ServersMan@VPSのセットアップ その2: 各種設定の復帰

設定の復帰

前回ServersMan@VPSを初期化して最初にするべきこととしてSSHの設定を紹介しました。

今回はその続きとしてネットワークの設定など各種設定を行います(復帰させます)。本来ならばiptablesで外部からの保護をしなければならないのですが、説明の都合上3回ほど後に紹介します。

バックアップしたファイルの復帰

VPSの初期化前にバックアップしたファイルを復帰させます。ここで復帰させるのは

  • /etcのバックアップファイル
  • /usr/localのバックアップファイル
  • /homeのバックアップファイル

です。/usr/localと/homeのバックアップファイルはそのまま展開して上書きしてしまえばOKです。

/etcのバックアップデータに関しては上書きはせず、どこかに展開してすぐに参照できるようにしておきます。そこから必要なファイルのみ/etcにコピーして復帰させます。

私は/etc/backというディレクトリを作ってそこに/etcのバックアップファイルを展開しておきました。バックアップファイルがetc.tgzならば次のようにすればよいでしょう。

sudo mkdir /etc/backup
cd /etc/backup
sudo tar xfvz /バックアップファイルがある場所/etc.tgz

ネットワークの設定の復帰

ネットワーク周りで重要なのは/etcにあるhostnameファイルとhostsファイルです。

この二つのファイルをバックアップしておいたファイルで上書きします。

sudo cp -a /etc/backup/hostname /etc
sudo cp -a /etc/backup/hosts /etc

新しくインストールす場合は次のような内容にしておきます。

  • hostname

    host.example.com
  • hosts

    127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
        AAA.BBB.CCC.DDD host.example.com
        ::1 localhost.localdomain localhost

host.example.comのhostは自分のVPSのホスト名を適当に設定します。これは自由に選んでかまいません。host.example.comのexample.comはドメイン名です。これはインターネットの他のドメイン名とかぶらない名称にする必要があります。 ここは勝手に指定してしまうとトラブルが発生する可能性があります。

自分のドメインをお持ちの方はそのドメインを指定します。ちなみにexample.comは実験用のドメイン名として予約されています。

ファイルの準備が終わったら次のコマンドでホスト名・ドメイン名を反映します。

sudo /etc/init.d/hostname.sh start

NTP設定の復帰

次に時刻合わせシステムであるNTPの設定を行います。

調べてみたところNTPパッケージはインストールされていなかったので、インストーしておきます。

sudo apt-get install ntp
sudo cp /etc/backup/ntp.conf /etc
sudo service ntp restart

もしエラーが出た場合はいったん「sudo apt-get update」を行ってから実施してみてください。

無事にインストールできたら設定ファイルを書き戻します。

sudo cp -a /etc/backup/ntp.conf /etc

新しくインストールする場合は、

server 0.debian.pool.ntp.org iburst dynamic
server 1.debian.pool.ntp.org iburst dynamic
server 2.debian.pool.ntp.org iburst dynamic
server 3.debian.pool.ntp.org iburst dynamic

の行をすべて削除(あるいは先頭に「#」を挿入してコメントアウト)し、次の4行を付け加えます。

server ntp1.dti.ne.jp
server ntp2.dti.ne.jp
server ntp3.dti.ne.jp
server ntp.dti.ad.jp

ファイルの準備が終わったら次のコマンドでNTPサーバを再起動します。

sudo service ntp restart

ロケールの設定

デフォルトではちゃんとロケール(言語情報)が設定されておらず、日本語対応ができていません。

ロケール用のコマンドをインストールして、ロケールの設定を行います。

sudo aptitude install util-linux-locales
sudo dpkg-reconfigure locales

これでロケールを選択する画面が出るので、「en_US.ISO-8859-1」「en_US.UTF-8」「ja_JP.EUC-JP」「ja_JP.UTF-8 」あたりを選んでおきます。デフォルトは「en_US.UTF-8」にしておきます

まとめ

今回はServersMan@VPSでSSHの設定の後の行う各種設定の復帰方法について紹介しました。この辺は管理ファイルを書き戻すだけでよいので簡単です。

次回はDebianのパッケージの調整を行います。