前回まではAQUOS PHONE ZETA SH-02Eの購入時のキャンペーンで入手したBluetoothデバイス、クリップディスプレイの初回をしました。
今回はBluetoothつながりでBluetoothヘッドセットを紹介したいと思います。
Bluetoothヘッドセットを選ぶ
私はAndroidスマホでPodcastを聞きたいと思いヘッドフォン(ヘッドセット)を調達しようと思いました。そのときの条件は下記の通りです。
- ワイヤレス(Bluetooth)
- カナル型、あるいは、ヘッドフォンを交換できるタイプ
- 通話機能はどっちでも良い
- ノイズキャンセリングは欲しいけど、贅沢は言わない
飛行機に良く乗るのでノイズキャンセリングは魅力的ですが、機内では無線が使えないのでBluetoothという条件とは矛盾してしまいます。なので、ノイズキャンセリングは優先度を低くしました。
上記の条件で探していたところ、ソニー(ソニーエリクソン)のMW600という品を見つけました。値段は6000円ぐらいで決して安くありませんが、デザインもなかなかかっこよいです。
私は正規国内流通品を買いましたが海外輸入版だと1000~2000円ほど安くなるようです。品質面では変わらないと思いますが、保証面で面倒かもしれません。海外輸入版を買う場合は条件に注意しましょう。
MW600が到着
外箱等を紹介したいところですが、実は購入したのがかなり前でどこかに行ってしまいました。
とりあえず、MW600の外見を紹介しておきます。
サイズは単三乾電池より1cmほど長いぐらいです。かなり軽いため、どこにつけていても気になりにくい気がします。
正面には液晶ディスプレイと通話ボタンがあります。通話ボタンの隣のくぼみがマイクだったと思います。
側面は、再生を操作するためのキーが3つ(前/再生・停止/後)あります。
反対側の側面にはボリュームを操作するためのタッチバー(?)があります。後述しますが、これが曲者です。
上面にはヘッドフォンを挿すためのコネクタがあります(写真はわかりにくいですが)。ここに好みのヘッドフォンを接続します。MW600を胸元につなげるのでしたら、ケーブルが短めのヘッドフォンを選択する、というようなことが可能です。
底面には電源ボタンとmicroUSBコネクタがあります。microUSBコネクタは充電専用です。
MW600を使う
それではMW600を使います。画面はAQUOS PHONE ZETA SH-02Eですが、前の機種AQUOS PHONE SH-12Cでも問題なく使えました。
ペアリング
ペアリングはまずMW600をペアリングモードに入れます。
ペアリングモードに入れるためにはMW600が電源OFFの状態から、電源ボタンを長押しします。Sony Erricsonと表示されてもさらに電源ボタンを押し続けているとクルクルまわるアニメーションが表示され、ペアリングモードになります。
この状態ですぐにAndroid側で「設定」→「Bluetooth」としてBluetoothをオンにした後に「デバイスの検索」を行います。
しばらくするとAndroidがMW600をみつけて画面に表示します。
ここでMW600をタッチするとペアリングが完了します(ペアリングされたデバイスにMW600が表示される)。
Android側の操作に手間取ると、MW600がペアリングモードから抜けてしまいますので、Android側をBluetooth画面にしておくと良いでしょう。
音楽・YouTubeの再生
MW600をペアリングしている状態で、メディアプレーヤーやYouTubeで音楽や動画を再生すれば、音はMW600につながっているヘッドフォンから聞こえてきます。
MW600には液晶ディスプレイがついており、Android側のBluetoothがAVRCP1.3というプロファイルに対応していて、再生側のソフトも対応しているここに曲名が表示されます。
しかしYouTubeやAQUOS PHONE ZETA SH-02Eに付属のメディアプレーヤーでは「Unknown」としか表示されませんでした。AQUOS PHONE ZETA SH-02EはAVRCPというプロファイルには対応しているはずなのですが、バージョンが不明です。もしかしたらAVRCP1.3以上ではないのでしょうか・・・
電話
着信をすると自動的に音楽の再生は停止し、MW600につながっているヘッドフォンから着信を知らせる音が聞こえてきます。この状態で、MW600の「通話ボタン」を押すとそのまま電話を取ることができます。
相手からの声はMW600につながったヘッドフォンから聞こえ、こちらの声はMW600のマイクから伝えます。
音楽を聴いていて電話に気づかないということはないと思います。
ただしメールを受信してもお知らせしてくれる機能はありません。
MW600の欠点
MW600は条件にあっていて(おまけにFMラジオもついていて)、コンパクトで大変満足のいく製品なのですが・・・唯一の欠点がボリューム操作。
MW600では側面にタッチセンサーとなっているバーがあってこれを横にこするとボリュームの上下ができます。しかし、実に使いにくい・・・ ボリュームの上下だけなら何とかなるのですが、誤反応することもしばしばあるのがこまりものです。
特にMW600の位置を直そうとつまんだりするとボリュームが変わってしまうこともあります。
いったいなぜこんな使いにくいインターフェースを採用したのか、理解に苦しみます。
幸い後継機(?)のMW1ではこのタッチセンサは採用されていないようです。
まとめ
最後に欠点を挙げてしまいましたが、それ以外は大変良くできたデバイスです。ヘッドフォンも交換できるので、ランニング時や通学・通勤時など、場合によって変更できるのも良いところです。
Bluetoothヘッドフォンを探している人は、MW600を検討する価値があると思います。
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