前回はウクライナのKyivstarのプリペイドSIMカードをアクティベートして使えるようにしました。
今回はこのプリペイドSIMカードでインターネット通信をできるようにします。
パッケージの有効化
購入したプリペイドSIMカードは「Smartphone+」というパッケージのものですが、「Smartphone+」として使えるようにするためには、95UAH以上TOP UPしてから「Smartphone+」パケージを有効化しなければいけないようです。
空港でプリペイドSIMカードを購入した場合はこれも店員さんがやってくれます。
そのやり方なんですが「*14・・・」に発信していたようなのですが、よくわかりませんでした。
Kyivstarのパンフレットを見る限りでは「477*1」に電話して申し込むようになっています。
私は試していませんが、おそらくウクライナ語で音声が流れると思いますので、この操作は店員さんにやってもらうことをお勧めします。
有効化に成功すると次のようなSMSが送られてきます。
翻訳してみると「Smartphone+パッケージが有効になり、Kyivstar間での無制限の通話、1500MBのデータ通信、60分の通話が与えられた」「残高から95UAHを引いた」「残高確認は*111#、データ残量確認は*112#」という内容のようです。
データ通信の設定
Smatphone+パッケージが有効になったらデータ通信をするためにAPNの設定を行います。
「設定」→「ネットワーク設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」を開き、メニューボタンを押して「新しいAPN」を選択します。そして次のように設定します。
名前 | kyivstar (なんでもよい) |
---|---|
APN | internet |
ユーザ名 | なし (空欄) |
パスワード | なし (空欄) |
ちなみにこれも店員さんがやってくれます。店員さんにお願いするときには、スマホの言語設定を英語に変更しておきましょう。
通常はこれでOKなのですが、私のスマホ(AQUOS PHONE ZETA SH-02E)の場合はなぜかローミング状態になってしまいます。
このため「設定」→「設定」→「ネットワーク設定」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」を「オン」にします。これでローミング状態でもデータ通信ができるようになります。ローミング手数的なものはかかりませんが、KyivstarのSIMから他のSIMに替えた場合や、KyivstarのSIMを差したままウクライナ国外に出る場合はこの設定をオフにするのを忘れないようにしましょう。
これでOKです。設定メニューから端末の状態を確認すると3.5G(HSPA)で接続していることがわかります。
ステータス確認
プリペイドSIMカードを使う上で気になるのはあとどのくらいの残高が残っているかということです。Kyivstarでは問い合わせたい内容によってコマンドが4つ用意されています。
確認結果はウクライナ語(?)で表示されるのですが、数値の部分を見れば何とか理解できるのではないかと思います。
残高確認
まずはプリペイドSIMカードに残高がどれくらい残っているかを確認する方法です。
これは「*111#」に発信です。
この例では残高は「0.50UAH」と表示されています。また、パッケージの残量については「*112#」と「*119#」で、使用量については「*252#」が利用できることが案内されています。
パッケージの残量確認と有効期限確認
これは「*112#」と「*119#」を利用します。
「*112#」に発信すると次のようなメッセージが表示されます。
この例では、有効期限が2015年9月8日、他のネットワークとの通話の残量が59分、インターネットのデータ残量が1194.43MB, 使用したSMS(?)が0通と表示されています。
さらに「*119#」に発信すると次のようなメッセージが表示されます。
この例ではボーナス・SMS・MMSがゼロと表示されています。「Smartphone+」では関係ありませんが、他のパッケージなどではボーナスがついていてここに何か表示されるのかもしれません。
使用状況の確認
使用状況を確認するには「*252#」を利用します。
「*252#」に発信すると次のようなメッセージが表示されます。
この例では、この日の使用量が95.25MBであったと表示されています。
データ通信量の残量を確認する方法はよくありますが、その日の使用量を確認するコマンドはあまり目にしません。このようなコマンドがあると、使いすぎ防止に役に立つかもしれません。
まとめ
今回はウクライナのKyivstarのプリペイドSIMカードでインターネット通信する方法を紹介しました。
空港でプリペイドSIMカードを購入するとすべて店員さんがやってくれるので間違えありません。残高確認などはウクライナ語が壁ですが何とか数値を見ることで解読することができそうです。
次回はウクライナのKyivstarの実際の使い勝手について紹介します。
コメント