前回は外出先でNexus7をネットにつなげるためBluetoothテザリングという方法の設定を行いました。
今回はBluetoothテザリングの実際の使い勝手を紹介します。
復習: Bluetoothテザリングとは?
Nexus7(他の機器でもいですが)とスマートフォン間をBluetooth (DUNプロファイル)で接続することによって、Nexus7をインターネットと通信できるようにする仕組みです。
つまり、スマートフォンがデータ通信できる状態ならば、Nexus7でWebページを見たりメールを送受信できるようになります。
今回はスマートフォン側にはNTTドコモのAQUOS PHONE SH-12Cを使っています。FOMAハイスピード対応機種ですが、Xiには対応していません。
Webページの閲覧
ではまずWebページの閲覧を試してみましょう。
Bluetoothテザリングを有効にしてWebブラウザを立ち上げてみます。ためしにGoogle(http://www.google.co.jp/)を開いてみると・・・当然見えます。
スピード的にはWiFiのときよりは当然遅いですが、まずまずのスピードで表示されます。
WiFiのときとの違いといえば「正確な現在地が不明です」と表示されることです。どうも位置情報が取れていないようです。これについては次のGoogle Mapで検証してみます。
いずれにしろこれならWeb閲覧には十分実用になると思います。
Google Map
Google Mapを起動するといきなり警告(?)のメッセージが表示されました。どうやら現在位置が取得できていないようです。
WiFi接続の場合はアクセスポイント情報からおおよその現在位置を割り出している(ユーザが許可した場合)のですが、Bluetoothテザリングの場合はそれができないようです。
正確な場所を表示したい場合はGPSをONにするほかないようです。
いずれにしろ地図を見たいだけでしたらここは「スキップ」してしまって問題ありません。
YouTube
いくつか見てみました。
まず気づいたのがデフォルトの映像のクオリティがWiFiで見るときより低くなっているようです。どうも低速回線と判断されて低解像度(HQがオフ)になっているようです。
もちろん手動でHQをオンにすればクオリティをあげることはできます。試した感じHQオンでも映像が止まることなく再生されました。
スマホの3G回線の状態にもよりますが、FOMAハイスピード接続あるいはXi接続ならYouTube視聴も十分こなせそうです。
通信速度の測定
そこそこ通信速度が早そうなので、Bluetoothテザリングをした状態でSpeedtest.netと言うソフトで通信速度を測ってみました。
まずはBluetoothテザリング状態のNexus7での結果です。
下りが約1400kbps, 上りが650kbps。結構早いです。
何度か試してみたところ、おおむね上りは1000~1500kbps, 下りは400~700kbpsでした。
正直なところ思ったより早いです。
ではスマートフォン(SH-12C)ではどれくらいの速度が出ているのでしょうか? こっちも測ってみました。
下りが2000kbpsでNexus7より早いのは当然なのですが、なぜか上りはNexus7の方が早くなっています。
Nexus7はスマートフォン経由で通信しているので遅くなるはずなのですが・・・
この不思議な現象の理由はわかりませんが、重要な下り通信が1000kbps以上出ていることが分かったので、とりあえず良しとします。
まとめ
今回はBluetoothテザリングでNexus7をスマホ経由でインターネットに接続して使い勝手を見てみました。
位置情報が取得できないという問題もありますが、これは屋外ならGPSでカバーできる問題です。通信速度もまずまず速いですし、Bluetoothテザリングは結構有効な手段だと思います。
次回はもうすこしbluetoothテザリングを使い込んでみたいと思います。
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