しかし、イマイチな点もあったので、新たなスマート温度計・湿度計を購入したことを紹介したいと思います。
スマート温度計・湿度計
ここではスマートフォンと連携できるスマートセンサーをスマート温度計・スマート湿度計としています。
スマート温度計はスマホアプリで温度をその時点の確認できるだけでなく、温度変化のログが確認できるので節電などの作戦を考えるのに役に立ちます。
私はこれまで5台のスマート温度計・湿度計を試したことがあります。
3番目の製品はスマートリモコンですが温度計・湿度計機能が付いているため、スマート温度計・湿度計としても使えます。
机の上で載りようという観点でいくと、この中で一番良かったのは「Xiaomi (Mijia) 電子温度・湿度計 Pro」です。
その理由は
- 温度計・湿度計の他に時計が付いていて時間確認ができる
- ディスプレイがE-Inkで視認性が高い
の2点です。
しかし、スマートフォンと連携するためのアプリがイマイチという致命的な問題がありました。
スマートフォンアプリとしては今のところSmart Lifeアプリを使いたいと思っているので、Smart Lifeアプリに対応した製品で「時計機能付」を探すことにしました。
残念ながらE-Inkディスプレイの製品はないようでした。
時計付きWi-Fi対応温度・湿度センサーを購入!
いつものごとくAliExpressで
- 時計付きのスマート温度・温度センサー
- Smart Lifeアプリ対応
を探したところ、見つけたのがこの製品です。
以前購入したNAS-TH02と外見はそっくりですが、時計が付いているのがポイントです。
写真を見る限り時計が24時間制なのも好みです。
調べてみるとどうもこの製品のようです。
とりあえずこの製品を買ってみて試してみることにしました。
「4in1」となっているのは「温度センサー」「湿度センサー」「輝度センサー」「時計」の4つの機能があるからのようです。
なおAliExpressでの購入方法については下記を参照してください。
Tuya 時計付きWi-Fi対応温度・湿度センサー NAS-CW01W6
早速紹介していきます。
パッケージ
パッケージは英語表記のみです。またパッケージ自体にはNAS-CW01W6の写真は載っていません。
右上の「4in1 TEMPERATURE & HUMIDITY SENSOR」というシールでこの製品が時計付きWi-Fi対応温度・湿度センサー NAS-CW01W6であることがわかります。
パッケージの背面を見ると様々なスマートデバイスが描かれており「4in1 temperature and humidity sensor」のところに丸がつけられています。
どうやらこのパッケージはいろいろな製品で共通に使われるもののようです。
パッケージの中身はNAS-CW01W62本体・取扱説明書(英語)・固定用ビスとなっています。
固定用のビスは壁などにNAS-CW01W6を設置する際に利用するもので、机や棚にNAS-CW01W6を設置する際には不要です。
温度・湿度センサー NAS-CW01W6本体
NAS-CW01W6の入手時にはディスプレイ面には保護フィルムが貼ってあります。本体のサイズは84×55×32mmとなります。
上面にはボタンが二つとセンサー用のスリットがあります。
「F/C」のラベルのボタンは温度表記を華氏・摂氏を切り替えるためのもので、「Reset」はWi-Fi接続がうまくいかない場合などにリセットするためのものです。
背面には特にボタンはありません。背部の大部分は電池ボックスになっていて上部には壁掛け設置時用の穴があります。また右下にはアラーム用と思われるスピーカーの穴があります。
電池ボックスを開けると単三電池を二本いれるスペースが現れます。
セットアップはこのスペースに単三電池を二本挿入して電池ボックスを閉めるだけです。
NAS-CW01W6を横から見てみるとディスプレイが傾いておりやや上方を向いていることがわかります。
このため机やテーブルになど視線の下側になる位置に設置した際にディスプレイが見やすくなります。
取扱説明書
取扱説明書は英語です。
重要なところは「Get Started」の項目です。
この部分にはSmart Lifeアプリをダウンロードするための情報と、Wi-Fi接続するための情報が記載されています。
