USB Type-Cケーブルをいろいろ買ってみる

前回はXiaomiの6ポートUSBチャージャーを紹介しました。

USB Type-C (USB PD)で給電できるデバイスが増えてきたので、今回は両端がUSB Type-Cケーブルをいくつかかってみました。

いくつかはAliExpressという海外通販サイトで購入しています。AliExpressを使ってみようという方は、下記を参照してみてください。

今回は中国の通販サイトであるAliExpressの使い方について紹介します。海外からものを買うのは難しそうな気がしますが、少しの英単語を覚えれば結構簡単に行うことができます。最近は中国のメーカが魅力的な(怪しい!?)商品を出しているので興味がある方はチャレンジしてみましょう。

USB Type-Cケーブルの検証には本来はMacBookなどの高い電力で充電できるデバイスを用意するか、eMarkerを検出できるUSBテスターを用意すべきです。

しかし今回は手持ちの機材の都合上、スマートフォン(Pixel 4)で検証しています。

このため「スマートフォン用のUSB Type-Cケーブル」という観点でこの記事を見ていただければと思います。

購入したUSB Type-Cケーブル

今回用意したケーブルは4種類6本です。簡単に紹介します。

ダイソー100円 USB Type-Cケーブル (1m)

おなじみの100円ショップ・ダイソーで売っていたケーブルです。

ダイソーのUSBケーブル

高速充電対応とうたっていますが、対応する電流は2.4Aと書かれています。このため60W以上の充電には対応していないと思われます。

一方、スマートフォンに充電する場合であれば、スマートフォン側が対応しているが18W程度なのでこのスペックで問題なさそうです。

コネクタ部分には特にロゴなども印刷されていません。

ダイソーのUSB Type-Cケーブルのコネクタ

また、ケーブルの根元の部分は特に強度を上げるような工夫がないため、耐久性にはちょっと不安が残ります。なお、ケーブルの太さは3.3mmで太くも細くもありません。

いずれにせよ100円という価格と入手性の高さは魅力です。

USLION Type-Cケーブル (0.5mと1m)

海外通販のAliExpressで探したのがこのケーブルです。

2020年1月時点で1.77~3.14ドル(約200~350円)

商品のページを見ると最大60W (20V = 3A)に対応していると明記されています。このためMacBookなどのノートPCの充電にも使える可能性が高いです。

私は0.5mのケーブルを1.66ドル(約180円)で、1mのケーブルを1.95ドル(約215円)で購入しました。ダイソーにはかないませんがかなりの格安だと思います。

ただ、海外通販ということで注文から配達完了まで29日かかりました。無料の配送方式(Cainiao Super Economy)を選択したところ、台湾経由となり時間がかかってしまったようです。

届いた製品は下記のようなパッケージに入っていました。

USLIONのUSBケーブル

パッケージには特に準拠規格などの情報はありません。

USLIONのUSBケーブルのパッケージ

ケーブルはメッシュ状でねじりに強そうなところが好感が持てます。

USLIONのUSBケーブル

コネクタ部分には「USLION」の文字が入り、ケーブルの根元の部分は折れ曲がらないようなガードが付いています。

USLIONのUSBケーブルのコネクタ

このため耐久性は高そうです。またコネクタの幅もかなりUSB Type-C端子よりわずかに広いだけでかなりコンパクトにできてます。なおケーブルの太さは3.5mmです。

CELBRO USB Type-Cケーブル (0.3mと1.2m)

海外通販AliExpressでもう一つUSB Type-Cケーブルを探してみました。

2020年1月時点で1.60~3.63ドル(約170~400円)

このケーブルも最大60W (20V = 3A)に対応していると明記されており、MacBookなどのノートPCの充電にも使える可能性が高いです。

私は0.3mのケーブルを1.55ドル(約170円)、1.2mのケーブルを1.92ドル(約210円)で購入しました。ただこの製品も配送が台湾経由となり、到着まで29日もかかりました。

届いた製品は下記のようなパッケージに入っていました。

CELBROのUSBケーブル

パッケージの裏側には商品の説明が書かれています。

CELBROのUSBケーブルのパッケージ

ちょっと気になるのは「USB2.0 Compatible」と書かれている点です。データ通信はUSB 2.0 (480Mbps)が上限なのかもしれません。

ケーブルはメッシュ状になっています。また、ケーブルをまとめるためのバンドも付属していました。

CELBROのUSBケーブル

コネクタ部分には「CELBRO」の文字が入っています。またケーブルの根元部分には折り曲がらないようにガードが付いています。

CELBROのUSBケーブルのコネクタ

このため耐久性は期待できます。

ケーブルの太さは3.7mmでやや太めです。わずかな違いですが、USLIONやダイソーのケーブルより明らかに太く感じます。

ケーブルは固いわけではないですが、やはり太い分だけ取り回しは悪くなり、また持ち運ぶときにはかさばります。ここは気になるところです。

Xiaomi USB Type-Cケーブル (1.5m)

2018年に台湾に行ったときにXiaomiの直営店である小米之家にいったことがあります。

今回は台湾のMi Store (小米之家)に行ってみたことを紹介します。台北には2店舗ありいずれも地下鉄でアクセス可能なので旅行者も立ち寄りやすいと思います。スマートフォン類はお得かどうか微妙なところですが、ケーブルやバッグなどの周辺機器は通販で買うよりもかなりお得になるのでお土産にちょうど良さそうです

