AfterShokz社の骨伝導ヘッドホンAeropexを試す 前編

5.0
AfterShokz社の骨伝導ヘッドホンAeropexを試す 前編 オーディオ
スポンサーリンク

2022/06/17 追記

この記事で紹介したAeropexは販売終了となりました。

後継モデルは「OpenRun」になります。

また上位モデルとなる「OpenRun Pro」も発売されました。

前回はUSBチェッカーの紹介をしました。

今回はBluetoothヘッドホンの新製品を紹介したいと思います。Bluettothヘッドホンはいろいろ発売されていますが、今回紹介するのは「骨伝導」が特色の製品です。

今回紹介する骨伝導ヘッドホンAeropexはメーカー様より提供していただきました。

この骨伝導ヘッドフォンは2020年1月現在、メーカー直販サイトで18,180円(税別)で販売しています。

スポンサーリンク

AfterShokz社について

AfterShokz社は骨伝導技術を核にスポーツ中にも快適に利用できるヘッドフォンを複数投入している会社です。

本社はアメリカ・ニューヨーク州にあり、下記がアメリカ本社の公式サイトになります。

Attention Required! | Cloudflare

日本にも代理店があり、しっかりとした日本語サイトも開設しているので、日本人の方はこちらを見る方が参考になります。

Shokz- オープンイヤー型イヤホンに革新をもたらす。業界随一の骨伝導イヤホンブランド (旧AfterShokz)
オープンイヤー型イヤホンに革新をもたらすShokz。 多くの方の手に届くリーズナブルな価格帯で、独自のオーディオ技術による高音質を実現。オープンイヤーならではの「ながら聴き」を高音質で楽しめるという、新しいオーディオ体験を提供しています。耳を塞がない安全性と最高の音質を約束に、これからもイヤホン業界に革新を起こす商品開発を続けてまいります。

日本語サイトで「製品」を確認する販売しているすべての製品が骨伝導タイプのヘッドホンであることがわかります。

また、防水性能を備えていたり、丈夫な材質であるチタニウムを使っていたり、軽量であることを特徴としているなど、スポーツシーンでの利用をメインターゲットにしていることがわかります。

スポンサーリンク

骨伝導ヘッドホン Aeropex

今回レビューするのはAftershokz社の最新モデルAeropexです。

Shokz (旧AfterShokz) Aeropex 運動用の骨伝導イヤホン
最先端の骨伝導技術により、Shokz (旧AfterShokz) Aeropex(エアロペクス)骨伝導ヘッドホンは従来モデルより優れた中高音を実現しながら、振動をより小さく抑えることに成功しました。耳を塞がないため環境音を聞き取りながら音楽を楽しむことができます。

先代となる骨伝導ヘッドホンAIRと比較すると、防水性能がIP67に向上し、バッテリー持ちが良くなりながらも、軽量化されたところがポイントです。

先代のAIRを含めて、簡単にスペックを紹介すると次のようになります。

モデル Aeropex AIR
写真 Aeropex AIR
価格(税別) 18,180円 13,880円
骨伝導テクノロジー PremiumPitch 2.0+ PremiumPitch+
防水仕様 IP67認定 IP55認定
Bluetooth Bluetooth 5.0 Bluetooth 4.2
材質 チタニウム
バッテリー 8時間 6時間
重量 26グラム 30グラム
マイク デュアルマイク
ノイズ軽減機能

防水性能のIP67というのは短時間であれば水に沈めても大丈夫なレベルです。IP67であれば、スポーツ中に着用して汗が付いても、水道水で水洗いできるようになりますので、これはうれしい進化ではないかと思います。

Aeropexのパッケージ

早速Aeropexの紹介をしていきます。まずはパッケージです。

Aeropexのパッケージ

私が入手したのは「ルナグレー」というカラーで、パッケージの写真は女性が使用しているシーンでした。

いろいろ調べてみると、カラーによってパッケージの写真は変わるようです。

パッケージをスキャナで読み取ってみました。

Aeropexのパッケージ 正面

日本の正規代理店から発売されている製品には、右上に日本語で「長期保証2年」というシールが貼られています。

パッケージの背面にはこの製品の特徴が紹介されています。

Aeropexのパッケージ 背面

取り上げられている特徴は7つで、7言語で記載されていますが、残念ながら日本語はありません。

ざっと訳すと

  • 耳を塞がない骨伝導テクノロジー
  • PremiumPitch 2.0+ステレオサウンド
  • マルチポイント・ペアリング
  • IP67認定の防水性能
  • 9時間の再生と通話
  • 水滴アラート
  • チタニウム・フィット