NAS-CW01W6本体のセットアップ
NAS-CW01W6本体のセットアップは単三電池2本をセットするだけです。
私はニッケル水素の充電池を利用しました。
電池をセットすると画面には時刻・温度・湿度・輝度が表示されます。
温度・湿度・輝度についてはこれで表示されるようになりますが、時刻に関しては「00:00」からスタートすることになってしまい正しい時刻になりません。
時刻と日付に関してはSmart Lifeアプリと連携させることで正確になります。
Smart Lifeアプリの導入
この部分は以前の記事のコピペです。
NAS-CW01W6とスマートフォンを連携するためのアプリが「Smart Life」です。
私の場合はAndroidスマートフォンで試しました。
アプリをインストールして起動するとプライバシーポリシーと利用規約への同意を求められます。
次はアカウントのログインです。これまでSmart Lifeアプリを利用したことがある場合は「既存のアカウントでログイン」を選択することになります。はじめてSmart Lifeアプリを使用する場合にも、Googleアカウントを流用したい場合は「既存のアカウントでログイン」を選択しましょう。
私ははじめてSmart Lifeを使うのですが、新たにアカウントを作るのも面倒なので、Googleアカウントを利用することにしました。
Googleアカウントを利用するには次に表示される画面でプライバシーポリシーと利用規約のチェックボックスをオンにした上で、画面下のGoogleアイコンを選択します。
すると利用するアカウントを選択する画面になりますので、自分のGoogleアカウントを選択します。
ログインに成功すると次のような画面が表示されますが、「アプリを開く」を選択します。
ここでSmart Lifeアプリに通知を許可するかどうかを聞かれます。私は許可をしておきました。
するとプッシュメッセージを受信するにはスマホ側の設定が必要と表示されますので「設定」を選択してスマホの設定を変えておきましょう。
さらに位置情報に関する権限も要求してきます。
位置情報のアクセスは「アプリ使用時のみ」を選択しておけば良いでしょう。
これでSmart Lifeアプリのインストールと初期設定の完了です。
Smart Lifeアプリへデバイスの追加
Smart LifeアプリへNAS-CW01W6を登録することで、Smart Lifeアプリから温度・湿度の確認やログを見ることができるようになります。
まず事前準備として下記を整えておきます。
- NAS-CW01W6に電池をセットしておく
- Smart Lifeアプリを初期設定した後、一度強制終了させておく
- スマートフォンのBluetoothとWi-Fiをオンにしておく
- Wi-Fiルータの近く(同じ部屋)にNAS-CW01W6とスマートフォンを持ってくる
Smart Lifeアプリは強制終了しなくても良いのですが、いったん終了しておくとアプリ起動時に検出してくれるので操作が楽になります。
初めて電池をセットした状態だとNAS-CW01W6のディスプレイ下に埋め込まれている白色LEDが点滅しているはずです。
この状態でSmart Lifeアプリを起動してみましょう。うまくいけば下記の画面のようにNAS-CW01W6を自動検出します。
自動検出に成功したら追加を選択すればOKです。
自動検出されない場合は右上の「+」から「デバイスの追加」を選択します。
追加するデバイスとしては「セキュリティ&センサ」のところにある「温度湿度センサー(Ble+Wi-Fi)」を選択すればよいと思います。
次のような画面が表示されたらNAS-CW01W6の上面のResetボタンを5秒間以上長押ししてWi-Fiアイコンが点滅するのを待ちましょう。
Wi-Fiアイコンが点滅したら「ライトが点滅していること確認してください」を選択します。
私は試していませんが、これで検出できるのではないかと思います。
これでもうまくいかない場合は取扱説明書にある「3-1-2 AP compatible Mode」の手順を試してください。
