前回はEverBuyingの8周年セールを紹介しました。
今回からは再び中華タブレットの話題に戻ります。今回紹介するのはTeclast X16 Plusという10インチクラスのAndroidタブレットです。
このTeclast X16 Plusは海外通販サイトのGearBestから提供していただきました。
GearBestでの購入方法については下記をご覧ください。GearBestではTeclast X16 Plusは139.89ドル (日本円で約1万5千円…2016/05/23の価格)で発売しています。
購入にトライしようと思う方は下記サイトを参照してみてください。
Teclastについて
実は私がTeclastのAndroidタブレットを手にするのはこれが初めてではありません。
いまからさかのぼるほど4年ほど前、上海の電脳街でTeclast P81HDという8インチのAndroidタブレットを購入したことがあるのです。
このTeclast P81HDは約13,000円(カバー込み)で入手したもので、Androidバージョンは2.3(のちに4.0に更新あり)、メモリは512MB、CPUはCortex-A8 1GHz(当然シングルコア)というものでした。
しかし、ある日突然起動しなくなり、中華タブレットの恐ろしさを身を以て教えてくれた思い出のタブレットです。
Teclast X16 Plusについて
Teclastは多数のタブレットをリリースしている中国のメーカです。上記のように2012年初頭の時点でタブレットを発売していたので、中華タブレット業界では老舗といえるかもしれません。
- サイト Teclast公式サイト(英語)
今回からレビューするのはTeclastが2016年4月にリリースした10.6インチのタブレットになります。OSはAndroidでWindows10ではないので注意が必要です。
スペックは次の通りです。
CPU | Intel Cherry Trail x5-Z8300 1.44GHz Quad Core |
---|---|
GPU | Intel HD Graphic |
RAM | 2GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
拡張ストレージ | microSDカード対応(最大128GB) |
ディスプレイ | 10.6インチ IPS液晶 1920×1080 |
拡張ポート | microSD, microUSB(OTG対応), microHDMI, イヤホンジャック, ドッキングポート |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11b/g/n, Bluetooth(?), Wi-Fi Display |
カメラ | 背面 2メガピクセル、正面 2メガピクセル |
バッテリ | 4000mAh |
サイズ | 27.5×16.97×0.70cm |
重さ | 625グラム |
詳細はオフィシャルページを参照してください。なお、GearBestのTeclast X16 Plusのページでは3Gが内蔵されていると記載されていますが、これは間違えだと思います。
オフィシャルページの内容を見ると、ウリはサムスンパネルを使った10.6インチのフルHDディスプレイのようです。
10インチクラスでフルHDディスプレイのタブレットは、200ドル前後の製品が多いため、価格は100ドル台前半のTeclast X16 Plusはコスト的には安い部類に入るとおもいます。
開梱!
Teclast X16 PlusはGearBestからFedexで送られてきました。輸入時の消費税はかかりませんでした。
送られてきた段ボールを開けるとタブレットの外箱が出てきました。写真ではグレーっぽいですが、実物はもう少し白に近い感じです。Chuwi H8 Proの箱もそうでしたが、Teclast X16 Plusの箱も型番などの情報はシールで貼られていて、同じ箱を使いまわせるようになっています。
箱の裏面には中国語スペックの貼られています。
スペックの部分を拡大するとこのようになります。
気になるのは「効能支持」のところに黒く塗りつぶされている項目があるところです。これは私が塗りつぶしたのではないく、入手したときから塗りつぶされていました。
いろいろ調べてみると、ここは「藍牙4.0 (Bluetooth 4.0)」と書かれていたようです。なぜ消された状態で出荷されているのか非常に気になります。あとでBluetoothが使えるのか使えないのか調べてみようと思います。
外箱をあげるとこんな感じです。左側の部分にはUSBケーブルなどが入っています。
内容物を取り出すと次のようになります。
下段がタブレット本体(ビニールケースに入っていましたが外しています)です。上段は左側から、USBケーブル(microUSB)、OTGケーブル、検査合格証、取扱説明書(英語)、取扱説明書(中国語)となります。これ以外に取扱説明書(中国語)には保証書が挟まっていました。
意外なことに充電のためのUSB-ACアダプタは同梱されていませんでした。同梱忘れなのか元からないのかはわかりません。
おそらく同梱忘れです。
Teclast X16 Plusのバッテリーは容量が大きいので出力の小さいUSB-ACアダプタで充電するとかなり時間がかかります。出力2.0AのUSB-ACアダプタを使った方がよいでしょう。
出力1.0AのUSB-ACアダプタを使っても充電できるようですがかなり時間がかかりますので注意が必要です。
ちなみに箱のふたの内側にはスポンジが貼られていました。輸送中の破損を防ぐためのものです。
タブレット本体の確認
それでは中身の確認をしていきましょう。
正面は本体はこんな感じです。中央の上部にカメラがあります。写真ではわかりませんが左上に通知用のLEDがあります。ボタンやタッチセンサーはありません。
パッと見た感じ、最近の端末としてはちょっと額縁部分が広い気がするのが残念なところです。左右はもう少し細くできそうですが、左右にはスピーカーが入っているので、捕捉できないのかもしれません。
背面はシルバーで、中央上部にカメラがあります。右側にはmicroSDカードを挿入するスロットがありますが、特にカバー等はありません。なお、背面には保護シールが張られています。
本体上面には各種コネクタとボタンがついています。
液晶面を上にした状態で右側半分には、microHDMコネクタ・microUSBコネクタ・ヘッドホンジャックがあります。
反対側には電源ボタンとボリュームボタンがあります。
本体底面にはドックコネクタがあります。Teclastのキーボードを接続できるようです。
なお、両サイドは写真を撮りませんでしたが、スピーカーの穴があります。
サイズ感
一言でいうとでかいです。だいたいA4サイズを一回り小さくしたぐらいです。
8インチタブレットのChuwi Hi8 Proと比較するとこのようになります。額縁部が厚いだけに全体的にかなり大きく感じます。
Teclast X16 PlusとChuwi Hi8 Proを重ねて、横に5インチスマホのNexus5を置いてみました(背景が黒でわかりにくいですが)。Teclast X16 Plusの大きさがわかると思います。
大きいですが、剛性はしっかりとしているため、端を持つと筐体がゆがむというようなことはありません。
持ちはこぶにはちょっと躊躇する大きさですが、ノートPCと比べれば小さいので、ノートPCの置き換えという位置づけなのかもしれません。
付属品の確認
付属品はmicroUSBケーブルとOTGケーブルです。
microUSBケーブルは特に特徴はありません。長さ75cmほどの白色のケーブルです。
OTGケーブルはちょっと珍しいかもしれません。OTGとはOn-The-Goの略で、1台の機器がUSBのデバイスにもホストにもなれる仕組みのことです。Teclast X16 PlusはOTG機能を持っているので、このOTGケーブルを介してマウスやキーボードを接続することができます。
まとめ
今回はGearBestから提供してただいた中華AndroidタブレットTeclast X16 Plusを紹介しました。
個人輸入すると1.5万円という価格で10インチクラスのタブレットでは安価な部類に入るものです。サムスンの液晶パネルを使っているということで、画面に自信があるようなので、動かしてみるのが楽しみなところです。
次回はTeclast X16 Plusの電源を入れて初期設定をしたいと思います
海外通販サイトで販売されている無線機器は日本国内の技術基準適合証明を取得していない可能性があります。
そのような機器を日本国内で使用すると、電波法違反に問われる場合もあります。
本ブログは技術標準適合証明を未取得の機器の利用を推奨しているわけではありません。
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