら電源ボタンを押します。

リカバリモードを選択

これでTWRPが起動します。TWRPのメイン画面では「Install」を選択します。

Installを選択

Install画面では「/sdcard/Download」に移動して「Magisk-v17.1(17100).zip」を選択します。

Magiskのzipファイルを選択

下記のような画面になったら画面下のスライドバーを右にスライドします。

zipファイルのインストール

インストールが終わったら念のため「Wipe cache/dalvik」を実行しておきます。

キャッシュを削除を選択

下のような画面になったら画面下のスライドバーを右にスライドします。

キャッシュを削除を実行

キャッシュの削除が完了したら「Reboot System」を選択します。

再起動

これで普通にPixel 2が起動するはずです。

ルート化状態を確認する

Magisk Managerを起動してみましょう。「インストール済: v17.1」と表示されていればOKです。

Magisk Managerでの確認

念のためRoot Checkerアプリで確認してみましょう。

Root Checker
Root Checker
開発者: joeykrim
金額: 無料

起動して免責事項等に同意したら下記の画面になるので「VERIFY ROOT」を選択します。

ルート化状態をチェック

次のようなスーパーユーザリクエストが表示されたら「許可」を選択します。

スーパーユーザースリクエスト

次のように「Conguratulation!」となればルート化が成功しています。

ルート化成功

後片付け

ルート化が成功してしまえばDownloadフォルダに配置したTWRPとMagiskのzipファイルは不要です。削除してしまっても良いでしょう。

また、TWRPで内蔵ストレージを使うために、画面ロックを無効化した場合は、画面ロックを再設定しておきましょう。

まとめ

今回はAndroid 9にアップデートしたGoogle Pixel 2をルート化したことを紹介しました。

Android 9にしたことでTWRPやルート化は無効になってしまいましたが、Android 8で行った手順で無事に復活させることができました。

Android 9で初めてルート化する方も同じ手順で簡単にルート化できるのではないかと思います。

次回はAndroid 9を実際に使った感じを紹介します。

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