次にNAS-CW01W6を接続したいWi-Fiアクセスポイントの情報を入力します。NAS-CW01W6は2.4GHzのWi-Fiしか使えないので、2.4GHzのアクセスポイント情報を入力するようにしてください。
初期値はスマートフォンが接続しているWi-Fiアクセスポイントの情報が表示されると思いますが、5GHzを利用している時はそのままではNAS-CW01W6が接続できないので注意が必要です。
Wi-Fiアクセスポイント情報を入力してしばらくして接続に成功すると、次のような画面になります。
NAS-CW01W6がWi-Fiアクセスポイントから離れていると接続に失敗しやすいようです。
NAS-CW01W6の設置予定場所にかかわらず、Wi-Fiアクセスポイントの近くで接続作業をすることをオススメします。
また接続に失敗した場合は「デバイスの追加」からやり直すとうまくいく場合があります。
接続完了の画面ではペンアイコンを選択するとデバイスの名前を変更することができます。デフォルトでは「4IN1 Temperature and Humidity」という名前になるので、わかりやすい名前に変えると良いでしょう。
この画面で完了を選択すればデバイスの登録完了です。
Smart Lifeアプリにデバイスをはじめて登録した場合には、Smart LifeアプリにBluetoothアクセスの許可と、位置情報のアクセスを求められるかもしれません。
この場合は許可をしておきましょう。
温度・湿度・輝度の確認
Smart Lifeアプリで登録したNAS-CW01W6を選択すると次のような画面が表示されます。
この画面で現在の「温度」「湿度」「輝度」を確認することができます。
また中央付近(輝度の下)のグラフを選択すると「温度」「湿度」「輝度」の変化の履歴を見ることができます。
ここでは1日の履歴を示していますが、月・年での履歴も表示させることができます。
履歴をみれば睡眠中に温度が下がりすぎていないかとか、睡眠中はエアコンを泊めても大丈夫そうとか、分析ができるのではないかと思います。
NAS-CW01W6を使った自動制御
Smart Lifeアプリの「シーン」を使うとNAS-CW01W6の測定データを使った自動制御を実現することができます。
自動制御には制御対象のデバイスもSmart Lifeアプリで制御できる必要があります。
エアコンや扇風機などを制御したい場合にはスマートリモコンを導入するのが現実的です。
Smart Lifeアプリでシーンを選択すると自動化をするための「シーン」を作成できます。
NAS-CW01W6を使った自動制御をするためには、シーンの種類として「デバイスの状態が変化した場合」を選択します。
デバイスはNAS-CW01W6(デフォルトでは「4IN1 Temperature and Humidity)を選択します。
次にNAS-CW01W6(のどの状態が変化を利用するのかを選択します。ここでは輝度を選択してみます。
次の輝度がどうなったら自動実行を利用するのかを指定します。ここでは輝度が10ルクス以下になったという条件を設定してみます。
これで自動実行の条件が指定できたので、次は自動実行する内容を設定します。このためには下記の画面で「さらに」の「+」を選択します。
ここでスマートリモコンなどを使ってエアコンや扇風機をオフにしたいのであれば「単一デバイスを制御する」を選択してエアコンや扇風機を操作する設定をすればOKです。
たとえば仕事部屋にNAS-CW01W6を設置した場合は、「部屋が暗くなったら(=誰もいなくなったら)エアコンをオフ」というような自動制御をすることが可能になります。
自動実行条件には湿度や温度も選ぶことができますし、自動実行の内容はデバイスの制御意外にもスマートフォンに通知を送るなども可能です。
まとめ
今回はTuya 時計付きWi-Fi対応温度・湿度センサー NAS-CW01W6を購入したことを紹介しました。
スマート温度計・湿度計として使うだけでなく、時計機能がついているので時刻の確認ができるので机などの上に置いておくのに最適です。
またSmart Lifeアプリと連携させて、このセンサーの情報を使った自動制御も行うことができます。スマート温度計・湿度計を導入したい方にはお勧めの製品です。
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