前回は海外通販のAliExpressでUSB充電式のレーザーポインタを購入したことを紹介しました。
今回は同じUSB充電つながりで電動エアポンプを購入したことを紹介します。購入したのは海外通販GearBestとなります。GearBestで買ってみようと言う方は下記を参照してみてください。
USB充電式の電動エアポンプ
私はときどき自転車に乗るのですが、タイヤの空気に困っていました。今のところ、空気が抜けてしまうと自転車屋さんに自転車を持って行き、店頭で解放されている空気入れを使っていました。
しかし、自転車屋さんに行くのも面倒ですし、空気入れを買うのも保管に邪魔になります。
そこで見つけたのがUSB充電式の電動エアポンプです。サイズもそれほど大きくなさそうなので、保管の場所もとりません。
USB充電式の電動エアポンプで割と有名なのがXiaomiの製品です。
これを狙っていたのですが、もう少し安い製品を見つけました。GearBestではノーブランドで売られていましたが、BanggoodやAliExpressではXmundというブランドで「XD-BP4」という型番で売られている製品です。
あまり使用頻度が高くないので今回はこちらの安い製品を購入することにしました。この製品はエアポンプだけでなく、オマケとしてモバイルバッテリー機能とLEDライト機能もあります。
GearBestでの購入
いますこし値段が上がってしまいますが、私は購入しようとしたときはGearBestで34.99ドル(約3900円)だったので、GearBestで購入しました。
配送は0.59ドルのJapan Priority Laneを利用し、3ドルオフのクーポンを適用したので支払は32.58ドル(約3600円)になりました。
イベント | 日付 |
---|---|
注文 | 2019/12/01 |
発送連絡 | 2019/12/10 |
輸出 | 2019/12/17 |
日本到着 | 2019/12/19 |
配送完了 | 2019/12/20 |
配送までにかかった日数は19日、土日を除く営業日だと15日でした。有料のJapan Priority Laneを使った割には遅い配送でした。GearBestの出荷が遅く、トータルで時間がかかってしまった感じです。
USB充電式電動エアポンプ
配送時のパッケージは中華通販でおなじみの緩衝材付きの袋で送られてきました。
簡素のな梱包のためパッケージはややダメージを受けていました。
日本人は製品パッケージを製品の一部と考える方が多いのでこのようなダメージは気になりますが、中華通販では製品パッケージはあくまでも梱包材の一部と考えているようです。
そのため中身さえ無事ならパッケージのダメージは気にならないようです。
モデル名として「AP2」と書かれています。Xmundブランドの物を買うとパッケージは異なるかもしれません。
パッケージの背面にはパッケージの内容物リストとスペックが書かれています。
パッケージの側面にはエアポンプが対応している製品と、推奨空気圧が書かれています。
パッケージによると、このエアポンプは
- 自転車
- バイク
- 自動車
- ボール
などに対応していることがわかります。もちろん浮き輪など以外の製品にも空気を入れることが可能です。
このパッケージの中身を取り出したのが下の写真です。
中身は次の通りです。
- エアポンプ本体
- キャリーケース
- エアホース
- マイクロUSBケーブル
- ボール用エアノズル
- 浮き輪用エアノズル
- 自転車用エアノズル
- 取扱説明書
それぞれを確認していきます。
エアポンプ本体
まずはエアポンプ本体です。本体はプラスチック材質です。写真で模様が付いているところはザラついていてツルツルはしていません。
本体正面中央には電源ボタンがあり、その上には4つのボタンとディスプレイが組み込まれています。ディスプレイには保護シールが貼られていて、緑の部分を引っ張ると保護シールが剥がせるようになっています。
本体背面にはボタンのような物はなく、空気穴が設けられています。
本体正面にはコネクタ類が用意されています。
上段左はこのエアポンプのバッテリーを充電するためのmicroUSBポートです。その右側はこのエアポンプをモバイルバッテリーとして使うときにつかう給電用USBポートです。
充電がUSB Type-CではなくmicroUSBなのがちょっと残念です。
下段左はエアホースを接続するための穴です。この穴にはネジ山が切られていて、付属のエアホースを回転しながら固定します。下段右側は白色LEDです。このエアポンプはLEDライトとしても使うことができます。
なお周囲の穴は放熱用の穴だと思います。
本体底面には型番と吸気用の穴が設けられています。
やはり型番は「AP2」となっています。
USBの出力は「DC 5V/1A」となっているのでモバイルバッテリーとして使うときには急速充電は期待できません。モバイルバッテリー機能は臨時用と思った方が良さそうです。
重量は356グラムでした。
持ってみると結構ズッシリと感じます。サイズは15.1×5.8×3.8cmです。
カバンに入れているとちょっと重さを感じると思いますが、玄関に置いておいたり、車に積んでおいたりする分には問題ないでしょう。
エアホース
エアポンプ本体と自転車などの空気充填対象をつなぐためのホースです。
この写真の左側を空気充填対象に右側をエアポンプ側につなげます。ホース部分は繊維でガードされており簡単に破損しないようになっています。
このエアホースの長さは約16cmです。
エアホースのエアポンプ側はネジ山があり、エアポンプ側にねじ込んで利用します。
エアホースの空気充填対象側は車のバルブに合う形になっています(多分)。黒の部分は回転することができバルブや後述のアタッチメント(エアノズル)としっかり接続することができます。
このエアホースをエアポンプ本体に接続するとこんな感じになります。
なんとなくトランシーバーのような形状です。
ボール用エアノズル