という感じです。「水滴アラート機能」は充電端子に水や汗が付いているとアラームで通知してくれる機能です。防水機能をサポートする機能と考えれば良さそうです。

パッケージの底面には各種認証ロゴや・シリアルナンバー・日本代理店の情報などが記載されています。

Aeropexのパッケージ 底面

なお、ここには日本の認証マークである技適マークがありませんが、技適マークについては本体にありますので問題ありません。

技適マークがあるため少なくても日本代理店経由で入手したAeropexは電波法違反にはなりません。

並行輸入品に関しては技適マークがあるかどうかは不明です。

パッケージを確認したので開封していきます。パッケージの外側は筒状になっており、横から引き出すようにすると内側の箱が出てきます。

Aeropexのパッケージを

この内側の箱は凝っていて、フタを固定しているマグネットを外すと右側からぐるっと開くようになっています。

Aeropexのパッケージの内側

「BE OPEN」というのは骨伝導テクノロジーによって耳を塞がないということをあらわすキーワードのようです。

この「BE OPEN」というところをパカッと開けるとようやくAeropex本体が出てきます。

Aeropexのパッケージを開けたところ

ちなみに右側の部分には、取扱説明書・充電ケーブルなどのアクセサリー類が入っています。

内容物のすべてを取り出したのが下の写真です。

Aeropexの内容物一覧

内容物は

  1. 骨伝導ヘッドホン Aeropex
  2. 耳栓
  3. キャリーケース
  4. 充電ケーブル (2本)
  5. 取扱説明書
  6. 補助説明書
  7. 注意事項
  8. 保証書
  9. ユーザー登録案内

となります。

Aeropexの内容物詳細

それではパッケージの中身をチェックしていきます。

Aeropex本体

私の入手した「ルナグレー」のAeropexはライトグレーとグレーのツートンカラーとなっています。

Aeropex本体

パッケージの写真は女性でしたが、男性が使用しても違和感のないカラーリングです。

この写真で右上の部分が耳(の手前)に当てる部分です。右耳用の部分を拡大したのが下の写真です。

Aeropex本体 右側

右耳に当てる部分には穴が2つ開いています。これがマイクです。このヘッドホンをつけて通話する際にはここから声を拾ってくれます。スペックによると「デュアルマイクノイズ軽減機能」というのは、この2つのマイクを使って通話時のノイズを軽減することを指しています。

また「AFTERSHOKZ」と書かれている部分はバッテリーを内蔵しており、下部に操作ボタンと充電端子が付いています。

Aeropex本体 右側のボタンと充電端子

ボタンは「+」と「-」に分かれていて、ボリュームの上下に対応します。また「+」ボタンは電源ボタンを兼ねています。

ボタンの隣に充電端子が用意されています。ここには付属の専用充電ケーブルを接続して充電します。この充電方法については後ほど紹介します。

この部分の内側には各種ロゴが記載されています。

Aeropex本体 各種ロゴ

ここにはちゃんと日本の技適マークのロゴが付いていることが確認できます。

左耳に当てる部分は次のようになっています。

Aeropex本体 左側

大まかなデザインは左右対称ですが、耳に当てる部分にボタンが付いているのが異なります。

このボタンはマルチボタンと呼ばれ、音楽の再生操作・通話時の操作などを行うことができます。

こちらの内側には型番などの情報が記載されています。

Aeropex本体 型番など

この製品の型番は「AS800」となるようです。

重量はスペック通り26グラムでした。

Aeropex本体 重量

実際に装着してみましたがかなり軽く感じます。

耳の中に押し込むインイヤー型のヘッドホンに比べると、音が出る部分を耳の手前に当てるだけなので、装着時に違和感はほとんどありません

インイヤー型のイヤホンになれていると、この快適さは衝撃を受けるのではないでしょうか。

充電ケーブル

Aeropexの充電端子は特殊な形をしているので、充電ケーブルをもAeropex専用の物が付属します。うれしいことに充電ケーブルは2個付属していますので、1個を予備用に保管しておいても良いですし、自宅と職場など2箇所においておいて充電しやすいように運用することもできます。