このときにUSB Type-Cケーブルを買っていました。当時の価格は145台湾ドル(約530円)でした。

このケーブルは直方体のプラスチックケースに入って販売されています。

XiaomiのUSBケーブル

背面にはスペックに関する情報が書かれています。ここには「5A」の電流まで対応していると書かれています。

XiaomiのUSBケーブルのパッケージ 背面

5Aに対応しているということは100Wまでの給電に対応しているということかもしれません。

またデータ通信についてはUSB 2.0(480Mbps)となるようです。

側面には型番などが記載されています。

XiaomiのUSBケーブルのパッケージ 側面

この製品の正式名称は「Mi USB Type-C to Type-C Cable 150cm」で、型番は「SJX12ZM」となるようです。

反対側の側面には同じ情報が中国語で書かれています。

XiaomiのUSBケーブルのパッケージ 側面

USBケーブル自体は白色のシンプルな物で、材質もメッシュではない一般的な物です。

XiaomiのUSBケーブル

ケーブル長が1.5mもあるのでかなりのぐるぐる巻きになっています。

コネクタ部分にはロゴも何もなく、また、ケーブルの根元の部分のガードも弱めです。

XiaomiのUSBケーブルのコネクタ

ケーブルが長いといろいろ引っかけたりして根元にストレスがかかりそうなのでちょっと心配です。

ケーブルの太さは3.5mmです。

ちなみにコネクタの部分はダイソーのケーブルより3mmほど長くなっています(ダイソーが15.3mm、Xiaomiが18.2mm)。この3mm分のところにeMakerが内蔵されているのかもしれません。

給電能力の確認

ケーブルがそろったところで気になる給電能力を確認してみたいと思います。

確認に使用する機材は

  • スマートフォン: Google Pixel 4 (USB PD対応、最大18W)
  • USBチャージャー:

です。

GoogleはUSB PDを強力に推進しているせいか、Pixel 4はUSBケーブルをかなり選ぶ(相性問題がある)といわれています。従って、Pixel4に対して急速充電(最大の18Wに近い給電)が、少なくてもPixel 4はUSB PD対応ケーブルと認識した、と考えてよいと思います。

また、USBチャージャーが一つだと面白くないので、手持ちのUSB PD対応のUSBチャージャーからXiaomiの物を使ってみることにしました。

今回はXiaomiのUSB PDに対応したUSBチャージャーを紹介します。このチャージャーはUSB Type-CとUSB Type-Aを各1ポートを備え、電源プラグが折りたためるコンパクトな製品です。スペック上は最大出力30Wのため、スマートフォンへの充電でしたら両ポートを同時に急速充電することができます。コンパクトで持ち歩きしやすいので、旅行時などにはカバンに入れておきたい製品です。

このチャージャーは最大30W出力に対応しているので、ケーブルが問題なければ急速充電ができるはずです。

Pixel 4付属USBチャージャー利用時

Pixel 4のバッテリーレベルが約25%のときに試してみました。

ケーブル電圧電流電力
Pixel4付属9.11 A1.39 A12.66 W
ダイソー9.07 A1.40 A12.70 W
USLION 0.5m9.07 A1.40 A12.70 W
USLION 1m9.07 A1.44 A13.06 W
CELBRO 0.3m9.09 A1.38 A12.54 W
CELBRO 1.2m9.07 A1.46 A13.24 W
Xiaomi9.07 A1.44 A13.06 W

結果はすべてが13W前後でほぼ同じとなりました。

実は充電開始直後は1.7Aぐらいまで電流が流れることもあったのですが、5秒ほど経つと1.4~1.5Aに安定しました。

最近のスマホはバッテリーの劣化を抑えるために、細かく充電速度を制御するということなので、Pixel 4の最大の18Wより低くなっているのは、おそらくPixel 4側で制御している結果と思います。

この結果を見るとスマートフォンへの充電であればどのケーブルを使っても問題が無いことがわかります。

Xiaomi USBチャージャー利用時

同じくPixel 4に対して充電してみました。

ケーブル電圧電流電力
Pixel4付属8.99 A1.40 A12.59 W
ダイソー8.99 A1.45 A13.04 W
USLION 0.5m8.99 A1.44 A12.95 W
USLION 1m8.99 A1.47 A13.22 W
CELBRO 0.3m8.99 A1.45 A13.04 W
CELBRO 1.2m8.99 A1.45 A13.04 W
Xiaomi8.99 A1.46 A13.13 W

こちらもすべてが13W前後で同じになりました。

この結果からもいずれのケーブルでも問題ないことがわかります。

まとめ

今回はUSB type-Cのケーブルをいろいろ購入してPixel 4に急速充電できるかどうかを確認してみました。

結果はダイソーの100円ケーブルを含めすべてのケーブルでUSB PDでの急速充電ができました。Pixel 4はかなり相性があるとのうわさですが、いずれのケーブルでも問題ないようです。

ちなみに買ってみてベストだったのはAliExpressで購入したUSLIONのケーブルです。

次回はUSB Type-Cに対応したUSBチェッカーを紹介します。