前回は中華タブレットChuwi Hipadでベンチマークソフトを動かしてみました。
今回はこのChuwi Hipadでゲームをプレイしてみようと思います。私はほとんどゲームはしないのですが、本製品は「Tablet for Entertainment & Gaming」というキャッチフレーズなので確かめないわけにはいきません。
今回使用しているタブレットChuwi Hipadはメーカー様より提供していただきました。
Chuwi Hipadの販売は終了しておりますが、Chuwiの新製品についてはAmazonのCHUWIショップをチェックすることをおすすめします。
ベンチマーク対象
ゲームには詳しくないので、適当に人気がありそうなゲームをいくつかピックアップしして試してみました。
- FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS
- リネージュ2 レボリューション
- TETRIS
ゲームの動作の雰囲気を文章で伝えるのは困難なので、今回はAZ Screen Recorderというソフトを使って動作画面をキャプチャーしてみました。
ただし、高解像度でキャプチャーすると、キャプチャー動作がゲーム処理に影響を与えてしまうので今回は「解像度 1280×720」「フレームレート 30FPS」「ビットレート 自動」という設定で記録しました。
なおAZ Screen Recorder (というよりAndroid)は内部音声の記録はできないようなので音声ありません。
FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS
超有名なRPGです。
スマートフォンでのプレーを想定しているようで、プレー画面は縦画面となります。
このFINAL FANTASY BRAVE EXVIUSのオープニングムービーと冒頭のプレー(チュートリアル部分)を2分ほど記録してみました。
オープニングムービーは処理が重いのか少しカクついているのがわかると思います。船が遠くに飛んでいく部分です。
本来はもっとスムーズに飛んでいくように思います。動画再生処理が重かったのかもしれません。
とはいっても他のタブレット・スマートフォンでスムーズな動画になるのかを確かめたわけではないです。
一方、その後のゲーム画面は全く問題ありません。バトル画面のアニメーションもスムーズではないかと思います。
ざっと試した感じではChuwi HipadでFINAL FANTASY BRAVE EXVIUSは問題なくプレーできると思います。
リネージュ2 レボリューション
こちらも人気のゲームということで試してみました。
グラフィクスに力を入れているゲームということで、端末の能力が重要になりそうです。
リネージュ2 レボリューションもステージ前のアニメーションと、最初のクエストの様子を録画しています。
クエストは自動クエストモード(?)でコンピュータが勝手に操作してくれています。そのため、私の操作の遅れなどはないと思って良いと思います。
プレーしているときにはあまり気づきませんでしたが、オープニングムービーは島の全景を表示したあたりで、ややカクついています。
一方、2分50秒付近からは次のステージのムービーがありますが、こちらは比較的スムーズです。
カクついた場面では木の板のような細かいテクスチャが多かったので処理が厳しかったのでしょう。このあたりにChuwi Hipadの限界がありそうです。
また、クエスト画面ではスクロール・バトルアクションとも問題ありません。ゲームのプレイ時間のほとんどはクエスト画面であることを考えれば、Chuwi Hipadでリネージュ2 レボリューションのプレーは問題ないと思います。
リネージュ2 レボリューションは膨大なデータをダウンロードします。
そのためChuwi Hipadの32GBのストレージの方が心配になってきます。複数の大型ゲームをインストールする場合はストレージの空き容量に注意が必要と思います。
TETRIS
最後は古典的なゲームであるTETRISです。
記録したのはレベル3でのプレーです。
テトリスのアニメーションは落ちてブロックくるだけなので、Chuwi HiPad的には全く問題ありません。
問題はタッチ精度です。
TETRISはブロックをタップすると回転、左右にドラッグするとブロックの移動、下にドラッグすると早く落ちるという操作をすることができます。
ところが下にドラッグしようとするとタッブと誤認されてブロックが回転してしまうことがよくあります。同様に左右のドラッグがタップと誤認されることもあります。
どうもChuwi Hipadはドラッグ操作の判定が厳しい気がします。
例えば設定メニューのようなスクロールが必要な画面でも、スクロールをしようとしてメニュー項目を選択してしまうことがよくあります。
慣れの問題なのか、個体差なのか、なんともいえませんが、私がChuwi Hipadを使って不満に思ったポイントの一つです。
オーディオについて
Chuwi Hipadにはスピーカーが背面に4箇所用意されています。
音が出るゲームを試してみたところ、どうやら4箇所すべてにスピーカーが埋め込まれているわけではないようです。
耳を近づけて聞いてみると、下の2個のスピーカーからは直接音が聞こえてきます。
しかし、上の2個のスピーカーからは直接音が出るというよりは、下のスピーカーの音が回り込んでいるように感じました。
つまり上2個のスピーカーはいわゆるダクトのような役割を持っているようです。
実際にゲームをプレーしてみるとゲーム音楽はスマートフォンよりは明らかに良い音がします。抱くとスピーカーの効果かもしれません。
ただ、スピーカーの役割が上2個と下2個分かれているので、Chuwi Hipadを横持ちにしたときには、やや音のバランスが悪く感じるかもしれません。
今回試した中ではリネージュ2 レボリューションが横持ちでしたが、実際のところはそれほど音楽に違和感は感じませんでした。
まとめ
今回は中華タブレットChuwi Hipadでゲームをプレーした様子を紹介しました。
いくつかゲームを試してみたところ全画面での高解像度ムービーに関してはやや厳しいところはあるものの、通常のアニメーションだったら問題なく表示することができます。
よほどの重いゲームを除けば、多くのゲームで快適にプレーすることができるのではないかと思います。
次回はChuwi Hipadのルート化に挑戦してみようと思います。
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