充電は通常のUSBポートから行います。このためモバイルバッテリーを使っても充電できることになります。

専用充電ケーブル

Aeropex側に装着するコネクタ(上の写真の左側)は特殊な形をしていてマグネットが埋め込まれています。

このマグネットのおかげでAeropex本体の充電端子に近づけるとピタッと接続することができます

専用充電ケーブルを装着したところ

マグネットですので反対向き(間違った向き)に装着しようとしても反発してできません。このため誤装着がなく安心です。

ケーブルに汎用性がないのが残念ですが、防水性や本体のコンパクトさを考えると仕方が無いところです。

キャリーケース

Aeropexには専用のキャリーケースが付いてきます。

キャリーケース

素材はシリコーンゴムで柔らかい素材です。手触りはシリコーンゴムにしてはすべすべでしていて良いのですが、ちょっとホコリが付きやすいのが気になります。上の写真でもホコリが付いているのが確認できると思います。

当然ではありますが、このキャリーケースにはAeropexがぴったりと収まります。

キャリーケースは底の方が広い(厚みがある)ので、こんな感じでAeropexを入れていきます。

キャリーケースにAeropexを入れたところ 1

あとは押し込めばAeropexを格納することができます。

キャリーケースにAeropexを入れたところ 2

容量には余裕があるので充電ケーブルや耳栓も一緒に入れることができます。

ちなみにこのキャリーケースの蓋の部分にはマグネットが付いていて、キャリケースの蓋はピタッと留めることができます。

なおキャリーケースにAeropexを入れたときの重量は92グラムです。

キャリーケースに入れたときの重量

これくらいならカバンに放り込んでいても気にならないと思います。

耳栓

Aeropexは骨伝導ヘッドホンなので耳を塞ぎません。このため外部の音を確認しつつ音楽が聴けるというメリットがあるのですが、読書や勉強など没入感を高めたい状況ではこの特性は邪魔になります。

そのような場合には耳栓をしてしまえば外部音を遮断することができます。

Aeropexから出力される音は骨伝導で聞こえますので、耳栓の影響を受けません。

耳栓は100円ショップでも買えますが、Aeropexにもちゃんと付属します。

付属の耳栓

といっても特別な物ではなく、オマケという感じと考えておけばよいでしょう。

耳栓がビニール袋ではなくちゃんとケースに入っているので持ち運びしやすいのがありがたいところです。

取扱説明書

取扱説明書類はいろいろ付いてきます。

まずは冊子になっているユーザガイドです。このユーザガイドは日本語を含む12か国語で記載されています。

取扱説明書 表紙

日本語ページは76ページ以降になります。

取扱説明書 日本語 1

取扱説明書 日本語 2

取扱説明書 日本語 3

取扱説明書 日本語 4

冊子が結構しっかりしていて、中央部分がうまくスキャンできませんでした。

このユーザガイドは日本人が監修しているのか、海外ブランドにありがちなおかしな日本語は見当たりませんでした。

ユーザガイドを見てみると、マルチボタンで操作できる内容がに多く、覚えるのが大変そうです。この辺は使いながら慣れるしかなさそうです。

また、ユーザガイドを補助するカードが別途入っています。

内容は「ペアリング設定方法」と「漏電防止アラート」です。

ユーザガイドの補助カード 1

ユーザガイドの補助カード 2

おそらく問い合わせが多かったか何かで追加の説明が必要と判断したのではないかと思います。冊子型のユーザガイドを見なくてもこのカードを読めば使い始めることができるので、このような配慮があると助かります。

さらに注意事項が記載された紙も入っています。この紙も日本語を含む多言語で記載されています。

注意事項 1

注意事項 2

注意事項 3

内容は注意事項なので何度も見るものではないですが、一度は目を通しておくことをお勧めします。

保証書

保証書もちゃんと入っています。保証期間は2年間です。

保証書 1

保証書 2

保証書 3

Aftershokz社は海外の企業ですが、並行輸入品ではなく日本代理店(フォーカルポイント社)経由での入手であれば、国内サポート(日本語サポート)をしてもらえます

ユーザ製品登録の案内

国内代理店(フォーカルポイント社)のユーザ登録ページの案内です。

修理やサポートなどにはユーザ登録が必要なようなので、特に理由が無ければユーザ登録をしておいた方が良さそうです。

ユーザ製品登録の案内

ユーザ登録にはシリアル番号を入力する必要があるので、ユーザ登録をする際には保証書を手元に置いておきましょう。

まとめ

今回は骨伝導テクノロジーを採用したヘッドホンであるAftershokz社のAeropexを入手したことを紹介しました。

このヘッドホンはパッケージ・本体デザインともに凝っていてかなりコストをかけて作られていることがわかります。また、骨伝導を利用していると言うことで耳を塞がないデザインであることも目を引きます。

次回は実際にこの製品を使って見たいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました