前回は、Nexus7の内蔵ストレージのバックアップが取れない原因は、その26でインストールしたGoogle Nexus 7 ToolKit v3.2.0がブートローダ3.41に対応していないため、と判明しました。
そこで、今回は別のツールキットであるWug’s Nexus Root Toolkitを導入したいと思います。
Wug’s Nexus Root Toolkitとは
Wug’s Nexus Root Toolkitは、xda developersのスレッドでアナウンスされていますが、ホームページも持っています。
このページでは次のように説明されています。
VERSION 1.5.5 – This program contains all the files you need to unlock and root your device, or flash it back to stock and re-lock it. You can also use this program to backup/restore all your important data, flash zips, set file permissions, push and pull files, install apps, and much more! With the included file association options, you can perform tasks like flashing zips, installing apps, restoring android backup files, and flashing/booting img files with just a double click! The program includes a full featured interface for automating tasks in TWRP, enhanced restore features, an in-built auto-updater/notification system, ‘any build’ mode, and quick tools utilities. All the latest Nexus builds are now officially supported in this new release and the ‘Flash Stock + Unroot’ script has been enhanced to let the end-user have even more control and automated options when restoring their device back to stock. Check out the updated Changelog for a more comprehensive breakdown of the feature set in this release.
適当に翻訳してみます。
VERSION 1.5.5 – このプログラムには、あなたのデバイスをアンロック、ルート化、出荷状態への復帰、再ロックなどに必要なファイルをすべて含みます。重要なファイルのバックアップ・リストア、zipファイルの書き込み、ファイルのパーミッションの設定、ファイルの取得、アプリケーションのインストールなども可能です。同梱されているファイルの関連付けによって、zipファイルの書き込み、アプリのインストール、バックアップファイルのリストア、imgファイルの書き込み、imgファイルからのブートなどの一連の処理をダブルクリックだけで実行することができます。このプログラムには、TWRP, 強化されたリストア機能, 自動更新/通知システム, ‘any build’モード, quick toolユーティリティなどの処理を自動化する機能も含んでいます。すべての最新のNexus用のビルドがこのリリースでサポートされ、デバイスを出荷状態に戻すときによりコントロールと自動化できるように’Flash Stock + Unroot’スクリプトが強化されました。このリリースでの機能ごとの変更点などはChangelogを参照してください
という感じです。意味が分からないところもややありますが、とりあえず機能はたくさんあると訴えています。
Changelogを見ると、Android 4.1.2をサポートしているとかかれているので、Google Nexus 7 ToolKitのようにブートローダのバージョンによってうまくいかない、ということはないかもしれません。
ダウンロード
Wug’s Nexus Root ToolkitのWebページのからダウンロードできます。
ファイル名のところをクリックするとダウンロードサイトに飛ばされ、10秒ほど待っているとダウンロードが開始します。
ファイルサイズが大きい(332MB)のでちょっと時間がかかります。
インストール
それではインストールします。ダウンロードしたNRT_v1.5.5.sfx.exeをダブルクリックして実行します。
最初はインストール先のフォルダを聞かれるので、お好みのフォルダを選択して、「Install」ボタンを押します。私はデフォルトのままにしました。
「Install」ボタンを押すとWindowsの警告(ユーザアカウントに関する警告)がでますが、続行すると自動的にインストールが進みます。
インストールが完了すると、使用しているデバイスを選択するウィンドウが表示されます。
ドロップダウンボックの下の方にNexus7があります。この中から自分が使用しているバージョンを選択して、「Apply」ボタンを押します。
私はAndroid 4.1.2にアップデートしていたので「NAKASI: Android 4.1.2 – Build: JZO54K」を選択しました。使用しているバージョンが分からない場合は、Nexus7を起動して「設定」→「タブレット情報」→「ビルド番号」を確認します。
「Apply」ボタンを押すとWug’s Nexus Root Toolkitが起動します。
まとめ
今回はリベンジとしてWug’s Nexus Root Toolkitをインストールしました。インストールはきわめて簡単です。
次回は、Wug’s Nexus Root Toolkitで紹介されているドライバインストール方法を説明します。
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