先日、海外通販のAliExpressで購入したmicroSDカードが容量偽装だったことを紹介しました。
飽きずにまたmicroSDカードを購入したので、今度はどうだったかを紹介したいと思います。
購入したmicroSDカード
以前の記事でも紹介した通り、海外通販のAliExpressでは特定の金額を超えると送料が無料になったり、割引きのクーポンが使えたりします。
そのような基準にあと数ドル足りないときに重宝するがmicroSDカードやSDカードです。microSDカードやSDカードは色々使い道があるのでストックしておいても問題ないと思います。
今回もこのような状況だったのでmicroSDカードを購入しました。容量偽造だった2TBのmicroSDカードの反省を活かして、64GBという一般的な容量のmicroSDカードにしました。今度は「ALUNX」というブランドのものです。
私が購入したときには2.57ドルだったので400円を切る価格となります。
Amazonでも並行輸入とも割れる安いmicroSDカードが売られていますが、ここまで安いものはないと思います。
また製品の写真を見る限りは
ロゴ | 規格 | 意味 |
---|---|---|
U3 | UHSスピードクラス | 最低保証速度 30MB/sec |
A2 | アプリケーションパフォーマンスクラス | ランダムリード最低処理速度 4000 IOPS ランダムライト最低処理速度 2000IOPS シーケンシャル最低処理速度 10MB/sec |
というロゴが見えるので、リード・ライト速度も早そうです。UHSスピードクラス U3であれば4Kビデオの録画にも対応できるはずです。
値段の割には使い勝手が良さそうなので、このmicroSDカードを買ってみることにしました。
ちなみに注文から到着までは5日程度とかなり早く届きました。
ALUNX microSDカード 64GB
パッケージはこんな感じです。特筆するところはありません。
強いて言えば「microSD」ではなく「Smart Card」となっているところが気になりますが、見た限りではmicroSDカードで間違えありません。
microSDの表面は販売サイトの画像のとおりです。「U3」「A2」というロゴもちゃんと印刷されています。
裏面には型番らしき文字と「Made in Taiwan」という文字が見えます。
中国製だと思いこんでいたのですが、この印刷が正しいとすると、意外なことに台湾製ということになります。
ちなみにこのmicroSDカードは64GBですがデフォルトではFAT32でフォーマットされています。
容量のチェック
容量をチェックするためにはh2testwというツールが利用できます。
このツールは実際にデータを書き込んで、その後に正しいデータが書き込まれたか読み込んで確認します。
容量が偽装されているメディアの場合は、データが書き込めないか、書き込めても読み出せないという現象が発生します。
以前、2TBを称する容量偽装のmicroSDカードでこのツールを利用した場合は次のような結果になりました。
この約2TBの書き込みができたものの7.2GBしか正常に読みだせませんでした。
今回購入したALUNXのmicroSDでの結果はというと無事に完走しました。
59999MB書き込んで59999MB読み込めているので、容量偽装ではないと考えて良さそうです。
ベンチマーク
ベンチマークには定番のCrystalDiskMarkを使用します。
USB 3.0対応のカードリーダーでの結果は次のとおりでした。
シーケンシャルライトで80MB/s以上出ているので、「U3 (最低保証速度 30MB/s)」というロゴは嘘ではないようです。
格安のmicroSDカードとしては優秀な結果ではないかと思います。
なおカードリーダーがUSB 2.0対応だと次のような結果になります。
このmicroSDカードの能力を活かすにはUSB 3.0対応のカードリーダーを用意したほうが良さそうです。
まとめ
今回はALUNXというブランドの格安microSDカードを購入したことを紹介しました。
格安ということでいろいろ心配になりますが、容量の偽装もなく、読み書き速度も高速でなかなか良い製品でした。AliExpressで支払い総額を調整するときにこのmicroSDカードを追加するも良い案だと思います。
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