バスケットボールのようなものに空気を入れる場合にはこのノズルを使います。
このノズルをエアホースの先端に固定し、空気充填対象に差し込む形になります。
自転車用エアノズル
自転車のタイヤに空気を入れるときに使うアダプタです。すべての自転車に使えるわけではないと思いますが、私の一普通の自転車にはこれが使えました。
この写真の左側を自転車のバルブ側に固定し、右側をエアホース側に固定します。
下の写真はエアホースにつけた様子です。
かなり小さい部品なのでなくさないようにしましょう。
浮き輪用エアノズル
浮き輪などに空気を入れるときに使うアダプタです。
エアホースにつけると次のようになります。
なお、このノズルがうまくはまらない場合は、このノズルの先端を押しつけて空気を入れることになると思います。
家にあるバランスボールにはこれで空気を入れることができました。
USBケーブル
何の変哲も無いmicroUSBケーブルです。
いまやどの家にもあると思いますが、ちゃんとこの製品にも付属します。
取扱説明書
実際に使って見る
まずは電源をいれて本体メニューを確認してみます。
電源のオン・オフ
電源オンは電源ボタンを長押しすることで行います。電源ボタンを押すとディスプレイが点灯するので、表示されるバーが右側に到達するまで押し続けます。
電源オフは同じく電源ボタンを長押しです。今度は表示されるバーが左端に到達するまで押し続ければ電源がオフになります。
モード切替
このエアポンプには「自動車」「バイク」「自転車」「ボール」「カスタム」があり、右端のボタン(SETボタン)で切り替えることができます。
車のアイコンが表示されたら「自動車モード」です。
1回SETボタンを押すと「バイクモード」になります。
その次は「自転車モード」となります。
自転車モードの次は「ボールモード」です。
最後に「カスタムモード」になります。
このように5つのモードがありますが、実は動作は変わりません。
変わるのは設定できる空気圧の上限と、設定値をモード毎に選べるという点です。例えば、自動車モードは2気圧、自転車の場合は300kPaのように個別に設定することができます。
単位変更
空気圧を表現する単位には様々な物があります。
このエアポンプでは表示する気圧の単位として「PSI」「BAR」「KPA」「kg/cm2」から選ぶことができます。
切替は左端の「U/LED」ボタンを押すことによって行います。
最初は「PSI」です。
ボタンを1回押すと「BAR」に変わります。
次はKPA(キロパスカル)です。
最後にkg/cm2になります。
自転車や車など空気充填対象によって使われる単位が異なりますので、使いやすい単位を選ぶようにしましょう。
空気圧の調整
空気を充填する前にターゲットとする空気圧を調整することができます。
調整には真ん中の2つのボタン(プラスボタンとマイナスボタン)を利用します。
マイナスボタンを押すとターゲットの空気圧は下がります。
逆にターゲットの気圧を上げたい場合はプラスボタンを押しましょう。
ボタンを押す毎に気圧が上がります。
自転車タイヤに空気を入れてみる
このエアポンプを使って実際に自転車のタイヤに空気を入れてみたいと思います。
かなりおんぼろの自転車ですがタイヤにちゃんと空気が入っていれば快適に乗ることができます。
まずどれくらいの気圧で茎を入れれば良いかを確認しましょう。普通の自転車タイヤですと側面に適正気圧が書かれています。
私の自転車のタイヤは「300KPA」でした。
そこでエアポンプのモードを「自転車モード」、単位を「KPA」にして、ターゲットとする気圧を「300KPA」に合わせましょう。
次に自転車のバルブのキャップを外します。
このバルブの部分にはエアポンプに付属している自転車用エアノズルを固定しましょう。
そしてエアホースをこの自転車用エアノズルに接続します。固定するときは黒い部分をくるくる回すとネジ留めすることができます。
ここまできたらエアポンプの電源ボタンを1回押して空気の充填を始めましょう。
空気の充填中はかなり大きな音が鳴りますので、驚かないようにしましょう。また振動するのでしっかりエアポンプを持ちましょう。
空気充填を始めると現在の空気圧がディスプレイに表示されます。
この「現在の空気圧」は上下しながら徐々に上がっていきます。
この数値がターゲットの数値になったら電源ボタンを1回押して空気充填を終了させましょう。
本当はターゲットの空気圧に到達したら自動停止するのだと思いますが、心配だったので私は自分で止めてしまいました。
なお空気の充填はかなりゆっくりです。自転車屋さんの電動エアポンプは数秒で空気が入りますが、今回購入したエアポンプではじっくり待つ必要があります。
モバイルバッテリーとして使う
このエアポンプはモバイルバッテリーとして使うことができます。
使い方は簡単です。エアポンプのUSBポートに充電したいスマホなどを接続してエアポンプの電源を入れるだけです。
実際に試してみると約1Aの電流(=5W)で充電できることが確認できました。
5Wですので充電速度としては低速な部類となりますが、ピンチのときには使えるでしょう。
LEDライトとして使う
LEDライトとして使うためには、このエアポンプをONにしたら一番左のボタンを長押ししましょう。
これでLEDランプが光ります。
スマホよりは持ちやすいので、懐中電灯がわりになりそうです。
まとめ
今回は海外通販GearBestでUSB充電式の電動エアポンプを購入したことを紹介しました。
コンパクトで保管がしやすいサイズでありながら自転車のタイヤやバランスボールには問題なく空気を充填することができました。
ただパワーが弱いので空気のでかたはかなりゆっくりです。エアベッドや大きな自動車のタイヤなどの空気充填量が多い物に使う場合は、もう少ししっかりとしたエアポンプを入手したが良いかもしれません。
次回は自動車のバッテリーチェッカーを紹介します。
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